タイトルから想像できると思うが、警察官が腰にサーベルを装着していた頃、つまり明治時代、それも明治38年7月、日露戦争の最中、日本海海戦で日本が快勝し、国内は大いに沸き立ち、樺太の戦いを国民が見守っているという時期がストーリーの背景となっている。警視庁は内務省の管轄下にあり、内務省の言動にはピリピリしているという時代である。明治政府には長州閥が隠然たる勢力を振るい、陸軍の枢要なポストは長州閥が大勢を占め、一方海軍と警察には薩摩閥が幅をきかせている。警察の父と呼ばれる初代大警視は、薩摩の川路利良である。第一線を退いてはいるものの山縣有朋が明治政府・官僚や軍隊に隠然たる力を保持しているという背景がこのストーリーの舞台となる。
そんな時代背景の中、不忍池で死体が発見される。遺体が池に浮かんでいるのを発見し通報したのは、湯島天神にお参りして、根津に向かう途中だったと語る富山の薬売りだという。警視庁に本郷署から連絡が入る。それを受けて、現場に赴くメンバーが次々に起こる事件の捜査を担っていく。一連の捜査活動に関わっていく警視庁の主な関係者のプロフィールをご紹介しておこう。
鳥居忠重警視 警視庁第1部部長 旗本の家柄で六法詞で喋る。陣頭指揮者をとる
葦名警部 第1部第1課係長 仙台出身、40代
久坂巡査 葦名の部下 20代、天神真楊流柔術の猛者。体がでかい。
岩井巡査 葦名の部下 20代 溝口派一刀流免許皆伝の猛者。会津出身。小兵
荒木刑事巡査 葦名の部下 20代 生粋の江戸っ子。町中で顔がきく「デカ」。
岡崎巡査 葦名の部下、米沢出身。軍人になるつもりが警視庁に入る。20代
この岡崎巡査は警視庁に入ってから訓練を受けただけで、剣術も柔術も得意ではなく、同僚の上位巡査と比べて、何の取り得もない存在と思っている。そんな岡崎の目線と思いという視点を主として描かれて行く。岡崎は捜査当事者の一員であるが、事件の観察者の役割を担いストーリーが展開する。
警視庁の一行が死体発見現場に駆けつけると、間なしに岡崎の知る西小路臨三郎が現場に現れる。彼は本郷通りで噂を聞き付けてもしやと思い駆けつけたという。鳥居部長の許可の下に、遺体を検分する。それで、被害者の素性が忽ち判明する。
被害者は、髙島良造。帝大文科大学でドイツ文学を教えていた講師である。学究一筋で質実剛健、悪く言えば石頭。国語を日本語からドイツ語に切り替えよと主張する人物。
西小路は、西小路伯爵の孫で、帝大文科大学を出て、私立探偵をしていると自称する。一方で物書きでもある。西小路の師は英文学の先生で、ホトトギスに小説を発表している文士でもあり、通称黒猫先生だという。遺体が神経衰弱をわずらっている黒猫先生ではないかと西小路はあやぶんでいたのだった。鳥居部長は、この捜査に西小路を加えることを即決した。そこには鳥居部長の思惑が潜んでいた。
現場を捜査した結果、そこは単に発見された場所であり、殺されたのは別の場所だとわかる。被害者の髙島は、何か鋭利な物による一突きで刺し殺されたと岩井巡査は判別する。
岡崎と荒木は、本郷署に通報者である富山の薬売りのことを尋ねに行くと、応対した黒井警部は、下手人ではないので放免したと言う。岡崎と荒木は、薬売りの行方を追い、聞き込みに回るが情報が無い。昼飯を食いはぐれていたので定食屋に立ち寄る。そこに帝大文科大学の市ノ瀬士郎と名乗る男が、亡くなったのが帝大の講師という噂を聞いたのでと近づいてきて、何か言いたげであった。本郷署に行き、部屋を借りて話を聞くと、髙島講師が脱亜入欧のためにドイツ語を公用語にという主張をしていたと語る。髙島講師の言動を国賊呼ばわりする学生もいたと述べ、その中心人物が蔵田利則で、水戸の出身だという。市ノ瀬は蔵田の下宿先も知っていた。一つの手がかりが現れた。だが、それが思わぬ方向に展開していくことになる。
蔵田本人に事情聴取を始めた矢先に、麹町区麹町一丁目で帰宅途上の陸軍大佐が自宅の近くで殺されるという事件が発生する。家人により被害者が確認されていた。死体を確認した岩井は、細くて鋭い刃物で一突きであり、髙島の殺害と凶器が似ていると判断する。同じ日に2人の殺害が発生したのだ。また、蔵田から思わぬ情報が入手できる。それが捜査の方向を決める材料にもなっていく。
