2021年10月4日(月)
鹿島槍ヶ岳山頂直下から望む立山~剱岳
冷池山荘 朝食
10/3、冷池山荘に宿泊し、夕食は疲れてほぼ食欲がわかなかったが、それでも夜には元気をとり戻し星の撮影などして 8:15には就寝。 ぐっすり眠って 4:00ごろ起きれば良いかと思っていたのだが、隣の人が 3:30頃から起きだしヘッドライトをつけて大きな音で支度し始め。( ̄▽ ̄)
3:50頃「もういいや」と思って私も起きて支度を始める。 ライトは点けず布団をたたんで、トイレ、洗顔に向かったら廊下は電気が点いていた? あまりよく覚えていないが、4:00には電気が点いていたと思う。 すると部屋の人はみんな起きたので、私も部屋で荷物整理をした。 鹿島槍ヶ岳に行く時に、必要ない荷物は小屋に置いていい、と話があったのでそのようにさせてもらう。
4:55くらいに食堂に入れてくれて、朝食開始。 朝はお腹が減って完食。 野菜や大根おろしまでついて、美味しくいただいた。 5:30頃には外に出た。 小屋の前で日の出を待っている人もいたが、下山の時間が気になったので登り始めた。 日の出の写真は撮りたかったが、それより日没前に下山しなくては。。。
小屋から少し登ったところ。
5:46
そしてもう少し登った所にも幸い展望が開ける場所があり、
ラッキーにもその時点で四阿山からご来光。
右は浅間山。
薄雲がかかった様な空で太陽が真ん丸に見えた。
トレイルはしっかりしているが、万が一転んだり踏み外せば大変なことになる。
山荘後方は爺ヶ岳。
立山、剱岳にも陽が当たる。
清々しい朝の空気の中、まずは布引山を目指す。
ここにも小さな池があった。
朝の登りはきつく、時折後方を振り返りながら。
まずは布引山到着。(7:05)
早朝に出発して、ここで、もしくはもう少し下の稜線でも、
その辺りから日の出を見たらまた少し違ったかな。
テント場からは槍ヶ岳が見えない。
種池山荘と槍ヶ岳。 槍ヶ岳手前は蓮華岳。
よし! 鹿島槍ヶ岳南峰に登る!
7:57
ほんの30分くらいだったが、何度も立ち止まりようやく鹿島槍ヶ岳に登頂!
荷物も軽くしてきたのに、やっぱりなかなか本調子にはならないなと実感。
それでもこの天気、この展望の中、ここに立つことができて感無量!!
地図には布引山~鹿島槍ヶ岳のあたりに「ヘルメット装着推奨」と書いてあったのでそうした。
南峰まではヘルメット装着者の方が少なかったが、鹿島槍へのトレイルは瓦のような石が積み重なるような路面。
浮石を蹴られたり、落ちて来る可能性、自分が転んだり、落ちたりする可能性も無きにしも非ず、と言う感じ。
南峰から鹿島槍ヶ岳北峰(右端)~五竜岳~白馬岳~小蓮華岳~妙高戸隠連山の山並み。
昨年登った雨飾山も見える。
鹿島槍ヶ岳北峰から五竜岳へ続く深い刻み。
歩いてきた方向には手前に布引山、左奥に爺ヶ岳、その右奥に蓮華岳、さらに右奥に針ノ木岳。
蓮華岳後方には穂高連峰と槍ヶ岳。 針ノ木岳後方には鷲羽岳、水晶岳など。
立山、剱岳方面。
中央奥には薬師岳。
爺ヶ岳より東側。
一番奥の方には八ヶ岳、富士山、南アルプスがうっすらと霞んでいる。
再度白馬岳方向を見る。
白馬岳より写真左方には旭岳、小旭岳、清水岳が続く。
左奥には日本海。五竜岳、白馬岳、小蓮華岳、旭岳、小旭岳 辺りのアップ。
コーヒーをいれておやつも食べ、充分休憩、撮影してほぼ1時間。
北峰へは行かなかった。
南峰からの急な岩斜面の下りやその先の登りを見ると、
自分の体力や技術を考えここまでで十分だと思った。
なので、下る。
この先もまだ登山口までは遠い。
楽々登れたわけではない。
苦しい時間帯もあったけれど、本当に来て良かったなぁ、と思った。
紅葉にも間に合い、良い時期だった。
花の季節にも来てみたいなぁ。
また来れるかな? いや、今度は違う山かな。
冷池山荘に到着し、荷物をまとめ、
お昼ご飯を食べたら本当に下山だ。( 12:00出発)
帰りは巻き道を通るが、しっかり爺ヶ岳3ピークス登らなくては。
剱岳右後方は毛勝三山。(猫又山、釜谷山、毛勝山)
巻き道とは言え、結構登る。
爺ヶ岳南峰を越えた後は本当に下りだけ。
ようやくホッとするが、種池山荘からも先は長い。
あそこに扇沢の駐車場が見える。
とても近そうだが、3時間くらいかかるかな。。。
種池山荘でも長めの休憩をとり下山開始は 14:00過ぎ。
5時に下りられれば一応日の入り前だが、できれば薄暗い森の中は歩きたくない。
が、急ごうにも速くは歩けないのだから一歩一歩着実に。
帰りも紅葉を楽しんで。
途中何度か立ち休憩、座って休憩もしたが、無事 16:45ごろ登山口に到着。
この先扇沢の駐車場までは約15分程ゆるやかな上り。 最後まで堪えるなぁ。w
充実した気持ちで車までの上りを歩き、暗くなる前に到着した時にはホッとした。 他にもいろいろな案があったのだが、今回はこの山を選んで本当に良かったと思った。
コロナの影響でこの2年間自由にあちこち行けてはいないのだが、それでも東京の近場の山に登ったり、緊急事態宣言解除の合間を縫って遠くの山にも登ってきた。 何にせよ、続けてこれたことは幸せなこと。
現在コロナの新規感染者数が減少傾向な事は大変うれしく、このまますっかり収まり、この冬そして来年のグリーンシーズンには是非長年計画してきた遠くの山に行きたいものだと思う。 1年で大きく体力の減少を感じるこの頃。 早く行かなきゃと焦る気持ちもあるのだ。 けれど焦ってばかりでなく、いつも思うようにきちんと体力維持の筋トレなど、本当にきちんとやらなきゃな。 もっともっと登りたいから、がんばろう。