【首相-小沢会談】会談決裂 離党勧告も 2010.12.20 23:53 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101220/stt1012202353007-n1.htm
菅直人首相(民主党代表)は20日、民主党の小沢一郎元代表と首相官邸で1時間半余り会談した。首相は衆院政治倫理審査会に出席し、「政治とカネ」の問題を弁明するよう要請したが、小沢氏は「出る必要性がない。招致議決があっても出ない」と拒否した。
首相は「党として物事を決めなければならなくなる」と離党勧告を含め厳しい対応を取る可能性に言及。それでも小沢氏は近く強制起訴され司法手続きが始まることを理由に応じず、会談は決裂した。
これを受け、岡田克也幹事長は党役員会で、自らが引き続き、小沢氏の政倫審出席に向け、調整を進める考えを表明した。出席者からは、野党が求める証人喚問に同調すべきではないかとの意見も出た。
岡田氏は27日の党役員会でこの問題の最終結論を出す構え。役員会後の記者会見では「他の野党とも協議し、どういう道があるか、さらにしっかりと議論しなければならない。来週の役員会で1週間の状況を踏まえて意思決定するのではないか」と述べた。
また、首相は20日夜、記者団に「小沢さんから新しい話がないのであれば会っても仕方がない」と再会談に慎重な考えを示した。
ただ、政倫審の招致議決は困難な情勢だ。政倫審への招致議決をするには衆院政倫審委員の過半数の出席が必要だ。自民党は実効性のない議決に応じない方針を固め、公明党も同調の動きを見せる中、小沢氏を支持する委員が欠席すれば開催のめどは立たない。
一方、民主党規約と倫理規則によると、所属議員に対する離党勧告は役員会の発議により党常任幹事会が多数決で決める。離党勧告の対象者には常任幹事会で弁明する機会が与えられ、処分決定後にも不服申し立てが認められている。
馬鹿同士の90分間・・・国家解体に向かう姿 ◎西村真悟の時事通信
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?mode=Printview&page=579
昨日、首相官邸で、菅直人総理大臣と小沢一郎氏が、90分間二人で鼻突き合わせて話し合ったという。
小沢氏の政治倫理審査会出席に関し、菅氏が「出席してほしい」と言い、小沢氏が「いやです」と答えたという。
なるほど、90分間!これだけか?
ただ一つ明らかなのは、「公のこと」、「お国のこと」は、何一つ話し合われていないということ。
昨日の90分だけではなく、一体この大切なときに、ここ数ヶ月間、与党内は「小沢問題」で、「国民に説明するべきだ」という者と「いやだ」という者の両論のいずれかに所属議員を囲い込み、集団飲食を繰り返しているだけではないか。
これは、派閥抗争の次元にも達しないチルドレンとガールズの愚民抗争である。
ところで、首相官邸に入ったり出たりするときの小沢氏の表情、また、囲い込んだ手下達の待つ忘年会に向かう小沢氏の表情、つまりカメラと質問する記者の方には見向きもせず、ぷいと通過していくあの表情だ。
それ、手応え十分という感じで充実していると思われないか。
《この表情のことか 写真は産経新聞より》
その通り。小沢氏は、今充実している。生き甲斐を感じているのではないか。何故なら、それが彼の「政治」だからだ。
そして、指定された赤坂かどっかの料亭に集合させられ、ビール片手に小沢氏が入ってくるまで待っているチルドレン達。
彼らも、料亭から出るところを、待ちかまえていたカメラに迎えられ、記者から「小沢さんは何をしゃべったのか」と尋ねられる。まるで、大物の国家的機密に関与している思いなってしまうではないか。そして、この子供達にも、これが「政治」だというすり込みがなされる。
斯くして、小沢氏は我が国の国政を「愚民」一色に塗りつぶす。ここに、つまり「愚民」一色の世界において、小沢氏の生き甲斐が生まれる。ここにしか小沢氏の生き甲斐はない。
事実、昨日も首相官邸で、全マスコミが待ちかまえるなか、我が国の内閣総理大臣と九十分間だ!「政倫審に出て下さい」、「いやです」と話し合ってきたではないか。
つまり、小沢氏は、今の政界における最大の「大物」に違いない。
思えば、民主党が政権にありついてからの昨年秋以降のことを振り返るだけでも、小沢氏の「政治」には国家のことが無く、皆「私」だった。
小沢氏の、北京への百四十余人の子供議員を連れた訪問は、彼にとっては得意満面であっても、我が国家にとっては屈辱以外の何物でもない。次の韓国の大学での「講演」に至っては、もはや我が国の政治家ではなく、在日朝鮮人の本国での「反日報告」と錯覚したほどだった。
さらに今年に入って行われた民主党大会では、小沢氏は「検察の権力の横暴と戦う」と演説して、我が国の与党の大会を、まるで大学紛争時の民青の反権力大会にしてしまった。全て「私」だ。そして、昨日の総理大臣との九十分間に至る。
先日、ある民主党議員に次のように言った。
「あのなー、ばらばらになった時に、サルベージしやすいように、あまり小沢君のそばでテレビに映るなよ」
さて、今、大切な来年度予算編成時期である。
小沢氏の愚民一色報道の影にあって指摘されていないのだが、今、予算編成にあたる民主党「政治家」の頭は低劣で機能していない。はっきり言えば、アホではないか。
そもそも、
彼らは今何をしなければならないのかが分かっていない。官僚実務家の分野に素人が入るのではなく、政治の大方針を明示するべきだ。これが全くなっていない。
菅総理は、法人税を減額することを決めて、官房長官と共に得意になっているようだ。
また今日の報道では、子供手当を上積み支給するという。
そこで、財源はどうするのかというと、所得税を増額する。給与所得控除や成年扶養控除を縮小するという。
冗談ではない。我が国経済を潰すつもりかと言いたい。
今、巨大なデフレではないか。今こそ、デフレ克服の大方針を掲げ実行しなければ、インフレより恐ろしいデフレスパイラルは止められなくなる。
デフレとは、消費が落ち込んで物が売れないことである。
企業が設備投資を控えるのは、金がないからではなく、製品が売れないので設備投資を控えざるを得ないからだ。
製品が売れなければ、給与が下がる。給与が下がれば、物はさらに売れなくなる。経済の萎縮は止まらない。
この悪循環を切断する決断は、国民の可処分所得を一挙に増額すると共に、必要な国防力増強を含む公共事業に財政出動するということである。財源は、国家がもつ通貨発行特権行使の決断である。
しかるに、菅内閣は、間違った世情に媚びる子供手当、企業減税の財源として、国民の所得税を増額して、国民の可処分所得を減らしている。
まさに、逆だ。肺炎になりかけている患者に暖房と偽って水をかけるようなことである。
それを、自画自賛しながらしているのが、菅と仙石の左翼コンビであり、知らん顔して碁と手下との会食を繰り返し、自分のことしか頭にない「大物」が小沢前幹事長という配置だ。
ここに「日本は日本人だけのものではない」という友愛という馬鹿の権化、前総理の鳩山君を加えれば、コミンテルン(昔ソビエト、今中共)の運動方針の通りの道が我が国に開かれているのが分かる。つまり、「世界のブルジョアジーを打倒するために、さらに国家の完全な廃止に向けて」既に舗装された道だ。
この道は、共産主義エリートが開くのではなく、我が国では低劣な国籍不明の抜け目のない愚民が開いている。
(前衆議院議員)