2018年7月27日(金)
ガバルニーの町からガバルニー大圏谷に向けて歩く
前日夜は雲が掛かっていた山々。
翌朝は部屋の窓からすっきり見えました。
ルームメイトも思わずパチリ。
朝食には何種類かのパン、シリアル、ハム、チーズ、フルーツ、ヨーグルト、飲み物をブッフェ形式で。
ヨーグルトは自家製で、ギリシャヨーグルトのようなしっかりしたタイプ。
可愛くてシャキシャキと切り盛りするマダムと一枚。
前夜にもお散歩に来た町一番の繁華街を通り抜け、この日は全工程歩いてガバルニー大圏谷を訪ねるハイキング。
ここから既にこんなにはっきりと圏谷と滝が見えるのです。
コースは左に見える木々の生えたこんもりとした山に登り上げ、
その先も緑があるあたりをトラバースするような感じで大きな滝の方まで近づき、滝の下の方に下りてゆきます。
滝の下近くに素敵なレストランがあるので、そこで昼食後、写真右の方へ周回して滝から流れる川の左岸に沿って戻ります。
前夜の散歩でホテル近くのチーズ屋さんに入りました。 試食をしましたが、ちょっと好みの味と違うことと、
店主さんが英語が話せず、聞きたいことがわからなかったので、
この日はフィリップさんにチーズ屋さんに寄って買い物を手伝ってもらえるようお願いしました。
パン、ハム、チーズ屋さんなど朝食に必要な食料を売っているお店は朝早くから店を開けています。
ここでフィリップさんがチーズは真空パックに入れてくれることなど確認してくれて、帰りに買うことにしました。
ちなみにフィリップさんはフランス語、スペイン語、英語、ちょっと日本語が話せます。 いいなぁ~。
こちらレンタルロバ、馬屋さんです。
町を抜けるとこんな感じ。
あれ、梓川? 河童橋? という雰囲気。
この奥に立ちはだかる岩壁、ガバルニー大圏谷は前日のトゥルモース圏谷より少し西側。
そして、もう少し西側に翌日向かう国境越えの壁、ブレッシュ・ド・ローランがありますが、ここからは見えません。
因みに、滞在しているホテル・マルボーレですが、写真左から二番目のピーク、マルボーレ(Marbore:3,248m)から来ています。
さて、ここからが山道。 登ってゆきますよ。
あちこちで咲いていた、アストランティア。
歩く斜面は日陰で涼しい。
トレイル沿いにたくさん見られたヘーゼルナッツの木。
ここにもトリカブト。
これは何でしょう。 エゾスズランのような容姿。
けど、こんなに小さいのです。
そしてここにはミスミソウの葉っぱがたくさん見られました。
やっぱり雪解けの後、きれいな花があちこちに咲くのかなぁ。
随分高い所まで来ました。
絶景です! 右下の方に小さく水色っぽいものが二つ並んでいますが、
イベント会場で、帰りはその辺を通ってきました。
ピレネーアイリスも咲いていました。
見晴らしの良い、広い所で休憩です。 フィリップさんもきれいなお花を激写ちぅ。
そしてここから翌日向かう国境越えのブレッシュ・ド・ローラン(ローランの裂け目)が見えました!!
写真中央辺り、岩の壁が欠けたように窪んだ場所がそうです!
その後、フィリップさんが仲間を岩の上に立たせて写真を撮っているので、私も撮ってもらうと。。。
脚の間にブレッシュ・ド・ローランが!w
この日ひとまたぎしましたから、明日はきっと越えられますよ~!!
さらに進んで岩場に行くと、ピレネー山脈固有種のピレネーイワタバコも見られました!!
もう時期が遅いかも、と言われていましたが、まだ咲いていて良かったです!
ここはフランスですが、スペインでは “Oreja de Oso(熊の耳)” と呼ばれているそうで、
ピレネーでも人気のお花のひとつです。
「熊の耳」とはこのフワフワそうな葉っぱからきているのでしょうか。
そして〇〇チドリ、という感じのお花たち。
可愛くて、結構色々な所で見られました。
ギンリョウソウですが、金な感じ。
まるで庚申山の岩殿のようなトレイルも見られます。
たくさんのシシウドのような花の中をさらに進みます。
未だに飛行機が二階建てという認識がありませんので、ピンときませんでした。
もちろんエコノミーで一階に搭乗ですし。w
ピレネーにもイワタバコありましたねー。 しかも固有種です。
次に出しますが、固有種のユキノシタもあるんですよ。
シャモニーでも感じましたが、大陸続きだった時代の名残で、
同じ種類の植物がこんな遠くにある、というのが本当に面白いですね~。
またシャジクソウもあちこちで見ましたよ~。
連日素晴らしい眺望と沢山の花々、そして美味
しいものと最高でしたね~スケールの大きな絶景、本当に素晴らしいです。
ピレネーにもイワタバコがあるんですか~花の
形は違いますが、葉はタバコの葉然と同じ何で
すね。
前コメントで二階建てのバスと書いたのはエミレーツのA380のこと~字足らずで申し訳あ
りませんでした。