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医学と統計(83)

2012-06-25 17:14:00 | 日記・エッセイ・コラム

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PSPP の試用経験(1)

PSPP is a program for statistical analysis of sampled data. It is a Free replacement for the proprietary program SPSS, and appears very similar to it with a few exceptions.
The most important of these exceptions are, that there are no “time bombs”; your copy of PSPP will not “expire” or deliberately stop working in the future.
Neither are there any artificial limits on the number of cases or variables which you can use.
There are no additional packages to purchase in order to get “advanced” functions; all functionality that PSPP currently supports is in the core package.
PSPP can perform descriptive statistics, T-tests, linear regression and non-parametric tests. Its backend is designed to perform its analyses as fast as possible, regardless of the size of the input data.
You can use PSPP with its graphical interface or the more traditional syntax commands.

直訳:
PSPPはサンプリングされたデータの統計解析のためのプログラムです。
それは独自に開発したプログラムSPSSのフリー版であり、多少の例外があるにせよ、非常に類似しています。
これらの例外の中で最も重要なものは、無期限フリー;PSPPの使用は「期限切れになる」か、将来、意図的にやめない限り作動するでしょう。
また、あなたが使用できる標本数や変数の数に人工的な限界があります。
「高度な」機能を得るために購入する追加のパッケージが全くありません;PSPPが現在サポートするすべての機能性はコアなパッケージの中にあります。
PSPPは記述統計学、t検定、線形回帰、および母数によらないテストを行うことができます。
そのバックエンドは、入力データのサイズを問わず可能な限り速くその分析を実行するようにデザインされます。
あなたはそのグラフィカルインターフェースまたはより伝統的なシンタックスコマンドによってPSPPを使うことができます。

PSPPは次のURLから DownLoard 出来ます。
http://pspp.awardspace.com/

(圧縮ファイルは自己解凍の手順で実行して下さい)

しかし、
PSPPは開発途上とのことで、しばしば、バージョンアップされており、ここでの方法が唯一不変の保障はありません。それでは、
実際の使用例を示しましょう。
PSPP のための演習データファイル(.sav)は下記URLより DownLoard して下さい。
http://sky.geocities.jp/dqcdr872/dbase/pspp.html

演習データとして例えば、
上記URLから DownLoad したサンプルデータ「FrequencyData.sav」を読み込むとき、
 ・「File →Open」→「FrequencyData.sav」
  ・サンプルデータが「Data View」に表示されます。
 ・「Variable View」を表示し、「Name」と「Label」を”BloodSuger”にします。
 ・「Analyze」→「」Descript Statistics」→「Frequencies」
 ・変数選択画面で、「BloodSuger」を選択→「Statics」で必要な統計量をチェック→
 ・「Charts」をクリック→「Frequency Charts」で、Histgramの「Draw histograms」をチェック→
 ・Scale の「Percentages」を選択→「Continue」
 ・Frequency Table をクリック→Display frequency tables の「Always」を選択→「Continue」→「OK」

output 画面に結果が出力されます。
 ・「File」→「Export」→ファイル名(Name)を付けて保存場所(Places)を指定して結果を保存します。
 ・例えば、「Result of Freq.txt」など。

終了は、
 ・「File」→「Quit」→「Close without saving」(保存せずに終了))

ファイルの保存は、
 ・名前をつけて保存:Save as
 ・上書き保存:Save

以後、上記の方法で統計的分析を行います。
もし、MS-Excel ファイル(.csv)を PSPP に読み込む時は次により行います。
 ・PSPP を起動
 ・File →ImportDelimited Text →Importing textual Data
 ・Amount to Import
  ・All cases 選択 →Forword →Forword →Comma チェック →Forword
 ・Adjust Variable Format  →Apply

注釈:
「FrequencyData.sav」は、
やさしい医学統計手法:例題1(表1:健常成人の血糖値)から引用。
http://www3.ocn.ne.jp/~stat/medical/med_002.htm#1-3

次回に続く!