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黄帝内経素問 診要經終論.篇 第十六 第五節 訳 陽明終

2012-01-25 09:46:47 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

  

昨日の雪かきで筋肉痛?予防で柴胡桂枝湯合六味丸合芍薬甘草湯を服用、だいぶ楽です。

 

黄帝内経素問 診要經終論.篇 第十六

 

第五節

原文

 帝曰。願聞十二經脈之終、奈何。

 岐伯曰。

太陽之脈其終也、載眼反折瘈瘲、其色白、絶汗乃出。出則死矣。

少陽終者、耳聾、百節皆縱、目絶系。絶系一日半死。其死也色先青白乃死矣。

 

陽明終者、口目動作、善驚妄言色黄。其上下經盛、不仁則終矣。

 

少陰終者、面黒齒長而垢。腹脹閉、上下不通而終矣。

太陰終者、腹脹閉、不得息、善噫善嘔。嘔則逆。逆則面赤。不逆則上下不通。不通則面、皮毛焦而終矣。

厥陰終者、中熱嗌乾善溺、心煩。甚則舌卷、卵上縮而終矣。此十二經之所敗也。

 

 

手陽明大腸経 漢方用語大辞典

 

手陽明経脈 ≪霊枢経脈篇≫

 

「大腸手の陽明の脈は大指の次指の端に起り、指の上廉を循りて、合谷の両骨の間に出て、上りて両筋の中に入りて臂の上廉を循り、肘の外廉に入り、臑外の前廉に上り、肩に上がりて髃骨の前廉に出で、上りて柱骨の会上に出づ。

下りて欠盆に入り、肺を絡い膈を下りて大腸に属す。其の支なる者は、欠盆より頸に上りて、頬を貫き下歯の中に入る。還り出て口を挟みて人中に交わり、左は右にゆき、右は左にゆきて上りて鼻孔を挟む。」

 

旧カネボウ薬品 手陽明大腸経 経脉走行路

 

A指示の末端(商陽穴)から始まり、示指の橈側に沿って上がり、第一、第二中手骨の間を通ってB上がって長母指伸筋と短母指伸筋の間の陥凹処に入り、前腕伸側の橈側縁に沿って肘部の外側に至り、Cさらに上腕の外側の前縁に沿って肩部に上行し、D肩峰の前縁に沿って、上がって手、足三陽経の集合する所の大椎穴に出て、Eまた缺盆(鎖骨上窩)部に入り、F肺臓とつながって、横膈を通って、G大腸に属する。

 H缺盆部(鎖骨上窩)の支脉、頸部に上行し、I頬を経て下歯齦に入る。

 J上唇を廻り、人中で交叉し、左脉は右へ、右脉は左へ、鼻孔の両側(迎香穴)に分布し、足陽明胃経とつながる。

Kその他に、もう一つの分支が上巨虚から分け出して大腸に入る。

 

足陽明胃経 漢方用語大辞典

 

足陽明経脈 ≪霊枢経脈篇≫

 

「胃の足の陽明の脈は鼻の交頞中に起り、旁ら太陽の脈を納る。

下りて鼻外を循り、上歯中に入りて還て出で、口を挟み脣を還り、下りて承漿に交る。

却て頤の後の下廉を循り、大迎に出づ。

頬車を循り、耳前に上り、客主人を過ぎ、髪際を循り、額顱に至る。

その支なるものは、大迎の前より人迎に下り、喉嚨を循り、欠盆に入り、膈を下り、胃に属し、脾を絡う。

其の直なるものは、欠盆より乳の内廉を下り、下りて臍を挟み、気街中に入る。

其の支なるものは、胃口に起り、下りて腹裏を循り、下りて気街中に至りて合す。

以って髀関に下り、伏兎に抵り、膝髕中に下る。

下りて脛の外廉を循り、足跗に下り、中指の内間に入る。

其の支なるものは、廉を下ること三寸にして、別れ下りて中指の外間に入る。

其の支なるものは、跗上に別れ、大指の間に入り、その端に出づ。

 

旧カネボウ 足陽明胃経 経脉走行路

A鼻翼の外側から始まり、鼻の根部に上行して、旁にある足太陽膀胱経と交会し、鼻の外(承泣)から下って上歯齦内に入り、Bもどって唇を回り、下っての承漿穴に交会する。Cさらに後へ、口角の後下方に沿って下顎大迎穴の所に出て、下顎角の頬車に沿って、D耳前に上行し、足少陽胆経の客主人穴を経て、髪の生際に沿って前額に至る。

E顔面部支脉、大迎の前から人迎に下って、喉頭に沿って缺盆部に入り、F下へ横隔を通って胃に属し、G脾とつながる。

H缺盆部の直行の支脉、乳頭を経て、下へ臍の傍をさしはさみ、下腹部の気衝穴に集合する。

I胃下口部の支脉、腹内に沿って、下って気衝に至る。

Jさらにここから髀関に下行し、伏兎穴に至り、膝蓋骨に下って、K脛骨の前外側に沿って、足跗を経て、第二足趾の外側端(兌穴)に入る。

L脛部の支脉、膝下三寸の所から分かれ出て、足の第三趾の外側に入る。

M足跗部の支脉、跗上から分れ出て、足の第一趾の内側端に入り、足太陰脾経とつながる。

 

上記の二経脈の気が尽きるようになりますと、口や目がピクピク動き、よくおそれ驚きでたらめを言い、顔色は黄色(胃と口の色は黄色)になります。

 上は手の経脈と下は足の経脈が躁盛にして動くとなれば、陽明の脈の経気が尽きるときの状態となり死に至ります。

 

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