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黄帝内経素問 診要經終論.篇 第十六 第五節 訳 太陽終

2012-01-21 09:36:30 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 診要經終論.篇 第十六

第五節

原文

 帝曰。願聞十二經脈之終、奈何。

 岐伯曰。

太陽之脈其終也、載眼反折瘈瘲、其色白、絶汗乃出。出則死矣。

少陽終者、耳聾、百節皆縱、目 絶系。絶系一日半死。其死也色先青白乃死矣。

陽明終者、口目動作、善驚妄言色黄。其上下經盛、不仁則終矣。

少陰終者、面黒齒長而垢。腹脹閉、上下不通而終矣。

太陰終者、腹脹閉、不得息、善噫善嘔。嘔則逆。逆則面赤。不逆則上下不通。不通則面、皮毛焦而終矣。

厥陰終者、中熱嗌乾善溺、心煩。甚則舌卷、卵上縮而終矣。此十二經之所敗也。

 

訳 太陽終

黄帝が申されました

十二経脈について貯えられている經気の尽きることについて聞きたいが如何なのであろうか。

岐伯が答えて申しました

足太陽膀胱経 漢方用語大辞典より

≪霊枢経脈篇≫

「膀胱の足の太陽の脈は、目の内眥に起り、額に上り巓に交わる。その支なるものは、巓より耳の上角に至る。其の直なるものは、巓より入りて脳を絡う。還て出て別れて項に下り、肩髃の内を循り、脊を挟み、腰中に抵り入りて膂を循り、腎を絡い、膀胱に属す。其の支なるものは、腰中従り下りて脊を挟み、膂を貫いて、膕中に入る。其の支なるものは、内より左右に別れて、下りて胛を貫き、脊の内を挟み、髀枢を過ぎ、髀外を循り、後廉より下りて膕中に合す。以って下りて踹内を貫き、外踝の後ろに出て、京骨を循りて小指に至る。

 

旧カネボウ資料 手太陽小腸経 経脉走行路

手の小指の尺側端(少沢穴)から始まり、手掌の尺側に沿って腕部に至り、尺骨茎状突起部から出て、前腕背側の尺側縁に直上し、尺骨鳥啄突起と上腕骨内側上顆の間を経て、上腕伸側の後縁にそって肩関節に出て、肩甲部を回り、大椎穴に公会し、さがって欠盆部に入り、心臓を連絡し、食道に沿って横隔を通って胃部に至り、小腸に属する。

欠盆部の支脉:頸部に沿って頬に上って外眼角に至り、耳中に入る。

頬部支脉:眼窩下縁に上行し、鼻の旁に至り、目の内眼角で足太陽膀胱経とつながる。

その他に、もう一つの分支が下巨虚から分け出して小腸に入る。

 

上記の二経脈の気が尽きるようになりますと、目が上を向いたまま転動できなくなり、頭頂部が強直して背腰が弓なりに反り、ひきつけをおこし、顔色は蒼白となり、絶汗つまり病状が危険となり汗が出て止らない状態になり、絶汗が起これば死に至ります。

 

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