岡崎は、陸軍大佐殺害の聞き込み捜査で、乾物屋の店主は挙動不審なじいさんに気づいた、士族らしい老人に見えたという情報を得た。また、被害者髙島の周辺捜査から、髙島が熱を上げていた女性の存在が見えて来る。ここから話が俄然進展して行くことにもなる。その女性の線から、不審なじいさんにも辿り着くことに。
そして、面白いのはこのじいさんである。藤田と名乗る老人は求めに応じて警視庁に同行する。葦名と岡崎は、この老人を鳥居部長に引き合わす。鳥居部長が仰天するのだ。実は新撰組の斎藤一が藤田五郎と改名し、明治維新後に、警視庁に勤務していたことがある大先輩だったのだ。ひょんな経緯からこの藤田五郎翁が事件捜査に加わっていくことになる。事件の解明がスピードアップしていく。内務省から警視庁に圧力がかかる中で、鳥居部長の陣頭指揮の下、事件の捜査が進む。
そして、最後の奇計が読ませどころとなっていく。
このストーリーのおもしろいところは、明治後半の時代環境、政府官僚組織の実態を踏まえながら、殺人事件の捜査が進められる、それも鳥居部長の独断で警視庁外部の協力者を巻き込んで、捜査をするというところにある。
ここから、先はエンターテインメント性も十分盛り込まれたストーリー展開を読んで楽しんでいただくのがよい。
明治時代だからできた捜査活動の許容性を踏まえたストーリーづくりと言えるのかもしれない。鳥居部長がキーパーソンであり、西小路がポイントゲッターとなり、岡崎が語り部になっているというところか。そして、他のメンバーがそれぞれの役どころを的確に果たしていく。藤田五郎の最後の一働きが実にいい。
この小説の興味深い点にいくつか触れておきたい。
1. 明治時代後半、日露戦争最中の東京の雰囲気、東京が大きく変貌していく様子が活写されていて、稀代のイメージが湧きやすいことである。そして、ストーリーのリアル感を加えるしかけとして、所々に歴史上実在した人物の史実が巧妙に織り込まれていることである。山縣有朋、建部遯吾、ラファエル・フォン・ケーベルなどがその事例である。また、小泉八雲、本名ラフカディオ・ハーンが帝大を辞める経緯がエピソード風に描き込まれる。その背景が時代をよく象徴している。その後任が黒猫先生という設定になっている。この黒猫先生は夏目漱石がモデルになっているようである。
それに加えて、史実にある事件も巧妙に織り込まれている点が興味深い。まさに、起こりそうなこととして、フィクションがうまく組み込まれている。
2. 明治維新により成立した明治政府と官僚組織で、長州閥・薩摩閥がどのような状態だったか、かつ山縣有朋がどういう存在として受け止められていたかがイメージできる。そして、ここにも「忖度」という行為が陰のドライバーになっているというところがおもしろい。官僚に「忖度」がつきまとっているのは昔も今も変わらないと著者は言いたいのかもしれない。
3. 官僚組織は縦の系列に弱い。ここでは、内務省と警視庁の関係がリアルに描かれていておもしろい。どの組織もそうだが、その中にはその弱さに忸怩たる思いを抱き、独自の行動をする人間がいる。それだからこそ、フィクションであっても、ストーリーがおもしろく描けるということなのだろう。この小説では、鳥居部長がその役割を果たしていて、その鳥居部長が陣頭指揮をしているというのが読ませどころでもある。
鳥居部長が部下の前で発するおもしろい発言をいくつか拾っておこう。
「なんともきな臭くて窮屈な国になっちまったもんだよなあ、薩長のやつらがこんな国にしちまったんだよなあ」(p139)
「ふん。所詮、薩長の田舎侍が作った政府だからな。どうも野暮でいけねえ」(p166)
「これから先は、警視庁の部長としての話じゃねえ。だから、聞きたくねえやつは今ここで抜けてくれ」「いいかい。俺たちに付き合ったら、警視庁をお役御免になるかもしれねえんだ。いや、罪に問われるか、へたすりゃ命にかかわるかもしれねえ。そうなりゃ俺も助けてやれねえだろう。だから言ってるのさ。抜けるなら今だ」(p325)
明治を舞台にしたちょっと型破りな捜査ストーリー、このシリーズができるとおもしろいと思うが・・・・・単発作品で終わるのだろうか?
