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黄帝内経素問 経脈別論篇 第二十一 語句の意味2-2

2012-11-26 09:37:48 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 経脈別論篇 第二十一

第三節

 食氣入胃、散精於肝、淫氣於筋。食氣入胃、濁氣帰心、淫精於脈。脈氣流經、經氣歸於肺。肺朝百脈、輸精於皮毛。

毛脈合精、行氣於府。府精神明、留於四藏、氣歸於權衡。權衡以平、氣口成寸、以決死生。

 

語句の意味2-2

 

朝=チョウ。アサ。アシタ。朝食前。ほぼ午前中。朝廷。一日。春、上京して天子にお目にかかる。朝廷へ出る。官庁。貴人にお目にかかる。召す。一代の称。一つの年号。

朝す=集って来ることである。鍼灸医学大系

 

百脈=百には、たくさん・多数の意味があり、全身の脈をあらわしている。

 

輸=①運輸あるいはそそぎこむこと。

<素問経脈別論>「飲胃に入れば精気游溢し脾に上輸する。」

②腧、兪に通ずる。穴位。

<霊枢九鍼十二原篇>「経絡の注ぐ所を輸となす。」

<霊枢邪気蔵府病形>「榮輸は外経を治し、合は内府を治す。」

 

毛脈=①脈名。脈状は軽く軟らかで力なく、しかも浮いている。

<素問陰陽別論>「鼓一陰を毛という。」

<難経十五難>「秋の毛脈なるは、肺は西方の金なり、万物の終る所、草木の華葉皆秋にして落つ、其の枝独り在りて毫毛の如し、故に其の脈来ること軽虚にして以て浮、故に毛と曰う。」

<難経十五難>「秋の脈は毛、反するものは病となす、何かを反と謂う、然る也、その気来ること実強なる是を太過という。病外にあり。気来ること虚微なる是を不及という。病内にあり。その脈来ること藹藹として車蓋の如く、之を按ずれば、益大なるを平と曰う。上ならず、下ならず、雞羽を循るが如くなるを病と曰う。」

②皮毛と血脈のこと。

<素問経脈別論>「毛脈精を合して、気を府に行らす、府精神明となりて四蔵に留まり、気、権衡に帰す。」

 

府=①腑(ふ)に同じ。②聚まる処を府という。③気海、すなわち膻中のこと。

<素問経脈別論>「毛脈、精に合し、気府に行る。」

 

神明=①日月星辰のこと。

<素問五運行大論>「論に云う、天地の動静、神明之が紀をなす。」

②神あるいは精神の働きのこと。

<素問霊蘭秘典論>「心は君主の官、神明出づ。」

<傷寒論序文>「・・・その身已斃山神明生滅し変じて異物と為り、重泉に幽潜されて徒らに啼泣を為さしむ・・・。」

 

四藏=しぞう。①心肝脾腎のこと。

<素問経脈別論>「府精神明、四蔵に留まる。」

②肝心脾肺のこと。

<霊枢天年篇>「人生九十歳、腎気焦げ、四蔵経脈空虚なり。」

 

歸=帰。歸は旧字。キ。カエる。もと来た方に引きかえす。家にかえりつく。もといた場所にもどる。去って行く。もとどおりになる。カエす。もどらせる。もと持っていた人にもどしてやる。むくいる。トツぐ=嫁。嫁に行く。ゆだねる。つき従う。よる。たよる。味方する。オクる→贈。はじる「帰色」。終わる。合う。あわす。

 

權衡=けんこう。権衡。はかりの分銅(ふんどう・おもり)と、さおばかりのさおと。つりあい。星の名。

 

氣口=寸口のこと。一般脈診の部位。

<素問経脈別論>「気口は寸となし、もって死生を決す。」

寸口=両手の橈骨突起の内側の橈骨動脈上の脈診部位をさす。気口、脈口ともいう。寸口は手の太陰肺経に属する動脈であり、このところは太淵穴で魚際を去ること一寸なのでこの名がある。

<素問経脈別論>「気口は寸をなし、以て死生を決す。」

<難経一難>「寸口は、脈の大会、手の太陰の脈動也。・・・五臓六腑の終始する所、故に法は寸口に取る也。」

 

成=セイ。ジョウ。ナる。できあがる。成功する。うまれる。終わる。ナす。できあがせる。成功させる。タイラギ。和議。タイらげる。ならす。平均する。百分法による十分の一。方十里の土地。

 

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