おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな 芭蕉



樹木希林は才人であり、人生への達観ぶりは、冒頭の俳句に心酔していたことでも汲み取れる。達観は哲学の域にも入り込んでいたように感じる。
池袋東口無印良品の2階で、樹木希林の展覧会を観てきた。チラシ広告では物販がメインの体であったが、さにあらずかなりの内容が凝縮された催し。
才人の片鱗は、高校時代の油彩

最近のビジネス誌で、内田也哉子が母を語った文中に樹木希林の言がある。
「心の中のブラックホールは消せるものではない。それを紛らわすだけの大きなものに向き合わなければ」
ある意味、ストイシズム上の無頼派である。
安定した結婚生活を棄てて、内田裕也に向き合ったのは、無頼派の宿命と言えるのでは。
会場では、持つものに工夫を加えた洋服、達筆な手紙文などにも惹かれたが、なんといっても、
almost the same ↓
