皆様方のご家庭も、自他共に認める「有能な妻」に恵まれたお家であれば幸いです。私は聖書を学ぶまでは「有能な妻」という言葉を聞いたことがなかったように思います。両親や諸先輩からは、「家庭をしっかり守る妻」、あるいは「気立てが優しく夫を立てる賢い妻」や「実際的な家事を行なう能力としてお花、お茶、洋裁、和裁、料理を一通り身に着けた妻」を選ぶようにと教えられました。また、「夫が外でしっかり働けるのは、「内助の功」によるので、そのような妻を迎えるように」とも教えられました。妻を迎えることには、愛と共に知恵や識別力が求められる、ということを認識しましたが、具体的はどのような女性がふさわしい妻、有能な妻なのかについては理解が不足していた思います。皆様方は如何でしょうか。では「有能な妻」とは、どのような妻を指すのでしょうか。
聖書の箴言の書には「有能な妻」について次のように記されています。「有能な妻はこれを所有する者(夫)にとっての冠であり、恥ずべき行いをする女は夫の骨の腐れである」(箴言12:4)。
「有能な妻」とはどのような妻のことなのでしょうか。箴言31章10節から31節に「有能な妻」とはどのような妻のことをいうのか、具体的に記されています。「有能な妻」は「さんごよりもはるかに貴い」と述べ(箴言31:10)、次のように説明されています。
1.夫は心から有能な妻を信頼し、その家庭の収益は欠けない(箴言31:11)
2.有能な妻は命の日の限り、善を持って夫に報いる(箴言31:12)
3.有能な妻は羊毛と亜麻を求め、手の喜びとなることを一生懸命家族のために行う(箴言31:13)
4.有能な妻は商人のように、家族の必要な食物を備える(箴言31:14)
5.有能な妻は朝早く起き、家族の食事を整える(箴言31:15)
6.有能な妻は必要な不動産を入手し、必要な産物を栽培する(箴言31:16)
7.有能な妻はしっかりし、働きに活力がある(箴言31:17)
8.有能な妻の商取引は良く、勤勉に働く(箴言31:18)
9.有能な妻は、家族のための必要な衣服を備える(箴言31:19,21)
10.有能な妻は、苦しむ人や貧しい人に援助の手を差し伸べる(箴言31:20)
11.有能な妻は、自分自身にもふさわしい衣服を整える(箴言31:22)
12.有能な妻の夫は、地域で知られ、信頼を得る(箴言31:23)
13.有能な妻は、下着や帯を作り、それを売り、家計を助ける(箴言31:24,25)
14.有能な妻の語る言葉には、知恵があり、愛ある親切の律法がある(箴言31:26)
15.有能な妻は、常に家庭内の状態を把握している(箴言31:27)
16.有能な妻の夫や子供たちは、彼女に称賛を与える(箴言31:28)
17.有能な妻は、普通の妻より優れている(箴言31:29)
18.有能な妻はエホバに健全な恐れを抱き、エホバ神から称賛を得る(箴言31:30)
19.有能な妻は豊かな報いを得、地域で称賛を得る(箴言31:31)
「有能な妻」は、家庭内や商取引きにおいて家族を助けるために知恵と識別力を働かせ、勤勉に働くだけではなく、語る言葉には「愛ある親切の律法があり」、貧しい人々に助けの手を差し伸べる、エホバ神に健全な恐れを抱いている妻であることが分かります。「有能な妻」は、夫の「冠」となるのです(箴言12:4)。それだけではなく、エホバ神から称賛を得るのです(箴言31:30)。箴言の書を熟読して頂き、適用される方々は幸いです。
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