松山・道後温泉へは前から一度行ってみたいと思っていた。松山は「坂の上の雲」の主人公秋山真之そして正岡子規の故郷であるし、漱石の「坊ちゃん」でも有名であることは皆さんもご存じであろう。たまたま、名阪バスのツアーで道後温泉と安芸の宮島という旅行プランがあったのでそれに申し込むことにした。日程は、2月26日から28日までで、旅行支援5千円(3月末まで)の2日分と松山の旅行支援5千円(2月末まで)を使ってのツアーであった。バスツアーは久し振りでコロナにどう対処しているのか少し興味があった。席は少しづつ空けてあるのだろうか。体温チェックはするのだろうか。全てハズレであった。体温は自己チェック、席はほとんど満席の状態であった。参加者の圧倒的多数は夫婦であり、また年代もほとんど同じくらいに見えた。
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名阪バス
明石海峡を渡り、淡路島で昼食、日曜日で大変な混雑。大鳴門橋を渡り、四国に入り、吉野川に沿っていくと車窓から剣山が見えてくる。
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反対側の席にいるためうまく撮れない 尖ったのが剣山?
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吉野川の名所 美濃田の渕(全く知らない)
吉野川と分かれ、瀬戸内海を望みながら西進する。松山に至ると雪景色の石鎚山が見えてきた。市内に入るとバスはなかなか進まない。伊予鉄のオレンジ色の列車が走っている。バスの中で道後温泉について説明がある。現在道後温泉本館は改築中であるが、入浴はできる(工事中のため人数が少なくなっている)。そのためには整理券が必要なので、希望者は宿に着いたらすぐに並ぶ必要があるとのこと。5時少し前に道後温泉のすぐ近くの宿に到着したので、早速で出かけたが、既に本日の分は終了したと係員から説明された。飛鳥乃湯と椿乃湯なら入れると聞いたので、宿の入口にあったタオルを持って、飛鳥乃湯に入ってきた。この湯は最も新しく、料金も少し高く610円だが、とてもきれいだった。
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伊予鉄 日本で市内電車が残るところは今や少なくなった
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道後温泉本館 工事中 前面を除き派手なシートで覆われている
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飛鳥乃湯
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道後温泉商店街 人力車が人待ちをしていた
旅行支援には地域クーポンがセットで付いている。去年は3000円だったが、今は2000円となった。クーポンは、紙あるいは電子で発行される(バス旅行の場合、ガイドさんがあらかじめ持っているようだ。その県に入るとそのクーポンを渡してくれる。クーポンは宿、土産物屋等で使うことができるが、紙(おつりはこない)だと使うところが少ないようだ。私たちは松山では紙、広島では電子で使った。やり方はガイドさんが丁寧に教えてくれる。
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食事後宿の売店で買物 ここで私たちバスツアー一行が紙でほとんど使ったようだ このクーポンがなければ皆さん土産物はかなり厳選するはずである
翌日、松山から今治、そしてしまなみ海道を通過し、尾道の千光寺に寄り、廿日市市から宮島にフェリーで渡った。宿に到着後、厳島神社まで出かける。潮が引いている状態で大鳥居のすぐ近くまで歩いて行った。先日テレビで見た商店街は次第に閉じる店が多くなってきていた。多いのはもちろんもみじ饅頭がメインの菓子店、ご当地ビールの店、牡蠣や穴子を売る店美味しそうなものばかり。だけど夕食前なのでにおいだけで満足するしかない。食事後、事前に予約してあった大鳥居を見る舟のツアーに出かけた。
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夜のライトアップされた大鳥居 スマホのナイトモードで撮った
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翌日朝の大鳥居
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神社本殿から大鳥居
9時半に宮島を出発。再び長いバスでの移動が始まった。
旅行支援は今月で終了する。これらは全て税金(あるいは国債)で賄われている。これにより観光需要が盛り上がり、地域の経済が復活するならばこの施策は賛成することができる。ただし、現金で支給するのとは違い、旅行にも行けないような人々には支援とならない。では、現金ならというと、ある程度生活にゆとりがある層では、消費にはまわらない可能性もある。さらに日本は一度始めると、なかなかその施策を止めることができなくなる傾向がある。このコロナで国の赤字はひどく増えた。この赤字を支払うのは私たち高齢者ではなく若者や子どもあるいはこれから生まれてくる子どもたちということになることにもっと注意を払う必要があると思う。
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名阪バス
明石海峡を渡り、淡路島で昼食、日曜日で大変な混雑。大鳴門橋を渡り、四国に入り、吉野川に沿っていくと車窓から剣山が見えてくる。
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反対側の席にいるためうまく撮れない 尖ったのが剣山?
