今日のシネマ
2013年 イギリス
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溜まってるレビューをなんとかしよう週間。
DVDにて3ヶ月前くらいに鑑賞・・
50年近くも前に生き別れた息子との再会を願う女性フィロミナの奇跡の実話を映画化した感動ドラマ。
イギリスに暮らす敬虔な主婦フィロミナ。
ある日、彼女は娘のジェーンにある秘密を打ち明ける。
50年前のアイルランド。
10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは修道院に入れられ、そこで息子を出産する。
そして、その息子は3歳になると無理やり養子に出されてしまったのだった。
年老いたフィロミナは、ひと目我が子に会いたいと願う。
その話をジェーンから持ちかけられた落ち目の元エリート記者マーティンは、再起を期して彼女の息子捜しを手伝うのだったが…。(TSUTAYAより)
かなり前に 『マグダレンの祈り』 というショッキングな映画を観ました。
アイルランドの修道院で起きていた信じられないような事実を描いた作品でした。
『あなたを抱きしめる日まで』は 当時、その修道院に入っていたフィロミナという女性が
50年経っても決して忘れることのできない自分の息子の行方を探す、というこれもまた実話です。
こんな風なラストなんじゃ・・・と想像が膨らむタイトルですが
多分、それとは違った結末になっていると思います。
フィロミナ(ジュディ・デンチ)が 愛おしい・・・・
そして、チャーミング!
一緒に息子を探すはめになった生真面目な記者、マーティン(スティーブ・クーガン)との対比がいいです。
内容は暗くて辛いものなのに、フィロミナの人柄により、つい吹き出してしまうようなシーンもたくさんありました。
親が子を思う気持ち・・・フィロミナの放つ言葉が胸に響きます。
そして、また子の方も、記憶さえない母を思っていたことがわかるシーンでは涙腺決壊.
この映画は宗教というものもまた強く考えさせられます。
キリスト教信者の方々には申し訳ありませんが
叩かれたら倍にして返したくなる私には、この“赦し”というものが受け入れられない・・・
でも50年の苦しみを赦したフィロミナ・・・
あなたに会ってハグしたい。
だけど あくまで理想で、私も倍返し 否 3倍返しが当然のようになってます。
フィロミナ(ジュディ・デンチ)がキュートでチャーミングなのは想像に難くないです。
ジュディは年老いてなお芸を極めるかのような上手さ。
(私が本作未見なのは置いておいてください‥ )
これからも彼女には注目しちゃいま~す。。
まぁ息子が自分の道を歩んでたからだとは思うけどね。
二人の掛け合いは面白かったです。そして母親ってやっぱり強くって子供の理解者でもあるんだと実感しました。
右の頬を打たれたら左も打たれようと思う人が
本当にいるとしたら、その人こそが神ですね。
私も苦しいとき、神様助けて、って何度もお願いした経験がありますが
本当の神様はいつも助けてはくれません。
時には厳しい試練を投げかけます。
理不尽なものもありますよね・・・・
ジュディ・デンチ 良かったです。
最初はあまり好きになれなかった記者役のスティーブ・クーガンも・・!
フィロミナの息子を思う数々の言葉に泣き笑いでした。
母は偉大ですね。
それにしても・・・この世の中には本当に信じられないようなことが
実際に起こっていた(いる)んですね。
映画でその実態を知る私たち・・・自分がいかに幸せなのか
いつも実感します。