地元では、生ゴミ(燃えるゴミ)と包装ゴミ(プラスティックや発泡スチロール、空き缶ペットボトル)、段ボール、新聞紙などの古紙資源などに分類回収されている。
当方もそれに従って、ゴミ出ししている。
しかしその先は・・・、燃えるゴミは焼却場があるのは知っている。燃えないゴミは何処へ行くのだろうか。
プラスチックは粉砕して再利用すると聞いたことがある。
しかし、それも完全に分別されていればこそ再利用できるのだろう。そうでないものは海に流れてゆくらしい。
太平洋には8万トンのプラスチックがベルト状に浮遊するという。いわば人間の消費生活の垢。
プラスチックだから、簡単に分解することなく、ここまで溜まってしまったのだろう。
太平洋のプラスチックごみ、過去推定値の最大16倍に 研究 2018年3月23日 14:02 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/3168507?pid=19961160
写真:
2015年に海洋上から回収された網(2018年3月22日提供)。(c)AFP PHOTO / OCEAN CLEANUP
【3月23日 AFP】太平洋に漂うプラスチックごみの量は、これまでに考えられていたよりはるかに多く、面積で見るとフランス、ドイツ、スペインの国土よりも大きいことが、22日に発表された調査論文で明らかになった。論文によると、海上のごみはさらに増え続けているという。
オランダを拠点とする研究者らは今回、海上と上空から「太平洋ゴミベルト(GPGP)」として知られているビンや各種容器、漁網、微粒子といった膨大な量の海洋ごみが集中している海域を調べ、中でもプラスチックごみの量が膨大であることを突き止めた。
英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された調査論文の主著者のローラン・ルブルトン(Laurent Lebreton)氏は、AFPの取材に「GPGPには
現在、約8万トンの浮遊プラスチックがあることが分かった」と語った。これは、ジャンボジェット500機の重さで、過去の調査で指摘されていたものよりも最大で16倍多い。
だが調査チームに大きな衝撃を与えたのは、
米ハワイからカリフォルニアの間の海域にここ数年で蓄積されたプラスチックごみの量だった。それはプラスチック片で約1兆8000億個に上り、海洋生物に2重の脅威となっている。
GPGPのごみの多くは大きさ50mm以下の微細なプラスチック片で、魚が飲み込むと食物連鎖に入り込むことになる。その汚染物質の濃度はサメやアシカ、ホッキョクグマなど食物連鎖の頂点に達するにつれて高くなる。
オランダのスタートアップ「海洋浄化基金(Ocean Cleanup Foundation)」の研究者と技術者からなる75人のチームは、GPGPのごみの約半分を5年以内に回収することを目標にしている。風と潮流で漂う浮揚バリア数十基を建造し、ごみ回収にあたる計画だ。
■増え続けるプラスチックごみ
国際標準化機構(ISO)によると、世界のプラスチック生産は2015年に3億2200万トンに達した。今回調査を実施した海洋浄化プロジェクトによると、海洋に入り込むプラスチックごみは毎年800万トンに上るという。
GPGPの状況を把握するため、プロジェクトでは船30隻と高度なセンサーを取り付けた飛行機2機を投入。その結果、ごみの面積は今や160万平方キロメートルにまで広がっており、さらに拡大を続けていることも分かった。
研究論文は「GPGPの海中および海底のプラスチック汚染レベルは不明」であるとしており、この世界最大量のプラスチックごみ問題の本当の規模はまだ何も分かっていないことを指摘している。(c)AFP/Patrick GALEY and Marlowe HOOD
海汚すプラスチック、10年間で3倍増の予測 英報告 2018.03.22 Thu posted at 14:30 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35116510.html?tag=cbox;fringe
海に捨てられたプラスチックについて、英政府が10年間で3倍になるとの報告を発表
(CNN) 世界の海洋に投棄されたプラスチックの量は、直ちに対策を講じなければ10年間で3倍に膨れ上がる――英国の政府機関が21日、調査報告の中でそう警鐘を鳴らした。
英国政府の科学政策に対する助言を行う機関、英政府科学庁は「海洋に関する将来展望」と題した報告で、世界の海洋が「かつてない変化」に直面していると強調。人間の活動と気候変動の結果、海面並びに海水温の上昇、化学物質による汚染、海中のプラスチック量の増大といった環境上の重大な問題が引き起こされていると分析した。
