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2023年7月24日(月)
鉾立登山口から望む鳥海山
長年温めてきた鳥海山山行計画を実現できる日がとうとうやって来た。 直前には腰が痛くなったり、天候を気にしたり、鳥海山山頂御室参籠所(御室小屋)・新幹線・宿・レンタカーが予約できるのか心配だったりと、落ち着かないこともあったが、本当にこの日がやって来た。
実は昨年実行するつもりでいたのだが、山頂宿泊で布団の利用ができないことから1年待ったのだ。 が、今年も布団の貸し出しは無しという事だったので、寝袋とマットを購入した。 幸いマットは中古品の良いものを購入できた。 これで今後も布団貸し出しが無くても鳥海山に泊まれるし、岩手山の避難小屋も利用できるなぁ、車中泊にも良いな、などと思っている。 だが、寝袋とマット合わせて約1kg。 悪い腰に堪えるなぁ。。。
もともと鳥海山には御室小屋に一泊しての山行が前提だった。 多くの人が日帰りで登っているのだが、全行程距離約15km, 上り約 1,400m となると、私の体力ではギリギリ。 更に花を撮りながら歩くことは必至であるし、せっかく新幹線ではるばる東北まで来たのだから、ゆっくりと夜も朝も山頂で過ごしたい。 何より今回私は腰を気にしながらの登山なので、無理せずゆっくり。
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泊りで時間に余裕はあるのだが、駐車場に入れないと困るので夜明け前に出発。
信号待ちの車窓から。 朝焼けがきれい。
鳥海山はこの上ない状態で迎えてくれている。
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5:00頃鉾立登山口駐車場に到着。
登山者用駐車場と一般駐車場があるが、一般駐車場にも随分車が停まっている。
登山者用駐車場だけでも半分くらいは埋まっていた。
駐車場から海の方を見ると影鳥海山。
御室小屋のご主人の話によると、海に伸びる山影は珍しいとのこと。
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では、行ってきます。(5:35)
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しばらくは舗装路なのだが、道沿いにはたくさんのクルマユリやホタルブクロ。
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展望所から鳥海山山頂への眺め。(5:48)
手前のなだらかな感じの部分は長そうだし、
そこから山頂へはどうつながっているのか見当もつかない。
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ベニバナイチゴ
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イワイチョウ
湿原に見られる花だが。。。
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歩き出しこそトレイル両脇に木々が見られるが、
すぐにこのような開放感のある牧歌的な中を進んでゆく。
ただ、この上部には残雪がありあちこちから水が出ていたりする。
多分この辺りも遅い時期まで雪が残っていたのではないだろうか。
湿っぽい土壌で池塘のようなものもある。 なので、イワイチョウなども咲くのだろう。
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さらに、ヒナザクラも咲いていた! うれしい!
チングルマ、イワカガミ、マイヅルソウ、ミツバオウレンなどもまだあちこちに見られた。
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トレイル上部の残雪。
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キバナノコマノツメ
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このような池?、池塘?もある。
賽の河原の辺りかな。(7:11)
晴天、爽快な眺めとたくさんの花々。
それ程急な登りもなく、泊りで重めの荷物だが割と軽快に歩けている。
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日本海が広がり稲倉岳が見えてくると鳥居が現れた。
御浜小屋に到着だ。(7:50)
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御浜小屋を抜け稜線に出ると左手奥に山頂が見えた。
まだまだ遠い。
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そして正面には鳥海湖だ!
取り囲む斜面にはお花がいっぱい!
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ザックを降ろしてしばし撮影。
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これはチョウカイアザミなのかな?
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車で食べられなかったおにぎりを食べ、ゆっくり休んで先に進む。
きっとこれからがまだ長く、斜度もきつくなってくるんだろう。
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たくさんのニッコウキスゲを期待していたが、
既に終わったのか、もともと今年はあまり咲かなかったのか。
トウゲブキはあちこちに咲いていた。
ピョコンと出っ張った鍋森がかわいい。
帰路には鳥海湖を周って歩きたいなぁ、と思っていた。
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扇子森を越えるとこの景色。
ここは日本かっ!?、と思ってしまう。
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ヨツバシオガマ
他にトウゲブキ、ミヤマトウキとか。
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さらに進みトレイルが石畳になる。
この山の上で本当にしっかり積まれた石畳にビックリする。
そして両脇に何だか白っぽい花が見えて、チングルマかな。。。と思ったのだが
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ハクサンイチゲだった!
しかも結構フレッシュな感じ。
一面真っ白とはいかないが、随分たくさん咲いていた。
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タカネトウチソウ
ウサギギク、シラネニンジン?、ヤマハハコ、オトギリソウなども
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タカネアオヤギソウ
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ハクサンシャジン
まだまだつぼみが多い。 たくさん咲きそうだった。
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七五三掛に近づいてくると再びヒナザクラの群落。
その先には。。。
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ハクサンイチゲが斜面いっぱいに咲いていた。
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アオノツガザクラもあちこちでたくさん見られた。
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七五三掛到着。(9:54)
ここまで4時間半かかった。 そしてきっとここからが核心部。
もう一度腰を下ろしてしっかり休憩する。
千蛇谷・外輪山の分岐はここから少し上った先。
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歩いてきた道を振り返って。
千蛇谷に下りて山頂に向かう。 つづく
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