久しぶりに安治川の川底トンネルを通った。
西九条側(北)から九条側(南)へと向かい、所用が済んだら西九条側へと戻って来た。
芦辺拓著【時の密室】の舞台にもなったこの川底トンネル、「安治川隧道(ずいどう)」といい昭和10年に着工して、その後すったもんだの末、九年後の昭和19年に完成したそうな。
なんで川の底なんかにトンネルを掘ったかというと、結局は軍需工事への物資輸送が目的だったそうだ。
今は車が通る方は閉鎖されていて、人と自転車のための此花区西九条と西区九条(ややこしい)を結ぶ生活路になっている。
結構往来は多いのだ。
赤川鉄橋の木造人道橋と似た環境にあるように感じた。
川底を通ろうが橋みたいなものだろう。
阪神なんば線が開通しても、自転車は乗せてくれないだろうし無料でもない。
結局この川底トンネルは、もう暫く残るのだろう。
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