城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

石徹白・和田山牧場跡でテン泊 19.4.14 

2019-04-14 19:37:24 | 山登り
 郡上市石徹白、若い頃はスキーで通った。しかし、当時の道は狭く、急カーブの連続で雪道の運転は緊張を強いられた。今や道路も随分広くなり、桧峠まで上がるのも楽となった。昨年の4月の丸山、10月の別山以来の再訪で、今回は白山中居神社付近から林道をさかのぼり、和田山牧場跡にテントを張り、その後雪上訓練、翌日薙刀山と野伏ヶ岳を縦走する計画であった。心配の種は、翌日日曜日の天気が予報では悪いということであった。
 駐車場には、既に沢山の車があり、ほとんどが野伏ヶ岳への登山者のものと思われた。7時半出発、久しぶりの重い荷物だが、牧場跡までなら気楽である。

 駐車場を出発

 林道途中の休憩
歩き出すとすぐに林道は雪に覆われていた。林道の最後はショートカットし、牧場跡に達した。来るたびに、ここからの景色には圧倒される。右手には芦倉山(1711m)、真ん中あたりが願教寺山(1690m)、そして目の前には野伏ヶ岳(1674m)、薙刀山(1647m)が見える。

 和田山牧場到着、正面は野伏ヶ岳

 芦倉山

9時半到着後、すぐにテント設営が始まる。今日は11人(男7人、女4人)、6人用のテント2張、最初は整地。いかに平にするかにより、寝心地が決まる。最近、このような大きなテントを張ることは少なくなり、一人用、二人用のテントが増えているという。さらに食事も各自持参ということで、共同装備自体がなくなりつつある。

 テントサイト

 テントを設営し、いよいよランチタイム。このためのスノーテーブルが作られる。要は掘りごたつのようなもので、お尻にマットなどを敷いて、雪のテーブルを囲む。その後、隣の斜面を利用して、雪上訓練が始まる。しかし、雪はぐさぐさできちんとした訓練は難しい。それでも歩行訓練、スタカット(二人がロープを結び会って歩行)、ピッケルを利用しての自己確保(セルフピレー)、滑落停止などの基本的な訓練を行った。2時には訓練を終え、再びスノーテーブルで至福の時間(会話+アルコール)を4時過ぎまで過ごす。我々のそばをかなり多くの日帰り登山者が通過していった。
 私のテントは6人用で6人だからとても窮屈。足も伸ばせないし、腰も痛い。夕食は豚鍋、我が会では女性が参加する場合、食事担当は女性となる。手慣れた会員がいるので、男だけでも準備ができる。8時過ぎ就寝、私は山ではなかなか寝付けなくて、これは大きなストレスとなり、翌日以降の行動に影響を及ぼす。このため、ここ数年は睡眠導入剤を使用する。ところが、途中で小用に起きたとき、足下がふらふらする。飯豊山に登った時、外のトイレに行く時、転んでしまったこともある。
 夜中に雨が降ったらしい(私は薬で熟睡していた)。4時起床し、リーダーが野伏に行くかどうか確認したら、希望者0であった。

 朝の野伏方面
、今日の予定は下るだけとなった。朝食後、テント撤収、8時半頃出発。行きでは目に付かない花々が目的を達することができなかった我々を少し慰めてくれた。駐車場に到着すると同時に雨粒が落ちてきた。桧峠近くの満天の湯に寄った。

 テント場出発

 なぜか笑顔

 キクザキイチゲ 日光が当たらないと花びらが開かない

 同上 少し開いてきている

 ネコノメソウ

 白山中居神社

 神社のそばに沢山咲いていたザゼンソウ

 神社近くのミズバショウ


概念図
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