おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第2章 漢方はどう診断するか
血の道症(血毒症)の原因とその対症法
p126ストレス解消の基本はちゃんとした排泄にある!
「浜の真砂(まさご)はつきるとも、世に盗人の種はつきまじ」と辞世の句を残して、釜ゆでの刑でこの世を去った、江戸の盗人のナンバー1の石川五右衛門は、役人から「忍びの極意は何か」と問われて、その極意は「屋敷に忍び込んだら、そこでうんこをたれること」といったというのです。
糞(ふん)づまりでは、それだけ気が散ってかっかし、おどおどして仕事にならない。
まずは、うんこを出して気をおちつけようという意味です。
よく、やれ旅行だのハイキングだのマラソンだのとなると、いちばん気になるのは、その日の朝、ちゃんと排泄があるかということです。
この五右衛門の名言は、ストレスの原因になる内在的な要因の処理をうまく表現しています。
気の道症というのは、神経ばかり使ってストレスがたまることですが、それは人間の体の内部では水毒、血毒が起こっているということです。
水を飲みすぎたら、汗を出さなければならないからかっかします。
暴飲暴食した人は、眠るといびきをかきます。
腹いっぱい食べたり飲んだりしているのだから、それを発散しなければなりません。
だから鼻からグーグー水分を出しているのです。
食べたものの老廃物は大便と小便で出していますが、それができないと水分は皮膚、口、鼻から出します。
この水滞の障害を水毒といいます。
血毒というのは、血のめぐりが悪い、充血を起こす、出血する、便秘するという血滞の障害をいいます。
また、水毒と血毒の相乗作用からくるストレスもあります。
便秘というと水毒と思われがちですが、血毒なのです。
ヘドロを食べた場合、肝臓に負担がかかります。
便秘するとかっかします。
わかりやすくいえば、便秘は下から排泄していないで、腸にたまっていることです。
人間は毎日食べているわけで、上からどんどん入ってくれば、水分を抜いて濃縮するしかありません。
抜いた水分は、頭や皮膚から出さなければなりません。
心臓は皮膚からこの水分を出したり、血液を送るために余分に働くことになります。
だから水毒というより血毒というのです。
便秘の現われは食物がまずくなったときがはじまりで、これがヘドロ化するのです。
血毒はそのほか、外的な傷害――炎症が起こるとか、眼が赤くなる、舌が赤くなる、ほっぺが赤く手がほてる、血圧が高くなる、のぼせて充血するといったすべての血症をさしています。
水毒は、胃や腹から水分を出せない病で、皮膚や呼吸器から出して負担をかけている状態です。
コップ一杯の水分は小便として出すのは簡単なことですが、さて、皮膚や呼吸器から出す場合、汗でなくて、気体で出すとしたら一日がかりです。
これでは四六時中、寝ても醒(さ)めても神経を集中しているのだから、不眠症にもなるわけです。
ちょうど荷物を抱えて寝ているのと同じこと、それが肩こりや背中のしこり、腰の痛みになってくるのです。
こうしたストレスは、ふつう、微調整することができますが、ぎりぎりに調整していると、お手上げになります。
これを自律神経失調症とかアレルギーなどといっているのです。
アレルギーというのは、大便や小便で出す水分を非能率的な皮膚、呼吸器、口、鼻からもろに出しているのだから、鼻がつまったり、喘息アレルギーになりやすいのです。
皮膚から四六時中水分を出していたら、皮膚の抵抗力は減退し、ちょっとしたことで異常が起こってきます。
冬に夏の状態でかっかして、エネルギーを使っていたら、もちろん精力も衰えてしまうわけです。
二重のストレスというのは、原因の水毒と血毒が重なってくる場合で、体は右肩も左肩もこってくるし、左足も右足もつってくるのです。
いわゆる病膏肓(やまいこうこう)という状態、ストレス病で体はがたがたになります。
肝腎のかなめはピンとしなくなり、男性はインポテンツになる。女性は男性化して、セックス嫌悪(けんお)症にかかり、不感症に陥るのです。
希代(きだい)の盗人、石川五右衛門の言葉は、ストレス解消の名言であることが、お分かりになったと思います。
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。
250g 8,400円
500g 15,750円