神エホバは、ご自分の預言者イザヤを通して、ご自身は契約を破ることはないが、契約下のユダヤ人が神エホバとの契約を破ったので、バビロンに捕囚されることを明らかにされました(イザヤ50:1)。
イザヤを通した続く神エホバの問いかけは、ご自分の民に対する神エホバの愛をはっきり際立たせています。次のように記されています。
「「私(エホバ)が来た時、誰もいなかったのはどうしてか。私(エホバ)が呼んだ時、誰も答えなかったのはどうしてか」」(イザヤ50:2前半)。
神エホバは、ご自分の僕である預言者たちを用いて、いわばご自分の民の家の中に入られ、心を尽くしてご自分のもとに戻るようにと懇願なさって来たのです。しかし、ご自分の民から答えは返って来ませんでした。ユダヤ人は神エホバにではなく、地の人に支援を求めることを好み、エジプトに頼ることまでしました(イザヤ30:2;31:1~3.エレミヤ37:5~7)。
エジプトは、神エホバよりも頼れる救済者でしょうか。これら神エホバに不忠実はユダヤ人は、何世紀も前に国民としての自分たちの誕生にも先立って生じた数々の出来事を忘れてしまっているようです。神エホバは、彼らに次のようにイザヤを通して尋ねられました。
「「私(エホバ)の腕は救うには短すぎるというのか。私には救う力がないというのか。私は海を叱りつけて干上がらせ、川を砂漠に変える。水がないために魚は腐り、乾き切って死ぬ。私は天に暗闇をまとわせ、粗布で覆う」」(イザヤ50:2後半、3)。
西暦前1513年当時、エジプトは、神エホバの民の待望の救出者であるどころか、圧制者でした。イスラエル人はそのエジプトで奴隷となっていました。しかし、神エホバは約束通り、イスラエル人をエジプトの地から救出をされました。まず、神エホバはエジプトに十の災厄を下しました。10番目の災厄の後、エジプトのファラオは追い立てるようにしてイスラエル人を
エジプトから去らせました(出エジプト記7:1412,31)。ところが、イスラエル人が去ると、ファラオは心変わりし、イスラエル人をエジプトに連れ戻すため、軍隊を招集して出撃しました(出エジプト記14:5~9)。イスラエル人は、後ろにはエジプトの大軍、前には紅海という、逃げ場のない状況に追い込まれます。しかし、神エホバはイスラエル人のために戦い、モーセを用い紅海を分けて、乾いた海底の道を通して、ご自分の民を安全に救出されました。この神エホバのご自分の民を守る行動は、今日の真のクリスチャンたちにとって、大いに励ましの力になるのではないでしょうか(出エジプト記14:23~28)。あなたも神エホバのご意志を守り行ない、神エホバと共に歩まれる方々のお一人であれば幸いです(ミカ6:8)。
ぐんぐんと 竹の子伸びる 散歩道 今日の一句
ぐんぐん伸びる「竹の子」
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