
2023年8月2日(水)
仙丈小屋と甲斐駒ヶ岳(東駒ヶ岳)
仙流荘発 6:05の南アルプス林道バスに乗り、北沢峠から小仙丈ヶ岳までやってきた。

カールに沿って登ってゆくトレイルはハイマツ帯となり、花も豊富になってきた。

大株のイワツメクサ

タカネヒゴタイ

振り返り、歩いてきた稜線。
この少し手前で仙丈小屋へ下りてゆく分岐があった。
が、まだ12時台でチェックインはできないかもしれないし、
下ってゆくより山頂を目指したくなり、先に進んだ。

タカネツメクサ 右の方に紅葉し始めているのはイワウメ?

イワギキョウ

雲で山頂が見えないが「もうすぐかな?」と思っていた。
山頂直下北側のカールは藪沢カールだ。

ムカゴトラノオ?

ムカゴトラノオ?

ヒメコゴメグサ
お花が本当に沢山見られるようになり、楽しいな~、と歩いていると、
一瞬雲が流れ見晴らしが良くなり。。。

あらっ! まだ山頂は随分先だ!
(一番右のピーク)

タカネツメクサ
それでもお花を撮りながら歩いていると、ポツ、ポツ、と降ってきた。
陽が射したり、青空が見えるときもあったので、「大丈夫だろう。」と思い歩いていると
雨はだんだん強くなってきてしまった。
慌ててカメラやレンズをザックにしまい、レインウェアを着てとにかく山頂を目指す。

仙丈ケ岳山頂と~ちゃく!(12:55)
雨が本降りなのでスマホで撮ってタッチ&ゴー!
そのまま進むとカールをグルッと回って仙丈小屋に下りて行ける。
雨の中を歩くのは久しぶりなので慎重に下ってゆく。
下るにつれ雨も止んできた。 やれやれと小屋の前まで来ると。。。

ライチョウさんだ!
親のライチョウ4羽と子供のライチョウ数羽が左から右へトレイルを横切って行った。
慌ててザックからカメラを取り出し撮影。

カメラを取り出したときには子ライチョウは遠くに行ってしまったが、
見れただけでも良かったな。
仙丈ケ岳 ライチョウ

山荘内から外の風景
13:30頃チェックイン、部屋の説明などを受けた。 雨でお昼ご飯を食べていなかった。 食堂で食べて良いという事だったので、ありがたく室内で昼食を頂いた。 上の写真、青空も見えているが、雨は降り続いている。 結局降られたが、雷にならなくて良かった。
濡れてしまったザックカバー、レインウェア、帽子、グローブなどは入口の物干しにかけさせてもらえた。 さらに夕方からはストーブに火を入れて乾燥してくれた。 トイレは室内からいったん外に出ないと行けないが、8時ごろまでは電気がついていた。 カーテンを掛けただけの更衣室だが、これがあるだけで本当にありがたかった。 濡れた衣類を着替えたり、寝る前にサポートタイツを脱げることで格段に居心地が良かった。
外は雨だったが、食堂にマンガ、雑誌、小説などが置かれているので、私は「黒部の山賊」を少し読むことができた。

夕食は 17:00からだが、16:00ごろ雨が上がっていたので少し散歩に出た。
標高のせいか、疲れのせいか、少し登ると息が切れる。

アキノキリンソウ

雫のついたチングルマの穂。


夕食
おかずはサラダ、エビフライ、豚の角煮。
大変美味しかった。

夕食時、小屋のご主人から夕日、朝陽の展望ポイントなどアナウンスがあった。
いずれもカール稜線まで20分程上がらなければいけない。
この日は小屋についてからゆっくりできたが、登りで疲れてしまったので、小屋前から夕日を見た。
雲の上から乗鞍岳、穂高連峰などのピークが見える。
赤っぽく焼けていたので、稜線まで上がった人は美しい夕景が見られたかもしれない。
翌日は朝日を見に稜線に上がってみよう。
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