パソコンショップは確かに繁盛しており、社員も増やし順調そのものの様に見えました。しかし、バブルの終焉とともに全国のパソコンショップがあだ花のように散って行きました。
彼のショップも例外ではありませんでした。
倒産の悲劇は一家族、いや親類縁者にまで及びます。
彼の並外れた才能をもってしても、その再起に何十年を要したのです。
彼の波乱万丈、奇想天外な話はまたの機会として、
彼のもとでその才能を見出されたＭ青年は彼の再起にその並外れた才能を発揮し彼の再起を助けたのです。
彼のパソコンショップで遊んでいた？Ｍ少年は青年になりＨ氏のもとを離れ準大手のソフト会社で遺憾なくその才能を発揮しました。
私は彼から事あるごとにＭ青年の話を聞かされていましたが、今回の合成開口レーダの研究で正にその非凡さを知ることになりました。
しかし、
Ｍ青年の「多偏波干渉ＳＡＲデータ解析ソフト（Windows版）」の試用を求めて、各大学や主要な企業を訪問しましたが、反応は全くありません。
それほど、
リモートセンシングは、まだまだ研究段階で研究者レベルの問題であり、その応用技術も含めて普及しているとは到底思えません。
ＧＩＳに興味をもたれる企業でもリモートセンシングには大学とのお付き合い程度に参加しているってところでしょうか。
本県は小さいけれどコジンマリと良くまとまり、整備されているので、リモートセンシングのサンプル抽出や標本研究に適しているように思えますが研究者はおられません。
残念・・・！
私のやっていることは何なのだ？！
早すぎるのかしら？ それとも、ニーズを知らないのかしら？
そうそう、思い出してみてよ！
お前は30才の時、
この地方ではじめての「わんわんホテル」を開き新聞記事になったじゃないか。
その当時は犬猫病院などでペットを預っていたよね。
ある獣医から犬を預ってくれないかと頼まれたのが「わんわんホテル」を開くキッカケになった。
そして、どうなった？
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