ご一読ありがとうございます。
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この作品から、関心の波紋でネット検索してみた。一覧にしておきたい。ストーリーの本筋とは直接に関係がない事項も関心として含む。
警視庁(内務省) :ウィキペディア
日露戦争 :ウィキペディア
日露戦争の戦い一覧まとめ。日本海海戦のバルチック艦隊から旅順の戦いまで
:「NAERまとめ」
日露戦争特別展 -公文書に見る日露戦争- トップページ:「アジア歴史資料センター」
夏目漱石 :ウィキペディア
小泉八雲 :ウィキペディア
小泉八雲記念館 ホームページ
建部遯吾 :「コトバンク」
ラファエル・フォン・ケーベル :ウィキペディア
堀江芳介 :ウィキペディア
陸軍派閥略史
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このブログを書き始めた以降に、徒然に読んできた作品の印象記に以下のものがあります。
こちらもお読みいただけると、うれしいかぎりです。
『去就 隠蔽捜査6』 新潮社
『マル暴総監』 実業之日本社
『臥龍 横浜みなとみらい署暴対係』 徳間書店
『真贋』 双葉社
『防諜捜査』 文藝春秋
『海に消えた神々』 双葉文庫
『潮流 東京湾臨海署安積班』 角川春樹事務所
『豹変』 角川書店
『憑物 [祓師・鬼龍光一]』 中公文庫
『陰陽 [祓師・鬼龍光一]』 中公文庫
『鬼龍』 中公文庫
=== 今野 敏 作品 読後印象記一覧 === 更新5版 (62冊) 2016/3末 時点
そんな時代背景の中、不忍池で死体が発見される。遺体が池に浮かんでいるのを発見し通報したのは、湯島天神にお参りして、根津に向かう途中だったと語る富山の薬売りだという。警視庁に本郷署から連絡が入る。それを受けて、現場に赴くメンバーが次々に起こる事件の捜査を担っていく。一連の捜査活動に関わっていく警視庁の主な関係者のプロフィールをご紹介しておこう。
鳥居忠重警視 警視庁第1部部長 旗本の家柄で六法詞で喋る。陣頭指揮者をとる
葦名警部 第1部第1課係長 仙台出身、40代
久坂巡査 葦名の部下 20代、天神真楊流柔術の猛者。体がでかい。
岩井巡査 葦名の部下 20代 溝口派一刀流免許皆伝の猛者。会津出身。小兵
荒木刑事巡査 葦名の部下 20代 生粋の江戸っ子。町中で顔がきく「デカ」。
岡崎巡査 葦名の部下、米沢出身。軍人になるつもりが警視庁に入る。20代
この岡崎巡査は警視庁に入ってから訓練を受けただけで、剣術も柔術も得意ではなく、同僚の上位巡査と比べて、何の取り得もない存在と思っている。そんな岡崎の目線と思いという視点を主として描かれて行く。岡崎は捜査当事者の一員であるが、事件の観察者の役割を担いストーリーが展開する。
警視庁の一行が死体発見現場に駆けつけると、間なしに岡崎の知る西小路臨三郎が現場に現れる。彼は本郷通りで噂を聞き付けてもしやと思い駆けつけたという。鳥居部長の許可の下に、遺体を検分する。それで、被害者の素性が忽ち判明する。
被害者は、髙島良造。帝大文科大学でドイツ文学を教えていた講師である。学究一筋で質実剛健、悪く言えば石頭。国語を日本語からドイツ語に切り替えよと主張する人物。
西小路は、西小路伯爵の孫で、帝大文科大学を出て、私立探偵をしていると自称する。一方で物書きでもある。西小路の師は英文学の先生で、ホトトギスに小説を発表している文士でもあり、通称黒猫先生だという。遺体が神経衰弱をわずらっている黒猫先生ではないかと西小路はあやぶんでいたのだった。鳥居部長は、この捜査に西小路を加えることを即決した。そこには鳥居部長の思惑が潜んでいた。
