この時期の石徹白(郡上市)が最高に好きだ。里では春の陽気だが、800m以上のこの地ではまだ冬の雰囲気が残る。そして何よりも石徹白を囲む魅力的な山々(1600m~1800m野伏、小白山、薙刀、願教寺、銚子ヶ峰、丸山、芦倉山)。和田山にテントを張り、これらの山々のどれかに登れたならば本当に幸せな気持ちになれる。
まずは未踏の薙刀山(1647m)、できれば野伏ヶ岳(1674m)に縦走できればということで、Eさんを誘い、18日と19日の一泊二日の山行を計画した。しかし、「てんきとくらす」で見る野伏ヶ岳予報では両日とも良いとはならない。前日まで粘ったが、結局18日の日帰りとした。予報では朝雪が残り、その後晴れるとのこと。家を5時前に出発、白鳥あたりでは雪模様、桧峠では除雪車が出て作業中。白山中居神社の駐車場も10cm程の積雪だった。

白山中居神社駐車場
当初林道は少し雪が残る程度と思っていたが、前夜から朝にかけて降った湿雪に覆われていた。
林道には日曜日あたりに付けられたものであろう溝(その上に新雪が乗っている)、そして新たなスキーの跡がついていた。途中まで壺足で登るが、やはり先頭はきつい。先頭私が1とするとEさんは2。最後のショートカットをする前にスノーシューを履いた。樹間からは芦倉の秀麗な姿が見えてきた。

和田山牧場跡付近は平坦な道であるが、重い新雪のせいでなかなか進むことができない。後発の単独女性スキーに追いつかれる。彼女も湿雪のことを言っていた。

牧場跡についた頃の野伏ヶ岳
それでも野伏ヶ岳を目指して登っていった。さらに単独スキーの男性が戻ってきた。彼は野伏ヶ岳の北東尾根を登るつもりであったが、沢に出くわし、この沢を渡ることができなかったということだった。彼はダイレクト尾根の登り口を確かめると言って、我々を追い抜いて行った。

牧場跡から芦倉山
私たちは和田山の状況、スノーシューを使っても30cmあるいは40cm沈んでしまう。これでは薙刀どころか野伏にも12時までには届かない。10時時点の判断なのだが、雪の状態が悪すぎる。ともかく私の体力を考え、ここでギブアップすることとした。ダイレクト尾根にあがる斜面の前に池があり、ここで昼食をとり、下ることに決定した。

この林の奥に池がある
和田山には過去2回来ているが、雪面は堅く、ダイレクト尾根も雪面は緩んでいなかった。しかし、このようなある意味僥倖に恵まれなければ、私の実力では登ることはできないことを痛切に思い知らされた。
かくして、晴天の山々を後にして、私はすごすごと退散したのであった。しかし、和田山での時間そして初めて長い時間のスノーシューの着用は十分満足できるものであった。実力のあるEさんにつきあってもらったのには最大の感謝を捧げる。お客が少ない「満天の湯」にゆっくり浸かりながら、また来ようと思った。家に帰ると意外な早帰りに驚く家内、そしてその晩のビール、楽しみは続いていた。

帰る頃の野伏ヶ岳

銚子ヶ峰方面

Eさん 奥は大日ヶ岳

帰る途中林道から見た小白山
コースタイム 白山中居神社7.30→和田山牧場跡10.10→池10:55~11:35→白山中居神社13:35
まずは未踏の薙刀山(1647m)、できれば野伏ヶ岳(1674m)に縦走できればということで、Eさんを誘い、18日と19日の一泊二日の山行を計画した。しかし、「てんきとくらす」で見る野伏ヶ岳予報では両日とも良いとはならない。前日まで粘ったが、結局18日の日帰りとした。予報では朝雪が残り、その後晴れるとのこと。家を5時前に出発、白鳥あたりでは雪模様、桧峠では除雪車が出て作業中。白山中居神社の駐車場も10cm程の積雪だった。

白山中居神社駐車場
当初林道は少し雪が残る程度と思っていたが、前夜から朝にかけて降った湿雪に覆われていた。
林道には日曜日あたりに付けられたものであろう溝(その上に新雪が乗っている)、そして新たなスキーの跡がついていた。途中まで壺足で登るが、やはり先頭はきつい。先頭私が1とするとEさんは2。最後のショートカットをする前にスノーシューを履いた。樹間からは芦倉の秀麗な姿が見えてきた。

和田山牧場跡付近は平坦な道であるが、重い新雪のせいでなかなか進むことができない。後発の単独女性スキーに追いつかれる。彼女も湿雪のことを言っていた。

牧場跡についた頃の野伏ヶ岳
それでも野伏ヶ岳を目指して登っていった。さらに単独スキーの男性が戻ってきた。彼は野伏ヶ岳の北東尾根を登るつもりであったが、沢に出くわし、この沢を渡ることができなかったということだった。彼はダイレクト尾根の登り口を確かめると言って、我々を追い抜いて行った。

牧場跡から芦倉山
私たちは和田山の状況、スノーシューを使っても30cmあるいは40cm沈んでしまう。これでは薙刀どころか野伏にも12時までには届かない。10時時点の判断なのだが、雪の状態が悪すぎる。ともかく私の体力を考え、ここでギブアップすることとした。ダイレクト尾根にあがる斜面の前に池があり、ここで昼食をとり、下ることに決定した。

この林の奥に池がある
和田山には過去2回来ているが、雪面は堅く、ダイレクト尾根も雪面は緩んでいなかった。しかし、このようなある意味僥倖に恵まれなければ、私の実力では登ることはできないことを痛切に思い知らされた。
かくして、晴天の山々を後にして、私はすごすごと退散したのであった。しかし、和田山での時間そして初めて長い時間のスノーシューの着用は十分満足できるものであった。実力のあるEさんにつきあってもらったのには最大の感謝を捧げる。お客が少ない「満天の湯」にゆっくり浸かりながら、また来ようと思った。家に帰ると意外な早帰りに驚く家内、そしてその晩のビール、楽しみは続いていた。

帰る頃の野伏ヶ岳

銚子ヶ峰方面

Eさん 奥は大日ヶ岳

帰る途中林道から見た小白山
コースタイム 白山中居神社7.30→和田山牧場跡10.10→池10:55~11:35→白山中居神社13:35

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