kamekutobu

ザスパクサツ群馬の応援、スローライフ、終活日誌、趣味、旅行

浅川 マキ 一番好きな歌い手

2019-10-18 05:45:22 | ジャズ&音楽
浅川 マキ ブルース歌手 作詞家

イメージ:紫煙の中、酔っ払いの喧騒でごった返す場末のキャバレーで歌う。

乾いた声、退廃的なセリフ、抜群の歌唱力
他の歌手にはない独特の世界観を唄う。唯一無二の歌手

聞き慣れたスタンダード曲も、彼女が歌えばまるで違って聞こえる。

◯朝日のあたる家 (CDでは朝日楼) 作詞:浅川マキ  浅川マキⅡ MAKIⅡ より抜粋

あたしが着いたのはニューオリンズの
朝日楼という名の女郎屋だった

愛した男が帰らなかった
あんとき私は故郷を出たのさ

汽車に乗って汽車に乗って
まずしいあたしに変わりがないが

ときどきおもうのはふるさとの
あのプラットホームの薄明かり

誰か言ってくれ 妹に
こんなになったらおしまいだってね

あたしが流れ着いたのはニューオリンズの
朝日楼という名の女郎屋だった


◯セントジャームス病院 訳詞:浅川マキ 裏窓 MAKI

死んだ恋人への思いを切々と
結局は自分のことだけを考えている。
エゴなんだけれど、身につまされます。

バックミュージシャンも一流揃い

MAKIⅥの演奏者
山下洋輔 ピアノ
森山威男 ドラムス
坂田 明 クラリネット&アルトサックス
稲葉国光 ベース

アルバムによっては詩人:寺山修司も参加しています。

ブルースファンは勿論、ジャズファン、オーディオファンにもお勧めします。
音質はどのLPもハズレがありません。

浅川マキはCD化に違和感を持っていたようです。
確かに、バックグランドスクラッチノイズはマキにピッタリです。

自分のオーディオ装置は
彼女のLPレコードを再生する
彼女を部屋に迎え入れる
為に構築したと言っても過言ではありません。

そう言う自分が、今、ハマっているのは竹内まりや。
どう言う心境の変化でしょうか。節操のなさに我ながら呆れます。

駅、シングルアゲインも良いのですが、告白は特に好きです。

切ない。