とりわけ海中投棄されたゴミの7割は分解しない性質のプラスチックとみられ、その量は2015〜25年で3倍に増えることが見込まれるという。
プラスチックのゴミがもたらす海洋汚染は、環境破壊の悪しき一例として研究者や活動家がこの数年にわたり言及してきた問題だ。これらのゴミは海に住む野生動物を窒息させるほか、魚介類などを有毒な化学物質で汚染する。それらを口にする人間にも健康被害をもたらす恐れがある。
世界経済フォーラム(WEF)によれば、世界の海洋にはすでに1億5000万トン前後のプラスチックが漂っており、毎年800万トンが新たに流れ込んでいる。このままいけば2050年までに、海を汚染するプラスチックの総重量はそこに住む魚のそれを上回る見込みだという。
英政府科学庁の報告は、汚染拡大に歯止めをかける取り組みとして「プラスチックの海洋流出の阻止、生分解性プラスチックの新規導入、海洋汚染に関する一般への周知キャンペーンが考えられる」と指摘した。
海を漂うプラスチック、2050年までに魚の量超す見通し 2016.01.20 Wed posted at 11:49 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35076480.html?tag=mcol;relStories
写真:インドネシアの海岸に打ち上げられた大量のプラスチックごみ
スイス・ダボス(CNNMoney) 世界経済フォーラムは19日、世界の海を漂うプラスチックの量は、重量換算で2050年までに魚の量を上回るという予測を発表した。
世界で使われるプラスチック素材の量は過去50年で20倍に増え、今後20年でさらに倍増が見込まれる。用途は容器が大半を占めるが、回収されてリサイクルされるプラスチック容器は14%のみ。再利用率は、紙の58%や鉄鋼の90%に比べて極端に低い。
プラスチック容器のほぼ3分の1は回収されずに自然界などに流出している。
世界経済フォーラムの報告書は、200本以上の論文や180人を超す専門家への聞き取りをもとにまとめられた。
それによると、世界で製造されるプラスチックの量は2050年までに推計11億2400万トンへと3倍に増える見通し。世界のカーボンバジェットに占める「プラスチック経済」の割合は、現在の1%から15%へと激増する。
カーボンバジェットは、世界の気温上昇を2度以内に抑える場合、世界で許容される二酸化炭素(CO2)の総排出量を示す。
事態の悪化を避けるにはリサイクルを推進するしかないと同フォーラムは指摘し、プラスチックごみの回収とリサイクルの奨励、再生可能容器の利用、ごみ収集インフラの整備、自然界へのプラスチックごみ流出の防止などの方策を求めている。
ゴミや温暖化で海の環境悪化
海洋生物の個体数、40年でほぼ半減 WWF 2015.09.18 Fri posted at 17:09 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35070787.html?tag=mcol;relStories
写真:乱獲や環境破壊により、海洋生物の個体数が減少の一途をたどっている
動画:サンゴ礁をよみがえらせる取り組みを紹介↓
https://www.cnn.co.jp/video/14847.html
(CNN) 世界自然保護基金(WWF)はこのほど発表した報告書で、海洋生物の個体数が1970年から2012年にかけての40年あまりでほぼ半減したと指摘した。
今回の調査は海にすむ哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類1234種を対象とした。魚類は漁が行われている種で個体数が半減し、特にマグロとサバはほぼ75%の減少、太平洋のクロマグロは絶滅の危機に瀕していると指摘した。
原因として、世界的問題になっている乱獲を挙げ、特に太平洋はアジア地域の規制が少なく漁の範囲も広いことから懸念が大きいと指摘。「フカヒレ漁」によってサメの個体数も減少しており、このままの状況が続けばサメの仲間の推定25%が10年以内に絶滅に追い込まれる恐れがあるという。
海水の温暖化や酸性化によってマングローブや海草が減少し、生息環境も失われている。熱帯のサンゴ礁は半分に減っており、2050年までには完全に消滅してしまう恐れもあるとした。サンゴ礁には海洋生物の25%強が生息し、直接的な恩恵を受ける人口は8億5000万人あまりに上る。もしサンゴ礁が消滅すれば、壊滅的な影響が出るとWWFは警鐘を鳴らしている。
さらに、海上にたまった25万トンのプラスチックごみのために、魚が死んだり魚類や哺乳類が絡まって窒息したりしている問題も指摘した。
