イエス・キリストは最後の過ぎ越しの食事の時、つまり最後の晩餐として知られる時にパンと赤いぶどう酒を用いご自分の死の記念式を制定し、弟子たちにその記念式を行い続けるように指示されました(マタイ26:26~30.ルカ22:19,20)。その後、イエスは弟子たちに、「今夜、あなた方はわたしに関してつまづく」言われたことに関し、弟子たちの反応の様子と、ペテロに対するイエスの予告の言葉が、マタイの福音書に次のように記されています。何を学ぶことができるでしょうか。
「それからイエスは彼ら(弟子たち)にこう言われた。「今夜、あなた方はわたしに関してつまずくでしょう。「わたしは牧者を打つ、すると群れの羊は散り散りになるでしょう」と書いてあるからです。しかしわたしは、よみがえらされた後、あなた方に先だってガリラヤに行きます」。しかしペテロは答えて言った、「ほかのみんながあなたに関してつまずいても、わたしは決してつまづきません!」。イエスは彼に言われた、「あなたに真実に言っておきますが、今夜、おんどりが鳴く前に、あなたは三度わたしのことを否認するでしょう」。ペテロは言った、「たとえ共に死なねばならないとしても、わたしは決してあなたのことを否認したりはしません」。ほかの弟子たちもみな同じことを言った」(マタイ26:31~35)。
イエスは、ゼカリヤ13章7節に預言されている言葉に基づき、弟子たちに「今夜、あなた方はわたしに関してつまづく」と予告されました。そのイエスの予告の言葉に対し、ペテロは胸を張って、ほかのみんながイエスに関してつまずいても、「わたしは決してつまずきません」と、答えています。これは、イエスの弟子として当然の答えであったと思えるかも知れません。しかし、イエスは以外にもペテロに対して、「今夜、おんどりが鳴く前に、あなたは三度わたしのことを否認するでしょう」れました。しかし、そのイエスの言葉に対し、ペテロや他の弟子たちも「わたしは決してあなたのことを否認したりはしません」と応じています。
イエスは、み言葉に精通しており、神エホバが語られた言葉は必ず成就することを教えておられることを学ぶことができます。イエスが語っておられる通り、み言葉の預言の言葉は必ず成就するのです(イザヤ55:9~11)。イエスの言葉から、み言葉に堅く付き従う必要があることを知ることができます。一方、弟子たちはやはり不完全でみ言葉よりも、自分の感情や知恵に基づき判断をする傾向を示しています。この後にイエスの予告された通りに、弟子たちは、一時的な人への恐れから、イエスに関してつまずき、散り散りになり、ペテロはイエスの言葉通りにおんどりが鳴く前に、イエスを三度否認することが生じました(マタイ26:56、69~75)。人間は不完全で、時にはイエスの使徒たちでも、人への恐れから、失敗したことを知ることができます。ですから、イエスが山上の垂訓の中で、み言葉を学び、守り行う「思慮深い人」となるように促されている意味について黙想し、かつエホバは憶病な者を忌み嫌われることを銘記する必要があることを学べます(マタイ7:24,25.啓示21:8)。エホバは勇気を出し、強くあるように促しておられます(ヨシュア1:5~9)。
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風ありし 向日葵揺れる 奉仕かな 今日の一句
姉妹の鉢植えの「バラ」
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