城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

城ヶ峰を登る会11月例会・金糞岳&白倉岳 23.11.11 

2023-11-11 19:01:02 | 山登り
 今日は城ヶ峰を登る会の11月例会で金糞岳(1317m)とその先にある絶好の展望の山の白倉岳(1270.7m、二等三角点「深谷1」)に登ってきた。国道303号を行くと両側の山肌は紅葉の最盛期あるいは最終期を迎えている。旧坂内村の川上部落の手前で滋賀県に通じる鳥越林道に入り、鳥越峠の手前の駐車スペースに車を停めた。歩き出し地点の標高は約1000mで気温は結構低く、上っ張りを着たまま歩き出す。尾根に出ると、ブナの群落が見られるが、既に葉っぱはすでに全部落ちている。落ち葉を踏みしめながら、尾根の道を登って行くと、鐘がぶら下げられていて、鐘を鳴らすようになっている。一連のクマ騒動のため、クマザサのあるところではすぐにも出てくるような気がして、鐘の他に思わず笛を吹いてしまう。その音に同行者も驚くだけでなく、先行する登山者からも声が上がった。

 金糞岳の山頂は少し強い風が吹いており、寒さに慣れない一行は寒さを異常に感じてしまう。休憩の後、白倉岳に向かうと、琵琶湖の眺望が開けてくる。後方には伊吹山がどっしりと鎮座しているのが見える。琵琶湖に浮か米粒のような島は竹生島だ。白倉岳山頂で昼食の後、金糞岳、登山口へと戻った。登山道に積もる落ち葉はその下に石や凸凹を隠しているので、少し注意が必要となる。


 行程図 白倉岳は山頂部分が広いことがわかる

以下は写真で紹介する

 9:08 岐阜県側登山口

 9:18 尾根に出る

 9:35 すっかり葉を落としたブナの群落

 10:02 金糞岳山頂

 10:16 琵琶湖の展望が広がる

 10:42 もうすぐ山頂だ

 10:46 白倉岳山頂の二等三角点

 下山準備

 11.24 琵琶湖

 11:23 伊吹山

 11:43 金登岳への登り返し

 12:45 調査のため設置された鉄塔

 コースタイム 登山口9:08→金糞岳10:02~10:15→白倉岳10:46~11:20→登山口13:00

 今年は秋といっても暑く、秋らしい快適な登山はなかなかできなかったが、季節から言えば晩秋になってやっと味わうことができた。さて今年の冬はどうなるのであろうか。毎年強まる暖冬傾向は続くのであろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

門入小屋じまい&熊は肉食?

2023-11-09 19:36:47 | 山登り
 今年はクマの目撃情報やクマに襲われる事件が多発している。我が町揖斐川町でも目撃情報が随分多く、単独で山に行けない事態となっている。まずは、下の写真を見て欲しい。クマが雄鹿を食べている様子を動画で撮ったものをおじさんのスマホで撮影したものである。撮影場所は、今日訪れた門入の下流の部落である戸入。クマの大きさに私たちは驚いたのはもちろん、仮に鹿を襲って仕留めたものであるなら、人間など簡単に倒されてしまうだろうということに戦慄を覚えた。


 熊は一体何を食べているのか。調べるとツキノワグマの場合9割方は植物性のようだ。生成AIで次のように書いてある。
 春:芽吹いたブナの葉、フキ、ウド、イラクサ、ミズバショウなどの植物の若菜
 夏:植物の他、アリやハチ、その幼虫などの昆虫類
 秋:ブナ、ドングリなどの木の実、柿、アケビなどの果実
 ここには昆虫類を除くと動物性の食物はないが、最後にこう書いてあった。「クマは、動物の死体なども食べます」と。

 北海道に棲息するヒグマでは、飼育されている牛さらには人間を襲う個体もあると聞く。複数の人間を襲ったクマがこの間退治された。では写真の戸入のクマは鹿を襲って食べたのかそれとも死んでいた鹿を食べているだけなのか。この動画を提供していただいた徳山湖と門入を旧住民のために送迎する関係者にその点を聞くのを忘れてしまったので、真相は不明である。鹿は今やその数が非常に増えており、クマがそれを食料とするような事態になったら、人間も襲うことになりはしないかと心配している。

 戸入の情報は、今日たまたま訪れた門入の泉さんの山荘の前での送迎の方に提供していただいたものである。以下では、それ以外の事項を写真を中心に紹介したい。山荘を閉めるときにお邪魔したのは、昨年に続いてであるが、今回は既に冬の支度は住んでいて、徳山湖から船と車で日帰りで来ていた泉翁と奥さんの弟さんのお手伝い(ほとんど手伝いすることもなく、お二人と4時間ほどおしゃべりなどで過ごす)を名目に訪れた。


