おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第2章 漢方はどう診断するか
血の道症(血毒症)の原因とその対症法
p131便秘症の人は左肩がこり、好んで動物性蛋白質の食事を摂る!
便秘症の人は、左肩がこってきます。
便秘は血症と同じ病状を呈するのです。
腸にヘドロがつまった状態、臭い汚物を腸いっぱいにためているのだから、肝臓はたいへんな大忙しなのです。
肝臓は汚物が腐敗しないように、せっせと解毒作用をしなければなりません。
一日二日ならいざ知らず、三日も四日も、あるいは一週間も便秘していたら、肝臓もへとへとになってしまうのです。
肝臓は解毒作用ばかりではありません。
栄養を吸収して血液を製造する器官でもあるのです。
肝腎(かんじん)のかなめに負担をかけるわけですから、たんに〝糞(ふん)づまり〟なんていってばかにできません。
左肩がこってくるのも、間接的には血症と関係が深いということなのです。
消化管はもちろん、肝臓から腎臓、心臓だって冒しかねないわけです。
便秘症は女性に案外多いものです。
とかく排泄という人間の毎日に生理作用の大小便の話は、汚い話として女性はしたがらないもの、よくいえばがまん強くて、ちびちび出している人が多いのです。
もちろん、女性が大声で大小便の話をしたら艶気(つやけ)も消え失(う)せてしまいますが、かといって、臭いものは一日も早く出したほうがいいに決まっています。
女性にとって、便秘は艶気を消してしまう大敵なのです。
一日便秘すれば、女性の餅肌(もとはだ)は台なしになり、肌の艶が衰えて荒地のようになってしまうのです。
科学的に説明しますと、皮膚や粘膜にたいへんな負担がかかってくるということです。
皮膚は呼吸して気体を発散していますが、水分を皮膚から気体にしてどんどん出して、汚物を濃縮しているのですから、頭痛がし、のぼせ、皮膚表面は汗腺(かんせん)が開きっ放しで、荒れてかさかさになってしまいます。
いくら水もしたたる美人でも、肌がかさかさではおしまいです。
便秘はちょうど、人間を乾燥機にかけているようなもの。
呼吸器、皮膚、頭部から水分を蒸発させているのだから、フル労働をして、フルに頭を使っている状態と同じです。
食べれば食べるほど水分だけ抜けて出て行き、排泄の期待を裏切られるのですから、いつ出てくるかの取り越し苦労だけで、いらいら、はらはら、神経質になって、だんだん食欲も減退する。
減退すればいっそう出る気配はなくなるというわけです。
トイレで三十分も一時間もじっとがまんして、お出ましを待っているのは、悲惨というほかありません。
こうした便秘症の人は、動物性蛋白(たんぱく)質の食事を好んで摂(と)る人に多いのです。
紅茶キノコが日本全国を席巻(せっけん)したことがありました。
この紅茶キノコが大ブームを起こしたのも、もとをただせば「便秘に効く」というだけのことだったのです。
それが「雑菌を飲んでいる」と批判されると、雲霞(うんか)のごとくキノコもどこかに消えてしまいました。
キノコの効用は別にして、それだけ日本人に便秘症がふえているということです。
青息吐息、汗まで出して糞便を濃縮して、おまけに皮膚がかさかさになっては、いくら厚化粧しても映えません。
まずは便秘症の起こる原因を突きとめて、それを改善すれば、みずみずしい肌が戻ってくるのです。
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