定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

監視し合う社会

2015年01月23日 23時52分55秒 | 日記

最近、SNSにも書いたのだが......

昨今のアベイズムのせいでもなかろうが、人と人が見張り合う世の中になってきているのが心配。

早朝出勤の時は、進む先々に道路を掃く人がいて、まばらな通行者の持ち物を眺めたりする。駅前では路上喫煙・違法駐輪の監視、枚挙にいとまは無い。特に気になるのは娯楽場、例えば映画館内で、従業員でもないのに、他人の飲食を、必要以上に注意を与える人を見るようになった。

許容の幅を少し拡げて、他人を見られないのかなあ。こんな風潮が加速していくと、大日本帝国時代の密告社会ができあがらないかと、少し不安。シニアシチズンのひとりとしては、独善的な正義を振り回すことだけは、慎みたいと思うばかりです。

 


特別な一日(1977年)

2015年01月23日 07時21分42秒 | 日記

時は、ムッソリーニ政権下のローマ。夫と6人の子の世話に疲れている主婦。家族全員がファシスト総会に出掛けている間の出来事を描く。
ありがちなキッカケで、元ラジオ局員と知り合った女は、男を好きになる。しかし、男は男しか愛せない男だった。それでも構いませんよ的に、燃えあがる情熱の女。
折しも「イタリアの男は、夫か父か兵士でなければならぬ」の思想のもと、同性愛者=反国家分子と見做され、男はその晩、国を追われてしまうのだ。
ソフィア・ローレンは、脆くも芯が強い女性を演じた。そして、マストロヤンニの笑顔が、なんかカワユイと思いました。因みに、僕は男を愛せない男ですが。