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黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十 第十一節

2012-11-06 09:31:04 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十

第十一節

原文

 帝曰。其可治者柰何。

 岐伯曰。經病者治其經。孫絡病者治其孫絡血。血病(1)身有痛者治其經絡。其病者在奇邪、奇邪之脈則繆刺之。留瘦不移節(而・東洋学術出版社素問にはこの字あり)刺之。上實下虚切而從之。索其結絡脈、刺出其血以見通之(2)

瞳子高者太陽不足。載眼者太陽已絶。此決死生之要、不可不察也。手指及手外踝上五指留鍼(3)

(1)血病 甲乙經にはこの二字はない。又この二字は前後の関係より見て衍文と思われるによって之を削る。

(2)以見通之 甲乙經は以通其気に作る。これに従う。

(3)手指及手外踝上五指留針の十一字も亦錯簡の文と思われる。従って之を削る。

訓読

 帝曰く「其の治すべきは、柰何にせん」と。

 岐伯曰く「經病は其の經を治し、孫絡の病は其の孫絡の血を治す。身に痛み有るものは其の經絡を治す。其の病奇邪に在れば、奇邪の脈、則ち之を繆刺す。留瘦して移らざるは節して之を刺す。上實して下虚するは切して之に従い、其の結絡の脈を索め刺して其の血を出し以て其の氣を通ず。瞳子高き者は太陽の不足なり。載眼する者は太陽已に絶す。此れ死生を決するの要、察せざるべからざるなり」と。

 

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