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黄帝内経素問 経脈別論篇 第二十一 第一節

2012-11-12 09:23:59 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 経脈別論篇 第二十一

第一節

原文

 黄帝問曰。人之居處、動靜、勇怯、脈亦爲之變乎。

 岐伯對曰。凡人之驚、恐、恚、勞、動、靜皆爲變也。是以夜行則喘出於腎。淫氣病肺。有所堕恐、喘出於肝、淫氣害脾、有所驚恐、喘出於肺。淫氣傷心。度水跌仆、喘出於腎與骨。當是之時、勇者氣行則已。怯者則着而爲病也。

故曰。診病之道、觀人勇怯骨肉皮膚、能知其情、以爲診法也。

訓読

 黄帝問うて曰く「人の居處、動靜、勇怯、脈も亦之がために變ずるか」と。

 岐伯對えて曰く「凡そ人の驚、恐、恚、勞、動、靜は皆變を爲すなり。是れを以て夜行けば則ち喘は腎より出づ。淫氣肺を病む。堕恐する所あれば、喘は肝より出づ、淫氣脾を害す。驚恐する所あれば、喘は肺より出づ。淫氣心を傷る。水を度(わた)りて跌仆(テツボク)すれば、喘は腎と骨より出づ。是の時にあたり、勇者は氣行きて則ち已む。怯者は則ち着して病となるなり。

故に曰く。病を診するの道は、人の勇怯骨肉皮膚を觀て、能く其の情を知りて、以て診法と爲なり。

 

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