 8:37駐車地 ホハレ峠から2km林道を進む この先林道を延伸するための工事中

 林道の脇に登山道という表示がある ここから約160mの急な下り ロープが張り巡らされているが、難路
 この写真は登山道がかつての峠からの道と合流したところの少し上流地点で林道の工事がどこまで進んでいるのか確認のため来た
 いまだ沢まで達していない

 合流地点のすぐ下流で黒谷を徒渉し、しばらくすると河原に出てくる

 9:20

 9:26 林道だがこんなススキの中を歩くこともある クマがでそうですね

 9:58 門入着

 9:59 泉さんの山荘

 泉亭の木のクマと後方が牛尾

 10:07 泉亭の入口(既にコンパネで閉じられていたところを外したところ)のカメムシ
 部屋にいると無数のカメムシが網戸に集まってくる
 それでも今年のカメムシは昨年の半分くらいだそうだ。ということは今年の冬は暖冬?

 少しクマ(痕跡)発見のための散策に出る。泉亭のすぐ隣にかつて蜂蜜の事業所跡がある。

 作業場

 壁に残された爪痕 蜂蜜が好物

 クマの接近をふせぐための工夫 釘が出ている 思わず踏んづけてしまった

 建物の隣の柿の木 登った鋭い爪の跡がある


 イチョウがきれいだ


 再び閉鎖 Eさんが作成した真新しい「テンポナシの小屋」の表札(Eさんによれば小屋の名付け親は泉さんだそうだ)
 テンポナシの別名は「ケンポナシ」 小屋の前にその木がある

 13:57 泉翁さんたちを見送る

 泉さんたちと分かれ、クマと出会わないことを願いつつ、林道や登山道を歩いた。

 15:16 160mの急登を登りやっと駐車地に着く 工事車両は既にお帰り

 15:24 ホハレ峠付近の林道脇のブナ林 既に紅葉は終わりかけ
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

錦秋の夜叉ヶ池&三周ヶ岳 23.11.4

2023-11-04 20:07:17 | 山登り
 西美濃方面で紅葉が素敵な所はと聞かれると、まずおじさんは夜叉ヶ池を一番にあげるだろう。川上から林道を進むと両側の山は既に秋色に染まり、さらに夜叉ヶ池から登山道を進むとさらに興奮度は高まること疑いなしである。そして、それは小さな滝、夜叉壁(岩が山肌から突出しているところ)に達するあたりで最高潮に達する。

 駐車場から20分ほど登った場所の見事な紅葉 この写真は帰り14:15に撮影した
 太陽の光線が木を照らしている時こそきれいな紅葉となる 登りでは光が当たっていなかった

 この紅葉の素晴らしさを見るがために、我らのEさんは夜叉ヶ池&三周ヶ岳を計画した。見たいのは我々だけではなく、我々が駐車場に着いた8時少し前から既にかなりの車が停まっていた。もちろん、ほとんどの人たちは夜叉ヶ池を往復するのみで、三周ヶ岳まで足を延ばそうとする登山者は残念ながら極めて少ない。このため、三周に至る道は少しずつヤブ化し、ますます登山者の足を遠ざける結果となっているようである。かくいうおじさんも2015年に福井側から夜叉ヶ池、三周ヶ岳に登って以来となるので、偉そうなことは言えない。


 今回登った印象では、意外と登山道はしっかりしているし、ほとんど道をはずすような箇所はない。しかし、木の枝が登山道に張り出しているところが多く、快適な登山道を期待して方は敬遠することになるであろう。ここはヤブ山入門として考えたら良いのではないか。昨年11月17日ホハレ峠から登った蕎麦粒山(個人が新しく開設した登山道)と比べると蕎麦粒の方がヤブ化が進んでいると言えるだろう。

 以下写真で紅葉の見事さ(ただし、実物の方が数段勝っていることは言うまでもない)とヤブ化している三周ヶ岳を紹介する。


 7:43 駐車場 既に標高が約760m

 8:16 夜叉壁が見えてくる

 8:52 夜叉壁付近

 8:57 同上

 8:57 同上

 9:26 眼下には夜叉ヶ池 池の標高は1108m

 9:32 三周ヶ岳を望む 左端が山頂

 9:44 細かな登り下りを繰り返す

 10:06 再び三周ヶ岳全容

 10:42 山頂が見えてくる

 11:05 山頂の一等三角点(点名 三周岳)1292.02m

 12:38 お隣の山黒壁(高丸)1316.3m

 12:59 夜叉ヶ池で休憩 登山者は少なくなっているが、まだ10名以上はいた

 13:29 夜叉壁を下降中

 13:43 幽玄の滝手前

 13:44 幽玄の滝 水量は少ない

コースタイム 駐車場7:46→夜叉ヶ池9:11→三周ヶ岳11:05~11:40→夜叉ヶ池12:53~13:19→駐車場14:33

参加者 合計8名  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする