定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

娘の誕生日

2021年03月26日 19時00分00秒 | 日記
金曜の正午、表参道の地下鉄駅は、人で溢れ返っていた。この平日の昼間、ビジネス以外で青山にいるのは
僕のような埼玉あたりの人であろうね。
南青山のデリカテッセンで娘と待ち合わせ、誕生日贈答品を渡す約束をした。
当該食事処は、娘が社会人をスタートした店。美大を出て、厨房仕事から。
いまは、同じ会社が運営するアパレル部門にいる。
仕事に身を入れ過ぎて、倒れそうになり、否、殆ど倒れて、過去何度か南青山まで娘を見舞いに行ったことがある。

そして本日、元気な娘を訪ねたのは初めてかな?仕事は充実してしているようだ。恋人なんかはできたのだろうか、娘と言えど個人情報に踏み込むことはできない。




ナシゴレン

2021年03月24日 20時29分00秒 | 日記
自宅駅のスーパーで、ナシゴレンが
2割引になっていたので、1食買って晩飯にするところ。

シンガポールに住んだ頃、夜食の屋台でナシゴレン。ジョホールバルからマレー半島に渡り、マレーシアの屋台でナシゴレンと僕の東南アジア生活の常食であった。

写真のような洒落のめしたテイのはずはなく、庶民食堂メニューであるから、常にプラスチックの食器に載り、スプーンとフォークで食すわけです。持ち帰りの場合は、油紙的な袋に入れて渡されたなあ。
既に40年前のおはなしです。

インドネシア、マレーシア料理と言ったところで、
nasi=飯、goreng=炒
である。僕のカレーと炒飯の晩飯ルーチンに何ら変化なし。

写真の向きが?


美しい夏キリシマ(2003年)

2021年03月23日 20時08分00秒 | 日記
柄本家のイケメン・柄本佑が主演・まだ少年でした。
終戦の年の8月、肺浸潤を患い学徒動員を免除中の中学3年生。厳格な祖父宅に引き取られ、ボンヤリ暮らしている。

年上のいとこに、ぐいぐい迫られたりするが、まだ色恋に興味なし。
従姉を、平岩紙が演じている。
まだ可愛さが先行する年齢。

キリスト教に興味を持っている。祖父も食卓で「耶蘇はだめだぞ!」と言うくらいで、黙認している模様。

黒木和雄監督作品はこの作品のだいぶ後に公開された『紙谷悦子の青春』を観ている。戦時下の制約された中での、淡い恋物語である。

翻ってこの作品に描かれているのは、霧島を臨む限りなく綺麗な宮崎の風景。そこで暮らすのは道徳心に溢れる慎ましい人間ばかりではないよ、と時折ドロっとした切り口を見せるところが好きである。

(時々フリーズする棚落ちのDVDで鑑賞)

成田凌のイメージ

2021年03月21日 21時20分00秒 | 日記
3月の祝日は、仏壇におはぎを供えてから映画を1本。
おなじみ成田凌と売り出し中の清原果耶。数学にしか興味を持てない予備校講師とその教え子の高校生女子。
コミュ障の教師に3次元の恋愛指南をする教え子、彼女の意に反して先生の恋愛はナチュラルに上手く運んでしまう。そして教え子が取る行動は...
成田凌は発達障害であろうかと思われるオトナ男子を訥々と演じる。
だが、これまでの成田凌の役どころは、自己チュウの卑怯者のイメージで僕の中では定着している。
『愛がなんだ』において、健気な岸井ゆきのちゃんへ、モラハラからセクハラへと移行して。
『スマホを落としただけなのに』でのサイコパス役とか。
そんな感じのイメージ枠から、今作
は一歩、外に出た印象。いずれにしても腕のある俳優には変わりなし。




ミナリ( A24+PlanB)

2021年03月20日 21時10分00秒 | 日記
人の世に絶対的な幸福があるのだろうか?と観賞後に思った。

1980年代、新天地を求めてアメリカで農業を始める韓国人家族の物語。

トレーラーハウスに居を構えるが、中盤でそこは事故物件であることが判る。
元来、夫婦は孵卵場でひよこの雌雄を見分ける仕事に就いていたため、
妻は引越しに否定的。従って初日から夫婦喧嘩が絶えない。

これほどの不運があってよいものか。何事も上手くいかないことの連続。不穏な予感が全編に漲る。
唯一、韓国から呼び寄せた妻の母がぶっ飛んでいる。心臓病を抱える孫息子とのやり取りに、活力がある。
荒療治をしようとする祖母。
60年以上前の僕の日常が蘇ったのは、僕の祖母と被ったから。

ミナリは七草のひとつセリのこと。
セリはどんな土地でも育つ丈夫な植物。
ラストまで悲劇的なファミリーストーリーだが、エンディングで微かな光が映されたように感じた。

(PlanBはブラピが興した制作会社)