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吉野川の名所 美濃田の渕(全く知らない)
吉野川と分かれ、瀬戸内海を望みながら西進する。松山に至ると雪景色の石鎚山が見えてきた。市内に入るとバスはなかなか進まない。伊予鉄のオレンジ色の列車が走っている。バスの中で道後温泉について説明がある。現在道後温泉本館は改築中であるが、入浴はできる(工事中のため人数が少なくなっている)。そのためには整理券が必要なので、希望者は宿に着いたらすぐに並ぶ必要があるとのこと。5時少し前に道後温泉のすぐ近くの宿に到着したので、早速で出かけたが、既に本日の分は終了したと係員から説明された。飛鳥乃湯と椿乃湯なら入れると聞いたので、宿の入口にあったタオルを持って、飛鳥乃湯に入ってきた。この湯は最も新しく、料金も少し高く610円だが、とてもきれいだった。
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伊予鉄 日本で市内電車が残るところは今や少なくなった
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道後温泉本館 工事中 前面を除き派手なシートで覆われている
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飛鳥乃湯
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道後温泉商店街 人力車が人待ちをしていた
旅行支援には地域クーポンがセットで付いている。去年は3000円だったが、今は2000円となった。クーポンは、紙あるいは電子で発行される(バス旅行の場合、ガイドさんがあらかじめ持っているようだ。その県に入るとそのクーポンを渡してくれる。クーポンは宿、土産物屋等で使うことができるが、紙(おつりはこない)だと使うところが少ないようだ。私たちは松山では紙、広島では電子で使った。やり方はガイドさんが丁寧に教えてくれる。
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食事後宿の売店で買物 ここで私たちバスツアー一行が紙でほとんど使ったようだ このクーポンがなければ皆さん土産物はかなり厳選するはずである
翌日、松山から今治、そしてしまなみ海道を通過し、尾道の千光寺に寄り、廿日市市から宮島にフェリーで渡った。宿に到着後、厳島神社まで出かける。潮が引いている状態で大鳥居のすぐ近くまで歩いて行った。先日テレビで見た商店街は次第に閉じる店が多くなってきていた。多いのはもちろんもみじ饅頭がメインの菓子店、ご当地ビールの店、牡蠣や穴子を売る店美味しそうなものばかり。だけど夕食前なのでにおいだけで満足するしかない。食事後、事前に予約してあった大鳥居を見る舟のツアーに出かけた。
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夜のライトアップされた大鳥居 スマホのナイトモードで撮った
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翌日朝の大鳥居
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神社本殿から大鳥居
9時半に宮島を出発。再び長いバスでの移動が始まった。
旅行支援は今月で終了する。これらは全て税金(あるいは国債)で賄われている。これにより観光需要が盛り上がり、地域の経済が復活するならばこの施策は賛成することができる。ただし、現金で支給するのとは違い、旅行にも行けないような人々には支援とならない。では、現金ならというと、ある程度生活にゆとりがある層では、消費にはまわらない可能性もある。さらに日本は一度始めると、なかなかその施策を止めることができなくなる傾向がある。このコロナで国の赤字はひどく増えた。この赤字を支払うのは私たち高齢者ではなく若者や子どもあるいはこれから生まれてくる子どもたちということになることにもっと注意を払う必要があると思う。
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