漢方相談 昌栄薬品

漢方薬・自然薬が体に効きます、自然の生薬で病気に負けない体を作る
漢方相談 ご来店お待ちしています

黄帝内経素問 診要經終論.篇 第十六 第五節 訳 厥陰終

2012-01-28 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 診要經終論.篇 第十六

 

第五節

原文

 帝曰。願聞十二經脈之終、奈何。

 岐伯曰。

太陽之脈其終也、載眼反折瘈瘲、其色白、絶汗乃出。出則死矣。

少陽終者、耳聾、百節皆縱、目絶系。絶系一日半死。其死也色先青白乃死矣。

陽明終者、口目動作、善驚妄言色黄。其上下經盛、不仁則終矣。

少陰終者、面黒齒長而垢。腹脹閉、上下不通而終矣。

太陰終者、腹脹閉、不得息、善噫善嘔。嘔則逆。逆則面赤。不逆則上下不通。不通則面、皮毛焦而終矣。

 

厥陰終者、中熱嗌乾善溺、心煩。甚則舌卷、卵上縮而終矣。此十二經之所敗也。

 

 

足厥陰肝経 漢方用語大辞典 足厥陰経脈

≪霊枢経脈篇≫

「肝の足の厥陰の脈は、大指の叢毛の際に起り、上りて足跗上廉を循り、内踝を去ること一寸、踝八寸に上り、太陰の後に交り出て、膕の内廉に上り、股陰を循り毛中に入る。陰器を過(よぎ)り小腹に(いた)り、胃を挟み肝に属し、胆を絡い、上りて膈を貫き脇肋に布し、喉嚨の後を循り、上りて頏顙に入り、目系に連なり、上りて額に出て、督脈と巓に合す。その支なるものは、目系より頬裏に下り、唇内を環る。

その支なるものは、復た肝より別れて膈を貫き、上りて肺に注ぐ。

 

旧カネボウ薬品 足厥陰肝経 経脉走行路

A足の第一番目の趾(太敦穴)から始まり、足跗部に沿って内踝前の一寸の所を通ってB上行して内踝上の八寸の所に至り、足太陰脾経の後方に交り出て、膝内側に上行し、C大腿の内側に沿ってD陰毛部に入り、陰部を回って上行し、腹部、E胃の傍側を挟んでF肝に属す。G胆を絡い、H上って横膈を通って季肋に分布し、I喉の後側に沿って、上って鼻、咽喉部に入り、J目とつながり、又上って額から出て、督脈と頭頂に会合する。

K眼部の支脉:頬から下行してり、口唇を循る。

L肝部の支脉:横膈を通って上って肺臓に注ぎ、手太陰肺経とつながる。

 

手厥陰心包経 漢方用語大辞典 手厥陰経脈

≪霊枢経脈篇≫

「心主手の厥陰心包絡の脈は胸中に起り、出て心包絡に属し膈を下り三焦を歴絡す。其の支なる者は胸を循り脇に出て腋を下ること三寸。

上りて腋下に抵り臑の内を循て太陰少陰の間を行く。

肘中に入り臂に下りて両筋の間に行き、掌中に入り中指を循て其の端に出づ、其の支なるものは、掌中に別れ小指の次指を循て、其の端に出づ。」

 

旧カネボウ薬品 手厥陰心包経 経脉走行路

A胸中から始まり、出てから心包絡に属し、下に横膈を通って、胸部から腹部に至り、Bあいついで上焦、中焦、下焦とつながる。

C胸部の支脉:胸中に沿って季肋部に出て、腋下の三寸の処(天池穴)から腋窩まで上し、D上腕の内側に沿って手太陰肺経と手少陰心経の間を走り、肘窩中に入る。Eさらに前腕の長掌筋腱と橈側の手根屈筋腱の間から下行して、F掌内に入り、中指に沿って指端(中衝穴)に至る。

G掌中の支脉:労宮から分かれて、薬指に沿って指端に至り、手少陽三焦経とつながる。

 

上記の二経脈の気が尽きるようになりますと、胸中が熱し、咽は乾き、しばしば尿をし、胸苦しくなります。

この状態が甚だしくなると舌が巻き(言語不能となるか?)、睾丸が縮み、体内に入りこみ(外から触れなくなる)死に至ります。

これは十二経の敗れた、死に至る症候です。

 

昌栄薬品注・私の三男(自閉症児)は幼児期に睾丸が縮み上がり一つしか触れなくなったことがありました、このような状態になると苦しいのか体を硬直させ(てんかんではない)るため益々睾丸が下らず、泣き、すぐ風呂を沸かし入浴し、体を温め睾丸が出るのを待ちました。

 

その後、小建中湯合当帰四逆加呉茱萸生姜湯で再発は無くなる。

 

厥陰経病=漢方用語大辞典・寒邪が厥陰に直中するか、あるいは傷寒病が伝経して厥陰に至る病。多くは小腹満・舌巻・嚢縮・煩躁・厥逆・消渇などの症状をあらわす。

 

厥陰=心包絡と肝の両経脈の代名詞。陰が尽きたもので、陽へ転化するという意味。

 

直中=傷寒病邪が三陽経(太陽、少陽、陽明)を犯さず直接三陰(太陰、少陰、厥陰)を犯すこと。

 

小腹満=下腹の膨満。

 

嚢縮=陰嚢が縮み上がる。

 

煩躁=いらいらしてじっとしていられない。

 

厥逆=手足の末端から冷えること。

 

消渇=しょうかつ・しょうかち・

1)一般に多飲・多食・多尿の症状を特徴とする病症をさす。

2)多飲・多尿・尿甘を特徴とする病症をさす。

3)口渇をさす。

漢方用語大辞典、新・東洋医学辞書ソフト

 

ゴールド三養茶

ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。

簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
 ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。

 

250g 8,400

500g 15,750