おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十
第七節
帝曰。何以知病之所在。
岐伯曰。察九候、獨小者病。獨大者病。獨疾者病。獨遲者病。獨熱者病。獨寒者病。獨陥下者病。
以左手足上去踝五寸按之、庶右手足當踝而彈之。其應過五寸以上蠕蠕然者不病。其應疾中手渾渾然者病。中手徐徐然者病。其應上不能至五寸、彈之不應者死。
是以脱肉身去者死。中部乍疏、乍數者死。其脈代而鉤者病在絡脈。
語句の意味
鍼灸医学大系の語句の解より
*王冰の注に「相失するの候診凡て七つ有りとは、此を之謂うなり。然して脈に七診を見わすは、参伍して調わざるを謂う。其の独り異なるに随って以て其の病を言うのみ」とある。
七診=七種の脈候または七種の診察法。
①脈象。三部九候をみて、その中の一候だけが他に比較して、小・大・速・遅・熱・寒・陥下と、この七つの異常をあらわしている時は、そこが病んでいると考える。<素問三部九候論第十節>参照
②診法。心を静めて神を存する。外を忘れて慮をあらう。呼吸を均しくして中気を定める。軽く皮膚の間を案じて、その腑脈を探る。やや重く肌肉の間を按じて、その胃気を探る。さらに重く骨上を案じて、その臓脈を探る。上は魚際を尋ね、下は尺沢を尋ねてその終始を求める。
按=①おさえる。なでさする。しらべる。②脈診する。その沈部の象を求める。③案(かんがえる)。
按診=触診に同じ。
按診=手を用いて患者の身体に触れて診断すること。
彈=鍼灸術語。刺針した針の柄を指ではじいて、刺激を強めること。
蠕=ゼン。ウゴメく。のろのろ動く。ジュ。虫が動きはうさま。
蠕蠕=ゼンゼン・ジュジュ。うごめく、はい歩く形容。シナ北方にいた種族名、→匈奴の別種。
渾渾=水が盛んに流れる形容。濁った水が流れるさま。わかりにくいさま。
徐徐=ゆったりと。もの静かなさま。
脱肉=肉がやせほそってゲッソリとしてしもうことである。鍼灸医学大系
身去=体力がぬけてしまって何する力もないことである。鍼灸医学大系
乍疏乍數=たちまちそ、たちまちさく。脈拍が不規則で、散乱して秩序を失い遅くなったり早くなったりすることで、怪脈の脈經に属する。気血が消滅しかけているときにあらわれ、危篤な病状である。
怪脈=生命が危機に瀕した時に現れる特殊な脈象。
代脈=脈象の一つ。脈の到来が緩弱で、規則的な休止があるもの。この脈は、臓気の衰弱を主り、心臓疾患・驚恐・打撲の重症なものなどにみられるが、また妊娠後期にも見られるので、これは区別しなければならない。
代脈=脈の拍動が一定の回数になると止まる脈。
鉤脈=<素問陰陽別論>「一陽鼓するを鉤という。」
<黄帝内経素問王冰注>「一陽とは三焦の心脈の府をいう。しかり一陽鼓動する者は則ち鉤脈也。まさにこの鉤脈は則ち心脈なるべし。・・・・・」
<難経十五難>「夏の脈は鈎、心は南方の火なり、万物の茂する所、枝垂れ、葉を布き皆下曲すること鈎の如し、故ににその脈の来ること疾く、去ること遅し、故に鈎と曰う。」
<難経十五難>「夏の脈は鈎、反するものは病となす、何を反すと謂う。然る也。その気来ること実強、是を太過という。病外にあり、気来ること虚微なる、是を不及という。病内にあり。その脈の来ること累累として環の如く、琅玕を循るが如きを平という。来りて益々数、鶏の足を挙ぐるが如くなるものを病という。前曲がり、後居して帯號を操るが如くなるを死という。夏の脈は微鈎なるを平という、鈎多く胃の気少きを病という。但鈎にして胃の気少きを病という。但鈎にして胃の気なきを死という。夏も胃の気を以て本となす。」
黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第二節 語句の意味 2-2
黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第八節 語句の意味 2-2
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