帰宅をし、冷凍庫を覗くと、氷がないことに気づいた。
自転車で1~2分のところにあるコンビニまで行くことにした。
近くだからエアコンもパソコンも部屋の電気もつけたまま出かけた。
氷を手中に収め、何気なく自転車をこぎながら、最後の角を曲がった
瞬間、明かりが灯った自分の部屋が目に飛び込んできた。
一瞬ドキッとした。
その心の動きは、何者かが侵入したのではといった驚きではなく、
「家庭」というものが存在した時の記憶が、幾重にも塗り込め
られた新しい暮らしの深層から浮かび上がってきたなつかしさである。
明かりの灯る部屋に帰ってきたのは、久しぶりであったから。
バカだな。
自転車で1~2分のところにあるコンビニまで行くことにした。
近くだからエアコンもパソコンも部屋の電気もつけたまま出かけた。
氷を手中に収め、何気なく自転車をこぎながら、最後の角を曲がった
瞬間、明かりが灯った自分の部屋が目に飛び込んできた。
一瞬ドキッとした。
その心の動きは、何者かが侵入したのではといった驚きではなく、
「家庭」というものが存在した時の記憶が、幾重にも塗り込め
られた新しい暮らしの深層から浮かび上がってきたなつかしさである。
明かりの灯る部屋に帰ってきたのは、久しぶりであったから。
バカだな。