現場を捜査した結果、そこは単に発見された場所であり、殺されたのは別の場所だとわかる。被害者の髙島は、何か鋭利な物による一突きで刺し殺されたと岩井巡査は判別する。
岡崎と荒木は、本郷署に通報者である富山の薬売りのことを尋ねに行くと、応対した黒井警部は、下手人ではないので放免したと言う。岡崎と荒木は、薬売りの行方を追い、聞き込みに回るが情報が無い。昼飯を食いはぐれていたので定食屋に立ち寄る。そこに帝大文科大学の市ノ瀬士郎と名乗る男が、亡くなったのが帝大の講師という噂を聞いたのでと近づいてきて、何か言いたげであった。本郷署に行き、部屋を借りて話を聞くと、髙島講師が脱亜入欧のためにドイツ語を公用語にという主張をしていたと語る。髙島講師の言動を国賊呼ばわりする学生もいたと述べ、その中心人物が蔵田利則で、水戸の出身だという。市ノ瀬は蔵田の下宿先も知っていた。一つの手がかりが現れた。だが、それが思わぬ方向に展開していくことになる。
蔵田本人に事情聴取を始めた矢先に、麹町区麹町一丁目で帰宅途上の陸軍大佐が自宅の近くで殺されるという事件が発生する。家人により被害者が確認されていた。死体を確認した岩井は、細くて鋭い刃物で一突きであり、髙島の殺害と凶器が似ていると判断する。同じ日に2人の殺害が発生したのだ。また、蔵田から思わぬ情報が入手できる。それが捜査の方向を決める材料にもなっていく。
岡崎は、陸軍大佐殺害の聞き込み捜査で、乾物屋の店主は挙動不審なじいさんに気づいた、士族らしい老人に見えたという情報を得た。また、被害者髙島の周辺捜査から、髙島が熱を上げていた女性の存在が見えて来る。ここから話が俄然進展して行くことにもなる。その女性の線から、不審なじいさんにも辿り着くことに。
そして、面白いのはこのじいさんである。藤田と名乗る老人は求めに応じて警視庁に同行する。葦名と岡崎は、この老人を鳥居部長に引き合わす。鳥居部長が仰天するのだ。実は新撰組の斎藤一が藤田五郎と改名し、明治維新後に、警視庁に勤務していたことがある大先輩だったのだ。ひょんな経緯からこの藤田五郎翁が事件捜査に加わっていくことになる。事件の解明がスピードアップしていく。内務省から警視庁に圧力がかかる中で、鳥居部長の陣頭指揮の下、事件の捜査が進む。
そして、最後の奇計が読ませどころとなっていく。
このストーリーのおもしろいところは、明治後半の時代環境、政府官僚組織の実態を踏まえながら、殺人事件の捜査が進められる、それも鳥居部長の独断で警視庁外部の協力者を巻き込んで、捜査をするというところにある。
ここから、先はエンターテインメント性も十分盛り込まれたストーリー展開を読んで楽しんでいただくのがよい。
明治時代だからできた捜査活動の許容性を踏まえたストーリーづくりと言えるのかもしれない。鳥居部長がキーパーソンであり、西小路がポイントゲッターとなり、岡崎が語り部になっているというところか。そして、他のメンバーがそれぞれの役どころを的確に果たしていく。藤田五郎の最後の一働きが実にいい。
この小説の興味深い点にいくつか触れておきたい。
1. 明治時代後半、日露戦争最中の東京の雰囲気、東京が大きく変貌していく様子が活写されていて、稀代のイメージが湧きやすいことである。そして、ストーリーのリアル感を加えるしかけとして、所々に歴史上実在した人物の史実が巧妙に織り込まれていることである。山縣有朋、建部遯吾、ラファエル・フォン・ケーベルなどがその事例である。また、小泉八雲、本名ラフカディオ・ハーンが帝大を辞める経緯がエピソード風に描き込まれる。その背景が時代をよく象徴している。その後任が黒猫先生という設定になっている。この黒猫先生は夏目漱石がモデルになっているようである。
