1週間遅れの「梅雨明け宣言」が出されました。これからしばらく暑さとのかかわり
です。
少し今日は体を安めることにしました。掃除の後は読書となりました。暑いときは
あまり硬い本も敬遠しました。
「佐賀のがばいばあちゃん」 漫才師[B&B」の一人島田洋七さん(1950年生
まれ)の書かれた本で最近話題となり、吉行和子さんで映画化もされています。(封切りはまだのよう)
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父が広島の地で原爆症に侵されなくなった後、母は働かねばならず洋七さんは
8歳から中学卒業までの8年間を佐賀の田舎ででおばあさん(おさのさん)のもと
で、 少年時代を過ごしたときのことを書いた本です。
「がばい」(すごい)と言う意味 昭和33年頃からですから何処もまだ貧しい生
活の最中でした。充分に貧乏生活をしながらも明るく笑顔を振舞うばあちゃん、
ばあちゃんの一つ一つの言葉(語録)に含蓄があり、読んでいても思わず笑いがこ
み上げました。
洋七さんの原点はこのばあちゃんとの生活にあるのでしょう。
「がばいばあちゃんの語録」をいくつか挙げてみます。
。「暑い」「寒い」とうるさく言うな。夏は冬に感謝し、冬は夏に感謝しんしゃい。
。二股の大根も、切って煮込めば一緒、曲がったきゅうりも、きざんで塩でもんだ
ら同じこと。
。貧乏には二通りある。暗い貧乏と、明るい貧乏。うちは明るい貧乏だからよか
先祖代々貧乏だから。自信を持ちなさい。
。人間は死ぬまで夢を持て、その夢が叶わなくても、しょせん夢だから。
。人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切。
。生きていることが面白い。なりふりかまうより、工夫してみろ。
。ケチは最低!節約は天才!
。世の中には、病気で死にたくない人がいっぱい居るのに、自殺なんて贅沢だ。
。鰯を食べてるかっらて貧乏じゃない、昔の人が鰯を見て鯛と名前をつけていたら
鰯は鯛ばい。
。2,3人に嫌われても、反対を向けば一億人居る。
洋七少年は野球少年で中学を卒業すると、広島の名門広陵高校へ特待生として
入学したのです。 今は漫才で師匠をされています。
「 はまぼう」 ハイビスカスに似た花です。5ヶ所(南伊勢町)には
群生地があります。これは4,5年前に買って植えたものです。
本は同じく「がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい」と2冊とも読みました。面白いですよ。映画も評判みたいです。