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2020年8月1日(土)
ギボシに向かうガレ場に咲くシコタンハコベ
青年小屋を越えギボシに向かうガレ場まで来た。 青年小屋から西ギボシ、東ギボシ、権現小屋を越え権現岳までのCTは75分くらいになっている。 この見た目の遠さと険しさから比べると本当にこのタイムで行くのだろうか、と非常に不思議だった。 すごく疲れていて花を撮ったら下山しようという気持ちもあったのだが、座り込んで花を撮っていると気力も回復してきて12時までに権現岳山頂に行けるようなら進んでみよう、という気持ちになった。 が、とりあえず一番の目的はピークハントよりも花を撮る事だ。
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ミヤマナデシコ、イブキジャコウソウ
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イブキジャコウソウ
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ミヤマオトコヨモギ、ミヤマウイキョウ
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イワオウギ
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シコタンハコベ、奥は西ギボシ
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シコタンハコベ
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タカネシオガマ
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チシマギキョウ
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コバノコゴメグサ
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足元の岩(石)は足を置くとゴロッとするような登りにくい斜面だが、
岩の隙間という隙間に花が咲き、感動しながら慎重に登ってゆくと
気づかぬうちに西ギボシを超えていた。
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更に足元は悪く慎重に進みつつ、もうお花は撮らずに行こうと思うのだが、
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とてもかわいくて撮ってしまう。 お花を見ていると楽しくて疲れを忘れるほど。
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このような場所なのだ。 足元の岩が何気に谷方向に傾斜している。
幸い鎖はついている。
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チョウジコメツツジ?
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どこに足を置けばよいのか。
鎖をつかんでいても、もしツルッといったら手の力だけで自身を支えきれないだろう、と思った。
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岩場を登り上げたら権現小屋が見えるかと思ったらまだ見えずがっかり。
そして権現岳山頂はどこ?
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けれど上の木々の中を抜け下ったら権現小屋だった。(11:35)
やっぱりCTの2倍くらいかかってしまった。
ようやくホッとして座り込んで、ここでお昼ご飯を食べた。
山頂までのCTは5分程なのだが、本当に?
また岩場を登るようならイヤだと思いここで充分に休憩をとったのだ。
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東ギボシを振り返る。 あの天辺は通らず、斜面をトラバースして登った来た。
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充分休み12時には山頂に着けそうなので登る。
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雲が流れ歩いてきた稜線が見えた。
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そして権現岳山頂到着。( 11:57 )
この上の岩場まで登る気力はなく、ここで写真を撮ったらすぐに下山。
ここから先もまだ長旅だ。
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下山路もギボシの岩場のような所があるとイヤだな、と思ったが、
多少上のような場所はあるものの、比較的歩きやすい道が延々と続いた。
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ムカゴトラノオ
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下山路は三ツ頭への登り返しがある。
雲が開ける時間帯が多くなってきて、三ツ頭への稜線が望めた。
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編笠山も見えた。
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左の岩が載っているピークが権現岳。
右後ろ雲が掛かっているのが赤岳。
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三ツ頭到着。( 13:05 )
ギボシから権現岳への稜線を眺められた。 良い景色!
晴れていれば赤岳他の八ヶ岳全体、周囲の山々まで望めさらに素晴らしいだろう。
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すぐに分岐。 木戸口公園の方へ。
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もくもくと下り木戸口公園到着。( 14:02)
なんで公園という名前なんだろう?
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木戸口公園から次の分岐まではCTで1時間半。 さらに長い。
下界は遠いけれど、ちゃくちゃくと下っている。
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アサギマダラ
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ようやく分岐に到着。 ( 15:27)
ここから観音平PまでCT40分。 まだ40分も。
しかもここからはラストスパートの上り返しがあるらしい。
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フシグロセンノウがもう咲いていた。
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トモエソウ
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そして、駐車場まで上り、上り。 本当にしんどい。w
(これは振り返って下りの階段だったかも)
こうして16:10には駐車場に到着でき、無事一日を終えることができた。 全工程 11時間は掛かりすぎだが、こんなものだろう。 速い人は 5~6時間の人もいれば、同じように10時間くらいかかっている人もいる。 私の場合早い時間に出発して、花も撮り、予定通りのコースを歩き、4時に終えられたのだからこれで良かったと思うことにする。
八ヶ岳の花というと横岳を中心とした硫黄岳~横岳~赤岳の稜線の花が人気があるだろう。 けれど南北約30キロに及ぶ八ヶ岳連峰それぞれの山に、麓に、独自の花が咲き、展望があり、本当に魅力的な山塊だな、と改めて感じた。
今回の権現岳もギボシ周辺の花を見るとまた訪ねてみたくなる。 次回は青年小屋か権現小屋で一泊してもっとゆっくり花の撮影を楽しみたいし、天気の良い日に展望も楽しめればと思う。
ロングルートの権現岳、お疲れ様でした。
展望はガスに邪魔されクッキリとはいかなかった
もののシコタンハコベやタカネシオガマなど多く
の花々と出逢うことができ、良かったですね。
以前私達は折り返してしまいましたが、景色が違
うので、三ツ頭を廻った方が良さそうですね。
レポ、楽しませていただきました。
お花も色々咲きますし、三ツ頭からの八ヶ岳の風景もとても良いそうです。
八ケ岳はコースも色々あり、駐車場確保が難しいですが、
あちこち行ってみたくなります。