城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

彼岸の中日 20.3.20

2020-03-20 19:10:19 | 地域のこと他
 お彼岸なので前日墓参りを済ませ(一応毎月1回お参りしている。信心深くはないが、した方が気持ちが良い。)、今日も朝城台山に出かけた。普通なら途中の一心寺では、この日地獄絵図の披露があるはずだが、ここもコロナのせいで披露は中止。珍しくお賽銭を出し、宗派は違うがお念仏を唱える。9時頃なのだが参拝者は誰もいない。

 彼岸桜(城台山)

 読みかけの本、浜矩子著「小さき者の幸せが守られる経済へ」を読み終わり、次に佐々木常夫著「人生は理不尽」を読む。お昼は昨日のカレーにだし汁を加えて、カレーうどん(もちろん家内が作った)。お昼からスナップエンドウの手を作り始める。既に花もちらほら見られるので、例年よりも収穫は早く始まりそう。支柱を立て、まわりに網を張る。寝ているエンドウが網にそって上に伸びていくようにする。これだけの作業ながら不器用で要領が悪いので3時間要した。畑にいると、一心寺の鐘の音が何度も聞こえてくる。

 これだけで終わるのは勿体ないので、コロナについて独断と偏見に満ちた話しをする。まずは中国、印刷術、火薬など多くの文明の利器をもたらす一方で、ペストやSARSやコロナなど有難くない災いをもたらす。そして、現在のコロナではペストを思い起こすような災禍を世界、特にヨーロッパにもたらしている。世界のコロナの感染者数を見ると、各国の医療の現状ばかりでなく、国民性も大いに関係しているように思われる。

 近年ヨーロッパの首脳は中国参りを加速化させている。もちろん昔アメリカ、今中国がくしゃみをすると日本は風邪を引くと言われるくらい、日本も経済面で関係を深めている。日本の感染者889人(死亡29人)に比べてイタリア35,713人(2,978人)、スペイン14,769人(638人)、ドイツ12,327人(28人)、フランス9,054人(148人)、英国2,644人(72人)ついでにアメリカ9,415人(150人)とその差が開くばかり。感染者の数は医療の水準と直接関係は薄い(防疫という点では大いに関係する)かもしれないが、死亡数となると大いに関係してくる。

 国民性というややステレオタイプな見方からすると、イタリアは開放的で政府の言うことなど聴かない。概してラテンの国イタリア、フランス、スペインは同じような国民性を持っているように思われる。ドイツはさすがベンツの国?である。死亡者がとにかく少ない。政府に対する信頼度、そして従順度も高いのではないか。英国は意外に少ない。やはりブレグジットしたからだろうか???私が注目しているのは、実はアメリカ。とにかく貧乏人は医療を満足に受けられない国である。

 一方、日本の従順度は高い。言ってみれば飼い慣らされているのかもしれない。政府に対する信頼度は高くないが、そのわりに従順なので、政府の命令によく従う。この国民性は好ましく(特に為政者にとって)もあるが、一方で恐ろしいことでもある。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする