”月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也”これは松尾芭蕉
の「奥の細道」での冒頭の言葉です。
月日というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、来ては去り、
去っては来る年もまた同じように旅人である。
80年と言う長い年月を旅してきたわたしです。山あり、谷あり、
崖っぷち、トンネル等を越えての今です。
顧みて20年の間には、肉親、友人、親しき人、の多くが亡くなり、
我が身でさえ危なっかしい齢となりました。最近は新聞紙上で死亡欄が
気になります。(伊勢市・鳥羽市など死亡者掲載)
友達同士の話の中でも終活を始めたなどと聞き、こちらも少しずつ身
辺整理をと、要らなくなった物の処分です。「思い出」として残してお
きたいと思えば処分は出来ないです。思い出も断捨離です。写真だけは
かなり処分しました。衣服がなかなかです。・・・・特に和服類は??
です。30年余り琴・三絃(三味線)に関わっていたためです。
いづれは何とかしなければですが、・・・・遺言も書いたと言う友
もいます。毎年今年こそはと思うもののその用意は未だです。
年の暮れは何となく淋しいものですね。
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