おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第2章 漢方はどう診断するか
血の道症(血毒症)の原因とその対症法
p133香辛料を摂らないで肉や魚を食べているとてきめんに便秘となる!
人間は食物を食べて、十分に消化吸収して排泄できれば、健康は保証されますが、胃や腸で、停滞して排泄できないままたまっていると、肝臓が無理して解毒作用をし、腸のなかの汚物を腐敗から防ぐのです。
が、便秘がつづくと排泄物である大便は異様な臭気を発し、放っておけば体じゅうに臭気が回って臭くなりかねません。
昭和四十七年に、赤城山中で起きた連合赤軍の陰惨な事件は恐ろしい事件でした。
そもそも、あの事件の発覚は、赤軍派メンバーが集落に下りてきたときに、体から発する異様な臭気があったからです。
なんと赤軍派の連中が隠れて食べていた食物は、インスタントラーメンを米のなかでごった煮した〝赤軍がゆ〟、みそ汁に小麦粉だんごという粗末なもので、スパイス不足とそのうえ野菜といえるものはなく、警官がアジトに踏み込んだときは、鼻をつく臭気がぷんぷんだったということでした。
それもそのはず、澱粉質の単一な粗食では、便秘を強制しているようなものであり、男女の別なく十人が十人、同じ臭気を放っていたに違いありません。
だから、たとえ里に逃げてもすぐに発見される状態にあったと思われます。
便秘は、肝臓に負担をかけて生きているようなもので、だんだんと血症を起こし、やがて血毒と親戚関係にあるガンとか腫瘍とか肝炎、心臓障害の原因をつくることになるのです。
また、呼吸器や皮膚にも負担をかけていることは、いってしまえば、腸がつまると体全体がつまってくること、ちょうど弓の弦を張れるだけ張っているようなものです。
弦に傷でもあったらたいへんです。
ぷつんと切れてしまいます。
便秘の原因は、食べている食物だとか、神経質でかっかしているとか、いろいろありますが、総じていえることは、腸の活動が鈍いということです。
この活動を助けてやれば便秘は起こらないのです。
ヨーロッパ人は肉食で大食いですが、日本人のように胃腸をこわしません。
大動物の肉を毎日食べていても便秘にならないのです。
それはすでに述べたように多量のスパイス、香辛料を肉といっしょに食べているからです。
香辛料は、昔は気剤という薬でした。
薬をいっしょに食べているのだから助かります。
香りの高いものは、腸の活動を刺激して消化吸収を促進させる効きめをもっています。
便秘症の人は総じてこの香辛料を〝常識のうそ〟に騙されて摂らない人に多いようです。
ワサビ抜きの寿司をぱくぱく食べている人は、てきめんに便秘になります。
生肉と生魚は腐敗しやすいものです。
それを胃のなかにぽんぽん入れれば、胃や腸は冷蔵庫ではなく、三十七度の腐敗の適温です。
腐敗しないのが不思議です。
肝臓は必死になって腐敗を防ぐ解毒作用をしますが、腸のなかでチェックされてとどめられ、停滞するわけです。
香辛料はその腐敗を防ぐ効果をもっているのです。
腸を刺激して活動を高め、胃腸のなかの食物の腐敗を防いでくれればこれは腸にとっては、一挙両得ということになるわけです。
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。
250g 8,400円
500g 15,750円