昨日は重大な任務を抱えて母の病院へ。
実は来週前半、母は特養に移ることになりました。
それを妹と昨日、母に伝えなければならず、
今でも家に帰れると思っている母に
どうやって伝えたら一番ショックが少ないかと・・・
ただ、昼夜逆転している母は私たちが病院に着いた時
熟睡中で揺すっても全く起きる気配がない・・・
仕方なく一旦外へ出て時間をつぶし
1時間くらい経ってからもう一度来院。
まだ母は寝ていましたが、このままでは昼食の時間になってしまうので
看護士さんに起こしてもらって車椅子で食堂脇の談話スペースに連れて行きました。
最近、また食事を取らなくなってしまった母は
点滴で栄養を取っていますが、私たちのことはもちろんわかります。
妹がホワイトボードに
「ママは2月に家のトイレで倒れて今は病院にいるんだよ、わかる?」
と書くと
首を横に振る母。
この病院は期限があってそろそろ出ないといけないこと、
でも、今の動けない状態で家には帰れない事、
なので他の場所に移らなければならないこと、
そこは新築なのできれいだし個室だからママが好きなように過ごせること、
今のように辛いリハビリがないこと・・・
一つ一つ完結にボードに書いて母に見せていきました。
母はうなずいたり ノーリアクションだったり
その度に微妙に反応が違っていましたが、最後はうつらうつらし始めて
本当に伝わっているんだろうか、と二人で首をかしげてしまいました。
ただ、ボードの文字を目で追っているのは確認できたので
後は母なりの方法で受け入れてくれる、と信じるしかありません。
母はアクセサリーが大好きだったので、
私が毎回付けていくビーズのリングに興味深々。
私の手を取ってそれをじっと見つめます。
身体は動かなくてもそこには以前と変わらぬ母がいました。
数日後、特養に移った母は 今度はどんな表情をするのでしょうか。
とにかく母が毎日穏やかに暮らせること、
それが一番だと思っています。