定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

ハマリ役

2023年03月07日 22時42分10秒 | 日記

てっきりS.スピルバーグ監督の成功譚と予測し映画館に行ったが、
ことのほか重いストーリーだった。

物語のスタートは1952年、両親とまだ6歳くらいのスピルバーグが、映画館に行くところから。
アッパーミドルのユダヤ系の家庭、父は当時将来の行末も判らないコンピュータ技師、母はピアニストである。
スピルバーグの感性は芸術家たる
母から受け継いだもの。

母を演じるのは、ミシェル・ウイリアムズ。悲しみを湛えた『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の演技が忘れられない。
天真爛漫で自由奔放な母を演じ、
まさにハマリ役であった。
母の奔放さが後に、家庭に影を落とすことになるのだが。

ストーリー外では、ミシェル・ウイリアムズの1950年代ファッションに食いついてしまった。服飾の仕事をしている僕の倅・娘は必見かな。