落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

小豆島と入り日

2022年10月26日 | 写真・絵
ベランダから入り日が見えるのは、この時期の前後数日だ。
間もなく、画面左の建物の向こうに沈むようになる。
天体の運行は意外に早い。
もっとも部屋を出て団地のはずれに行けば観られるのだが・・・






夜の墓地

2022年10月26日 | 散歩・山歩き
先日23日午後、石井ダムまで「往復」したと記した。
往復ではなく「周回」だ。
ダムの上から展望している内に、ダム下からイヤガ谷東尾根経由で帰る道を思い出した。
だが、尾根に這い上がるその道に来て見ると鬱蒼と夏草が茂り、ズック靴では難しそう、既に日が陰って薄暗い。
此処で元来た道を引き返せば充分に明るいうちに帰宅できたのだ。
だが、頭の中は、鵯越→高尾山→星和台コースになっていた。
鵯越駅から電車で帰ることも出来たが、財布を持っていないことに気がついた。
持ち物はコンデジとアパートの鍵だけだ。
しょうがない、やはり高尾山行きだ。

高尾山は広大な墓地、車両用の門は閉まっていたが、歩行者は入れる。
大仏様あたりはまだ明るかった。
案内板を記憶すべく眺めて北門に向かって車道を歩き始めた。
ほどなく、日はとっぷりと暮れて真っ暗になった。
墓地には外灯は一切無いことに気がついた。
そりゃそうだ、夜に誰がお墓参りをするだろうか・・・
闇の中から死者に見つめられているような静寂。 聞こえるのは自分の靴音のみ。

夜空の南東方向に木星?が浮かんでいる、他の星は見えない。
墓地の周回路はほんの十メートル先には闇に消えてしまう。
かすかな星明かりで見える足下のセンターラインに沿って歩いていてはあらぬ方向に行ってしまうので、分岐ではこの星の位置が背後になるようにして歩いた。

墓園は南から北門まで4kmぐらいはあるだろうか、
車道の両側の花の名前がついた区画名の標識が闇の中に見えてくる。
西門の標識が見えたので、方向に間違いないことにほっとする。
ようやく闇の中から星和台の街灯りが見え北門に到着した。
僅か1時間余りだが、非常に長く感じた。

■よく似たコース
神戸市北区 イヤガ谷東尾根〜鵯越大仏〜鵯越墓園
http://kansai.me/krmt6/h30/0501hiyodori-daibutu.htm


「秋は夕暮れ」

2022年10月21日 | 日常・身辺
いいお天気でした。
山歩きには絶好の天気でしたが、出そびれてしまいました。
「秋は夕暮れ」 昔、清少納言が云ったそうですね。
同じアングルですが、ついついカメラを向けてしまいます。






夕食後は、「長屋紳士録」を観ました。
云わずと知れた小津安二郎監督作品。
何度も観た映画ですが、この方の作品には、秋になると見たくなる作品が多いです。


英退役パイロットが中国軍を支援

2022年10月19日 | 世相
第二次大戦中は米英中は連合国側だった。
それから80年、台湾問題で米中は敵対するようになった。
チャイナが台湾併合を目論んでいる中、日米台は阻止に向けて身構えているのに、英軍のパイロットが大金に吊られ、チャイナ人民解放軍の訓練を手助けする者が現れた。
アジアの焦臭い事情など、まさか知らないわけでもあるまいに。
英退役パイロットが中国軍を支援、専門知識を提供=英国防省  2022年10月18日
ゴードン・コレラ安全保障担当編集委員、BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/63296467

イギリス国防省はこのほど、イギリス軍の元パイロットが大金に釣られ、中国軍に専門知識を渡していたことが明らかになったと発表した。
政府は、こうした元パイロットに対し、機密情報に関する警告を発した。
英国防省の報道官によると、中国人民解放軍の訓練に、最大で30人の元イギリス軍パイロットが参加したという。
一方、パイロットの訓練や採用はイギリスの現行法には抵触しないものの、同国を含めた各国がそうした活動を阻止しようとしていると話した。
西側の関係者は、中国によるパイロットのヘッドハンティングは現在進行形で続いており、最近になって強化されたと指摘した。

この情報筋は、「元パイロットには大きな利益が提示されている。金銭が大きな動機になっている」と説明。最大で23万7911ポンド(約4000万円)が提示されたと考えられるケースもあると話した
。 退役した元パイロットは中国に対し、西側の軍用機やパイロットの運用方法に加え、台湾などをめぐる紛争時に重要となる情報の理解を助ける仕事に従事しているという。
情報筋は、「これらの人々は、そうした知識を伝えていくにはとても魅力的な人たちだ。中国軍の空軍の戦術と能力を開発するために、豊富な経験を持つ欧米のパイロットが必要とされている」と指摘した。

「採用活動が大幅に活発化」
イギリス政府は2019年に、少人数の元パイロットらが中国軍に採用されたことを把握。その時は個別の事案として対応した。新型コロナウイルスのパンデミックで中国への渡航がほぼ不可能になったため、中国軍のこうした活動は一時減ったものの、現在はまた増えており、警告に至ったという。

西側情報筋は記者団に対し、「採用活動が大幅に活発化している」と語った。現役のパイロットも標的にされているが、誰も応じていないと考えられるという。
イギリス軍では、王立空軍(RAF)に限らずさまざまな部隊で、パイロットが高速ジェットやヘリコプターの操縦を行う。こうしたパイロットは、「タイフーン」や「ジャギュア」、「ハリアー」、「トーネード」といった戦闘機の操縦経験を持つ。

ステルス戦闘機「F-35」のパイロットはこの活動に関与していないとみられているが、中国は興味を持っているとされる。中国に採用されたパイロットには、50代後半の者や、退役からしばらくたっている者もいるという。イギリスだけでなく、同盟諸国のパイロットも標的にされている。
当局によると、パイロットらは仲介人を通じてヘッドハンティングされている。また、南アフリカにある特定の航空学校が関わっているという。

中国に採用されたパイロットらが、秘密保護法に違反したり、何らかの罪を犯したという証拠はない。今回の警告は、活動阻止を目的とするとともに、現役のパイロットや航空業界のパートナーに対し、機密度の高い情報を守る義務があると勧告するためのものだ。
英国防省の報道官は、「中華人民共和国の人民解放軍兵を訓練するために、英国軍の現役パイロットや元パイロットをヘッドハンティングしようとする中国の採用計画を阻止するために、断固とした措置を講じる」と述べた。

「現役退役を問わず、全ての軍関係者は秘密保護法の対象となっている。我々は国防省における機密保持契約と非開示契約の扱いを再検討するとともに、新国家安全保障法案によって、この件を含む現代の安全保障上の課題に取り組むための新たな手段を創出する予定だ」
(英語記事 Ex-UK pilots lured to help Chinese military - MoD)