気候変動の影響では、海水温がわずかに上昇しただけで潮流に変化が生じて酸性化が進み、食物連鎖も乱される。
WWFでは「私たちが持続可能な制限の範囲内で生活すれば、海はこれからも食の安全の確保や生活、経済、自然体系に貢献してくれるだろう」と訴えている。
太平洋サンゴ礁、深刻な白化 沖縄周辺は最大70%が被害 報告 2017年9月7日 13:52 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/3142046?cx_part=top_block&cx_position=4
写真:インドネシア・スラウェシ島にあるブナケン国立海洋公園のサンゴ礁を泳ぐ魚(2009年5月14日撮影)。(c)AFP/ROMEO GACAD
【9月7日 AFP】太平洋(Pacific Ocean)のサンゴ礁の多くに深刻な白化現象が確認され、一部は死滅寸前の状態にあるとする調査報告書を6日、海洋研究チームが発表した。同研究チームは、地球温暖化によって貴重な生態系の存続が脅かされていると警鐘を鳴らしている。
フランスの調査用スクーナー船「タラ(Tara)」号は太平洋のサンゴ礁を5万キロにわたって徹底調査。同船の科学調査を率いるフランス国立科学研究センター(CNRS)のセルジュ・プラヌ(Serge Planes)氏は、報告書を発表した仏パリ(Paris)でAFPの取材に応じ、「タラ号の太平洋上のルート全域で、サンゴの死滅や非常に深刻な白化が確認された」と語った。
同船の研究者らによると、サモア諸島周辺の一部のサンゴ群体が最大90%白化していることが分かり、仏領ポリネシアのトゥアモトゥ(Tuamotu)諸島周辺ではサンゴ群体の最大半数に白化が見られた。また、ツバルやキリバスなどの島々周辺でも、研究チームが訪れたときにはすでにサンゴ礁の複数部分が死滅していた。北方の温帯海域のサンゴ礁にも白化は及び、沖縄周辺のサンゴの最大70%が被害を受けているという。
サンゴが地球の海洋環境に占める割合は1%に満たないが、サンゴ礁には海洋生物の推計25%が生息している。
研究チームが今回発表した報告書は、2000回に上る潜水によって収集した約1万5000のサンゴの標本の分析結果を基にしたもので、同報告書は白化の主要原因は地球温暖化と結論付けている。
プラヌ氏は、今回のデータによって、白化現象が以前よりもさらに高頻度で発生し、サンゴの回復に必要な期間がより短くなっていることが明らかになったと述べている。(c)AFP/Laurence COUSTAL
クジラ135頭、浜辺に打ち上げられ死ぬ 豪南西部 2018年3月23日 16:53 発信地:パース/オーストラリア
http://www.afpbb.com/articles/-/3168525?cx_part=top_block&cx_position=2
写真:豪ウエスタンオーストラリア州ハメリン湾に大量に打ち上げられたコビレゴンドウ。同州当局提供(2018年3月23日撮影、公開)。(c)AFP PHOTO / WESTERN AUSTRALIA DEPARTMENT OF BIODIVERSITY CONESERVATION AND ATTRACTIONS↓
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/4/7/700x460/img_479a990a59fba8144d313ac8d4cd5dce171865.jpg
【3月23日 AFP】オーストラリア南西部で23日、クジラの一種であるコビレゴンドウ約150頭が浜辺に打ち上げられ、少なくとも135頭が死んだ。救助隊は現在、生き残ったコビレゴンドウを海に戻す作業に当たっている。
大量のクジラが打ち上げられていたのはパース(Perth)の南315キロあまりに位置するハメリン湾(Hamelin Bay)で、明け方に漁師が発見したという。
ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州の公園野生動物局によると、現場の職員が生き残った15頭の健康状態を調べている。
対応に当たっているジェレミー・チック(Jeremy Chick)氏は、「ほとんどのクジラは夜のうちに乾いた陸地に打ち上げられ、生き抜くことができなかった」と語った。今は救助活動に必要な人員と装備の到着を待っているところだという。
コビレゴンドウの死骸を狙ってサメが集まってくる恐れもあり、当局はサメに関する警報を発令し、ハメリン湾一帯を閉鎖した。(c)AFP
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太平洋ゴミベルト(画像)