2019年6月2日(日)
早池峰山一合目より山頂を望む
6月2日(日)~3日(月)で東北のお山に遠征してきました。 もともとこの日程で東北の違う山を考えていましたが、どうも今年はまだ残雪が多く花が咲きそろっていない様子。 1~2週間遅らせての遠征でも構わなかったのですが、天気予報を見るとこの 6/2~3がとても良い感じ。 これまで東北遠征では何度も予報に騙されてきましたがw、時期を遅らせれば梅雨入りすることも考えられ、天気の良さそうなうちに行っておこう!、と前日の6/1日(土)に決定。
行きたい山はいくらでもある。 つい前週に早池峰山のきれいな花情報を見たばかりだった。 早池峰山はハヤチネウスユキソウで有名だが、それ以外にも固有種、この地方限定のお花がいくつか咲く。 ハヤチネウスユキソウには早かったが、そのようなお花が見られそうなので良い機会。
また、もう一日晴れるならこちらも以前から登ってみたかった岩手山。 以前調べたのは馬返し登山口からのコースだったが、今回調べていると御神坂登山口からのコースで可愛いお花が見られそう。 ということで、両山山頂を踏むことはできないかもしれないけれど、目的の花さえ見られればいいわ、という気持ちで行ってきました。
天気を前日ギリギリまで見て色々迷っても、新幹線のチケットからホテル、レンタカーまで、前日の夕方までにネットで予約できる便利な時代です。(空いていればというリスク付きですが) しかもネットでの申し込みは普通に買うよりだんぜんお得。 今回私は盛岡駅前のビジネスホテルに泊まったので、JR+ホテル付のお得なプランをさらに「大人の休日クラブ」で5%割引してもらい、ネットで予約、出発の朝東京駅で発券。 いやぁ~、お手軽! サンキュ~!
東京駅発6:32 はやぶさ1号は盛岡駅に 8:45に到着。
レンタカーショップまで少し迷い、車で出発したのが9:30ごろ。
日曜日のこんな時間に早地峰山の駐車場は空いているのだろうか。。。
空いていなければお隣の岳駐車場が広そうな 鶏頭山でもいい、とは思っていました。
が、空いていました~! お天気も素晴らしい!!
11時ごろの到着で、隣の車の方が帰ってきました。 なんとその方は東京から車で。 途中いくつかの百名山を歩きながら、この日ここに登ったとのこと。 「朝は曇ってガスっていたんですよ」という言葉にビックリ。
早地峰山は6月9日(日)が開山日で、それ以降 8/4(日)までの土、日、祝日はここまで車で来られません。 岳駐車場からシャトルバス利用となります。 やはりその頃が一番のお花の時期、ということなのでしょうね。
こちらは河原の坊登山口の駐車場です。 ここまで細いですがきれいな舗装道路。 50台くらいの駐車場にトイレ、ビジターセンターがあります。 ただし、河原の坊 コースは現在登山道崩落の為通行禁止。 なので、登山者はここから2キロほど先の小田越登山口まで林道を歩き、登山開始です。 シャトルバスが運行されると、小田越登山口までバスで行けます。 登山、交通、花情報などは、「花巻市公式サイト」で。
早地峰山頂には立派な避難小屋がありますが、トイレは携帯トイレ用となっています。 ビジターセンターでも携帯トイレが売られており、右写真の柵の所にあるゴミ箱のようなものは携帯トイレ回収ボックスです。 何であれやはりトイレがあると安心です。 回収のサービスもあるとは行き届いています。
駐車場を出発し林道を歩き始めたのが11時15分過ぎくらい。 これでは山頂までは行けないだろうと思っていました。
それでも目当てのお花が見られれば良いなぁ~、と少し速足で。
けれど、林道沿いにもオサバグサや色々なお花が咲いている。
オオカメノキも満開。
ムラサキヤシオもあちこちに。
足元一杯にミヤマスミレでしょうか。
あら、遠野市に入るんだ。
そして来ました! 小田越登山口!
駐車場から写真を撮りながら40分ほど。 時間は12時少し前。
CTでは上り 2時間半。 下り1時間半となっており、上手くいけば山頂踏めるかも?
とは思っていましたが、お花もゆっくり撮りたいし、どうなることやら。。。
コミヤマカタバミもたくさん見られました。
ミヤマスミレかな?
ミツバオウレンもいっぱい。
サクラも終盤のようでしたが、あちこちに見られました。
登山道はいつしか大きな岩の飛び石のようになっていました。
樹林帯を越え、「随分登ったなぁ~!」と振り返る。
正面には薬師岳。 間の林道部分に登山口の小田越監視員詰所?が見える。
ところが、なんとここが一合目でした! がっかり!!w
前の写真のご夫婦に「ここが一合目ですか!?」と言うと「初めて? 二合目はすぐそこだから。」と笑われる。
やっぱり山頂は無理かな。 それでもお花がたくさん咲いていてとても楽しい。
ミヤマキンバイも最盛期は過ぎているがとてもきれい。
「ここにアラゲヒョウタンボクがさいているわよ。」と教えてもらう。
ハスカップだと言うが、クロミノウグイスカグラとは違うのかな?
これはミヤマアズマギクのツボミだそうだ。 咲いたら薄紫色の花だって。
キバナノコマノツメ。
早地峰山にもタカネスミレが咲くとどこかで読んだのだが、本当かな?
チングルマが咲いていた!
かわいいなぁ。 時間は 13:00ごろ。
まだ五合目にも達していない。 そして目的のお花にも出会っていない。
チシマアマナが風に揺れている。
山頂直下まで行かないと見れないのかなぁ。
と。 いました~!! ヒメコザクラ!! 良かった~!!
ヒメコザクラは北上山地のみに生育する植物と読みましたが、早池峰山の固有種(特産)ということで良いようです。
小さくて純白の姫様。 会えて良かったなぁ~。
一番の目的だったヒメコザクラに会うことができました。 前週のレポで拝見した時より花は既に少なくなっている感じではありましたが、それは仕方ありません。 その分違うお花が咲き始めているようにも思いました。 ここから先、更に登るとそれは明らかでした。
で、時間は 13:20頃。 登り始めて約一時間半で五合目にも達していない。 とりあえず山頂到着理想時間 14:30を目指して進んでみる。 行ける所まで登り、そこから下山するとしよう。
早池峰山は瀬織津姫という女神様をお祀りするお山。 できればこちらの姫様にもお会いしたい所です。 つづく。
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