それに加えて、史実にある事件も巧妙に織り込まれている点が興味深い。まさに、起こりそうなこととして、フィクションがうまく組み込まれている。
2. 明治維新により成立した明治政府と官僚組織で、長州閥・薩摩閥がどのような状態だったか、かつ山縣有朋がどういう存在として受け止められていたかがイメージできる。そして、ここにも「忖度」という行為が陰のドライバーになっているというところがおもしろい。官僚に「忖度」がつきまとっているのは昔も今も変わらないと著者は言いたいのかもしれない。
3. 官僚組織は縦の系列に弱い。ここでは、内務省と警視庁の関係がリアルに描かれていておもしろい。どの組織もそうだが、その中にはその弱さに忸怩たる思いを抱き、独自の行動をする人間がいる。それだからこそ、フィクションであっても、ストーリーがおもしろく描けるということなのだろう。この小説では、鳥居部長がその役割を果たしていて、その鳥居部長が陣頭指揮をしているというのが読ませどころでもある。
鳥居部長が部下の前で発するおもしろい発言をいくつか拾っておこう。
「なんともきな臭くて窮屈な国になっちまったもんだよなあ、薩長のやつらがこんな国にしちまったんだよなあ」(p139)
「ふん。所詮、薩長の田舎侍が作った政府だからな。どうも野暮でいけねえ」(p166)
「これから先は、警視庁の部長としての話じゃねえ。だから、聞きたくねえやつは今ここで抜けてくれ」「いいかい。俺たちに付き合ったら、警視庁をお役御免になるかもしれねえんだ。いや、罪に問われるか、へたすりゃ命にかかわるかもしれねえ。そうなりゃ俺も助けてやれねえだろう。だから言ってるのさ。抜けるなら今だ」(p325)
明治を舞台にしたちょっと型破りな捜査ストーリー、このシリーズができるとおもしろいと思うが・・・・・単発作品で終わるのだろうか?
ご一読ありがとうございます。
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この作品から、関心の波紋でネット検索してみた。一覧にしておきたい。ストーリーの本筋とは直接に関係がない事項も関心として含む。
警視庁(内務省) :ウィキペディア
日露戦争 :ウィキペディア
日露戦争の戦い一覧まとめ。日本海海戦のバルチック艦隊から旅順の戦いまで
:「NAERまとめ」
日露戦争特別展 -公文書に見る日露戦争- トップページ:「アジア歴史資料センター」
夏目漱石 :ウィキペディア
小泉八雲 :ウィキペディア
小泉八雲記念館 ホームページ
建部遯吾 :「コトバンク」
ラファエル・フォン・ケーベル :ウィキペディア
堀江芳介 :ウィキペディア
陸軍派閥略史
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その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)
このブログを書き始めた以降に、徒然に読んできた作品の印象記に以下のものがあります。
こちらもお読みいただけると、うれしいかぎりです。
『去就 隠蔽捜査6』 新潮社
『マル暴総監』 実業之日本社
『臥龍 横浜みなとみらい署暴対係』 徳間書店
『真贋』 双葉社
『防諜捜査』 文藝春秋
『海に消えた神々』 双葉文庫
『潮流 東京湾臨海署安積班』 角川春樹事務所
『豹変』 角川書店
『憑物 [祓師・鬼龍光一]』 中公文庫
『陰陽 [祓師・鬼龍光一]』 中公文庫
『鬼龍』 中公文庫
=== 今野 敏 作品 読後印象記一覧 === 更新5版 (62冊) 2016/3末 時点