おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
クラシエ薬品の資料を参考としたものを掲載します
不妊症-14
方剤解説⑦
7.防風通聖散
気剤
生姜(辛温) 薄荷(辛温) 荊芥(辛温) 防風(辛温) 石膏(辛寒)
血剤
連翹(苦平) 黄芩(苦寒) 山梔子(苦寒) 大黄(苦寒) 芒硝(苦寒) 当帰(甘温) 川芎(辛温)
水剤
芍薬(苦平) 朮(苦温) 滑石(甘寒) 桔梗(辛温) 麻黄(苦温)
脾胃剤
甘草(甘平)
【効能】
体力が充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:
高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症
【解説】
本方が肥満の治療に汎用されるのは発汗作用、瀉下、利水作用を持つためである。
肥満体質者で、食毒(食べ過ぎ)、水毒(水の滞り)等自家中毒の鬱滞しているものを皮膚、泌尿器、消化器を通じて排出し解毒する作用があり、漢方の肥り過ぎ体質の改善薬である。
防風通聖散はそれぞれの生薬が下記の五つの作用をあらわす。
○発汗作用(麻黄、防風、薄荷、連翹、荊芥、生姜)
○血行促進作用(当帰、川芎・せんきゅう)
○消炎、解熱作用(山梔子、黄芩・おうごん、石膏)
○瀉下作用(大黄、芒硝、甘草)
○利水作用(朮、芍薬、桔梗、滑石)
応用範囲は広く、腹周りが大きく、太鼓腹で標準体重を越える体質者のあらゆる疾病の治療に基本的な処方として用いられる。
服用に際しては、胃内停水が多い場合には五苓散等の利水剤を併用し、便秘の激しい時には更に三黄瀉心湯・桂枝茯苓丸加大黄等の併用が好ましい。
肥満者はインスリンの抵抗性が亢進して多嚢胞性卵巣症候群になりやすく、不妊症の原因になることがある。
補血活血の当帰芍薬散に近い生薬構成が配合されていることにより、「汗(発汗)して表を傷らず、瀉下(下剤を使用)して裏を傷らず」と言われ、正気(生命力・抵抗力)を補うことができるため長期服用にも耐えられる。
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