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黄帝内経素問 診要經終論.篇 第十六 第五節 訳 少陽終

2012-01-24 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 診要經終論.篇 第十六

第五節

原文

 帝曰。願聞十二經脈之終、奈何。

 岐伯曰。

太陽之脈其終也、載眼反折瘈瘲、其色白、絶汗乃出。出則死矣。

 

少陽終者、耳聾、百節皆縱、目 絶系。絶系一日半死。其死也色先青白乃死矣。

 

陽明終者、口目動作、善驚妄言色黄。其上下經盛、不仁則終矣。

少陰終者、面黒齒長而垢。腹脹閉、上下不通而終矣。

太陰終者、腹脹閉、不得息、善噫善嘔。嘔則逆。逆則面赤。不逆則上下不通。不通則面、皮毛焦而終矣。

厥陰終者、中熱嗌乾善溺、心煩。甚則舌卷、卵上縮而終矣。此十二經之所敗也。

 

 

旧カネボウ薬品資料 足少陽胆経 経脉走行路

 

目の外眼角(瞳子)から始まり、上って側頭部に至り、耳後に下行し、頸部に沿って手少陽三焦経の前に走り、肩上に至ってから返って手少陽三焦経の後側に交り出て、再び下行し、缺盆部に入る。

 

 耳後の支脉:耳後から耳中に入り、出て耳前を経て、外眼角の後方に至る。

 

 外眼角部の支脉:外眼角から分かれて、大迎に下って、手少陽三焦経と眼窩下に集合する。

また、頬車を経て頸部に至り、缺盆部に入る脉と集合し、それから下行し、胸中に入り、横膈を通って、肝臓を絡い、胆に属し、季肋部に沿って下腹の鼠部に出て外陰毛の生際を経て、寛関節部に横に入る。

 

 缺盆部の直行の経脉:腋窩の前に下行し、側胸部に沿って季肋部を通って寛関節部に入る脉と会合し、さらに下り大腿外側に沿って膝部外側に出て、下に腓骨の前を通って直下して腓骨の下段に至り、また外踝の前に出て足跗部に沿って足の第四趾外側端(足の竅陰・きょういん)に至る。

その分支は足背から分け出して、第一、第二中足骨の間を経て、第一趾に至る。

 

旧カネボウ薬品資料 手少陽三焦経 経脉走行路

 

 薬指の末端(関衝穴)から始まり、行して第四、五中手骨間に出て腕の伸側に沿って前腕伸側の橈骨と尺骨との間から出て、上って鳥掾突起を通り、上腕外側に沿って肩部に達し、足少陽胆経の後側にまじわり出て前に缺盆部に至り、缺盆部から裏に入る経脉:胸中に分布され、心包を絡い、下に横隔を通って胸部から腹部に至り、上焦、中焦、下焦に属す。胸の缺盆から出て、上って項部に走り、耳後に沿って直上し、耳の上方に出て、さらに曲って頬に走り、眼窩下縁に至る。

 

耳部の支脉:耳後から耳中に入り、出て耳前に走り、前支脉と頬にまじわり、外眼角に至り、足少陽胆経とつながる。

 

 その他に一つの分支が委陽から別け出して、上焦、中焦、下焦に入る。

 

上記の二経脈の気が尽きるようになりますと、聴力障害になり、全身の関節がゆるみ、目はおどろいてキョトンとした状態になり、目の系統が断絶すると、一日半位で死に至ります。

その死に至るときの顔色は先ず青(肝胆の色は青)くなり、青から白くなり亡くなります。

 

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