前稿までの野菜価格は各月の上旬・中旬・下旬におけるものですので、これを時系列データと言います。この様な時系列データは気候や物価変動などの影響を受けるものです。今回は、
大根・白菜・ピーマン・馬鈴薯の価格を表1 に示しました。この3つの野菜の相関関係は表2 の様な相関行列で示す事が出来ます。
MS-Excel (2010 ver) では次の様にすれば良いでしょう。
・データ→データ分析
「データ分析] コマンドが表示されない場合は、分析ツールアドインプログラムを読み込む。
・相関→入力範囲(表1の緑色部分)→☑先頭行をラベルとして使用→出力先(任意に空白セルを指定)
・OKをクリック
・表2の相関行列が得られる。
表2の「大根と白菜」の相関係数はr=0.819、「ピーマンと馬鈴薯」の相関係数はr=-0.676 であり、相関関係が強いと言えます。ここで、「大根と白菜」は正(+)の相関が、「ピーマンと馬鈴薯」は負(-)の相関(逆相関とも言う)があると言えます。
この関係を、図1・図2 の相関散布図(回帰直線)にすると分かり易いでしょう。
図1では、大根が高いときは白菜も高いことが分かります。
図2では、ピーマンが高くなれば馬鈴薯は安くなる様です(ピーマンの旬は6月・7月・8月、馬鈴薯の旬は10月・11月)。
もちろん、
季節性や物価動向などに左右されますので、それらの影響を見極める必要があります。その様な影響因子に関する分析はまたの機会とします。ここでは、
ビジネスでの色々な場面での統計的方法(相関)を体験してみて下さい。
次回に続く!
情報統計研究所はここから。
大根・白菜・ピーマン・馬鈴薯の価格を表1 に示しました。この3つの野菜の相関関係は表2 の様な相関行列で示す事が出来ます。
MS-Excel (2010 ver) では次の様にすれば良いでしょう。
・データ→データ分析
「データ分析] コマンドが表示されない場合は、分析ツールアドインプログラムを読み込む。
・相関→入力範囲(表1の緑色部分)→☑先頭行をラベルとして使用→出力先(任意に空白セルを指定)
・OKをクリック
・表2の相関行列が得られる。
表2の「大根と白菜」の相関係数はr=0.819、「ピーマンと馬鈴薯」の相関係数はr=-0.676 であり、相関関係が強いと言えます。ここで、「大根と白菜」は正(+)の相関が、「ピーマンと馬鈴薯」は負(-)の相関(逆相関とも言う)があると言えます。
この関係を、図1・図2 の相関散布図(回帰直線)にすると分かり易いでしょう。
図1では、大根が高いときは白菜も高いことが分かります。
図2では、ピーマンが高くなれば馬鈴薯は安くなる様です(ピーマンの旬は6月・7月・8月、馬鈴薯の旬は10月・11月)。
もちろん、
季節性や物価動向などに左右されますので、それらの影響を見極める必要があります。その様な影響因子に関する分析はまたの機会とします。ここでは、
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次回に続く!
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