あなたは、ご自分がくすしい体に創造されていることを認識し感謝していますか？（詩編１３９：１４～１６）

　私たち人間の体は実にくすしく創造されていることを認識し、偉大な創造走者エホバ神に感謝を表わされている方々は幸いです。あなたも、ご自分の体を観察されたり、各種スポーツ選手の躍動する美しい体を観察され、その均整の取れた美しさに驚嘆されたことがあるに違いありません。画家や写真家は、人間の美しい体を絵に描いたり写真に撮ったりし、芸術品を生み出します。あなたは、ご自分の体を観察し、どのようにくすしく感じていらっしゃるでしょうか。体全体の美しさでしょうか、それとも顔の造り、または内臓の造りや脳の造りでしょうか。ある人は手指の動きや目や耳や鼻や口や舌の働きにくすしさを感じられたかも知れません。私たちはだれでも、ご自分の身体を科学的に調べれば調べるほどそのくすしく創造されていることに驚嘆されるに違いありません。

　聖書には私たち男性も女性も「神の像（かたち）」に創造されたことが明記されています（創世記１：２６，２７）。それゆえ、私たちは偉大な創造者エホバ神の比類のない属性の愛や公正（義）や知恵や力を丁度映像を映し出すように反映できる体に創造されているのです。人間の人間たる証しの特質の愛や公正（義）や知恵は進化論では説明できないものです。偉大な創造者エホバ神の愛ある創造の結果であることを考察すると、人間がくすしく創造されていることを認識でき、聖書が人間は「神の像（かたち）」に創造された、と記していることが正しく認識できるようになります。

　さらに、聖書の詩編には人間が「くすしく創造」されていることを次のように記しています。

　「わたしはあなた（神エホバ）をたたえます。なぜなら、

　　　　　わたしは畏怖の念を起こさせるまでに

　　　　　くすしく造られているからです。

　　　わたしの魂（命または体全体）がよく知っているように、

　　　　　あなた（神エホバ）のみ業はくすしいのです。

　わたしがひそかに造られたとき、

　　　　　わたしが地の最も低い所で織りなされたとき、

　　　　　わたしの骨はあなたから隠されてはいませんでした。

　あなた（神エホバ）の目は胎児のときのわたしおもご覧になりました。

　　　　　あなたの書（神エホバの設計プログラム・DNAとRNA)に

　そのすべての部分が書き記されていました。（詩編１３９：１４～１６）。

　私たちの命を支える人体の細胞はどのくらいあるのでしょうか。体重７０Kgrの人は７０兆の細胞で構成されていると言われています。その極微の細胞一つ一つは核、仁、染色体（設計図のDNAを収めている）、ミトコンドリア、リボソーム等でできています。私たちの体の生体細胞を少しお調べくだされば、そのくすしさに畏怖の念を抱かれるに違いありません。人間の中に誰一人この自らの生体細胞を設計し、自ら造った人はいませんし、また偶発的に進化によって生じるものではありません。

　私たちの目や耳や鼻の造りもお調べくだされば、どのようにくすしく創造されているかを理解することができます。加えて、だれでもよくご存知の優れた五感が備わっていることをあなたもご存知のことと思います。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚です。それらの感覚すべてが釣り合いよく備わっていることをお調べくだされば、ご自身のお体のくすしさに畏怖の念を起こされるに違いありません。

　各内臓の備えと働き、血管の長さや血液をお調べくださってもくすしい造りに驚嘆されるでしょう。毎日鏡でご覧にになる顔の造り、つまり二つの目、まゆ毛、まつげ、鼻の位置、耳の位置、唇の美しい形、顔全体の調和のとれた形、頭の髪の毛の生え際、をよく観察するだけでも、くすしい造りにあらためて畏怖の念を起こさせると思います。毎日何気なく見ているお顔について認識される方々は幸いです。もしも鼻の位置が顔の右端やあごの下など、人それぞれに異なっていたら、あなたはどのように感じますか。

　私たちがそのくすしさに驚くのは脳の働きです。人間の脳は、「およそ５００億個の神経単位が、１、０００兆ものシナプス（接合部）を持ち、しかもその全体で毎秒おそらく１，０００兆の１０倍もの頻度で発信している器官の働きを、いったいどのように理解したらよいのだろうか」と、リチャード・M・レスタク博士は問いかけています。人間の設計製造する最も進んだ神経回路網型コンピューターも、その働きは、イエバエが持つ知的性能の１万分の１ほどしかない、と言われています。人間の脳がどれほど優れた器官であるかをお考えくだされば、聖書が記している通り、私たちの体がくすしい創造物であることにお気付きくださると思います。そのことを正しく認識してくださり、「神の像（かたち）」に創造してくださった、偉大な創造者エホバ神に深く感謝を表わされる方々は幸いです。しかも私たちの脳には電気コードで電気を供給する必要もなく、呼吸によって酸素を取り入れ、その酸素と血液が運ぶ栄養素が生体細胞に届けられ、休むことなく働いています。私たちのくすしい体は進化ではなく、創造されていることを認識される方々は本当に幸いな人たちなのです。その人たちは神に近づくことができるからです（ヤコブ４：７）。

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