
誰も泣かなかった それでもかぞくだった
ポスターのコピーのままの作品だった。
一族の最長老の死で、子ども3人とその家族が集まり、普段潜伏していたそれぞれの思いが一気に爆発する筋書き。
岸井ゆきのが演じる孫娘が軸になる。2016年公開の『森山中教習所』の中で、出番が少ない脇ながら、一際存在感を出していた女優だった。小柄であるが、この女優には主張がある。
前評判も地味な作品だが、性善説に立つ人の真心=周りへの感謝の心 がテーマです。そのことを笑いを交えて綴り、作品自体にも静かな主張があった。
そしてこれにもやはり出ていた、光石研。