昨夜のTVニュース、および今朝の新聞のトップで、昭和52年11月に北朝鮮に拉致された「横田めぐみ」さん(当時13歳)の父横田滋様87歳の死去が伝えられています。心から哀悼の意を表したいと思います。
思い起こせば、拉致被害者の救出活動に42年間取り組まれた温和なお人柄の姿が特に印象的です。
横田滋様、横田早紀江様ご夫妻は、拉致された娘さんのことを思えば、親としての心配と心痛、拉致のひどい行為に対する怒り、悲しみや苦しみや嘆きたくなる、抑えがたい気持ちもあったと思います。それでも、それらの湧き上がる思いを抑え、温和に対応される姿に心が動かされて来ました。
横田滋様、横田早紀江様ご夫妻の試練に直面しても、温和な心、表情はどのようにして自然に表れるようになったのだろうかと、思いを巡らしました。
きっと、ご夫妻は愛する娘さん、「めぐみ」さんに会えた時の喜びを一心に見つめ、希望に堅く立つことが出来ていたためではないだろうか、と思います。また、全てのことを希望し、信じることのできる辛抱強く、善良な愛の人だと感じます。
こうした横田滋様の温和な優しい愛情の心は、引き続き日本政府と北朝鮮の当事者の心を揺り動かし、42年間の拉致被害未解決は長すぎ、拉致被害者が1日も早く解放され、愛するご両親、兄弟、親族のもとに元気な姿で帰還されることを切望しています。
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卓上の「百合の花」
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