弘前・下北の旅（9/10）

大間を離れ向かった先は「尻屋崎」　そう、私の好きな尖ったところ
である。天気が良ければ気持ちいいだろうなと思える道を走る。
海が見えていたり見えなくなったりを繰り返しながら進むと、ゲートが
現れた。　尻屋崎の灯台まで行くには、時間制限があることを知る。
ただ、今回の場合全く問題なく通過。　灯台の周辺には数台のクルマが
あった。　まず灯台の写真を数枚撮り、眼下に海の見える場所まで歩く。


＜尻屋崎灯台＞

大間崎にも増して、風と冷たい雨が降りつける。　しかし、そんな環境
に置かれていることを感じる以上に、感動的な海が私の全てを支配する。
「これだ、私が探していた海だ」と思わず声に出してしまう。きっと
満面の笑みをうかべていただろう。　その荒々しい波に飲み込まれて
しまうのではないかと思えるほどの感覚を覚えながら、夢中でシャッター
を切る。


＜尻屋崎の海１＞


＜尻屋崎の海２＞

おかげで全身ずぶ濡れになってしまった。　ジャンパーが多くの雨を
防いでくれたので、最悪の事態は免れたが、　車内の暖房を効かせ、
乾かしながらの走行となる。

尻屋崎からは八戸まで３時間３０分程度。　長距離運転が苦手な私は、
何度も休憩を取りながら、１７時３０分頃、八戸に到着。

つづく