落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

アメリカの弱体化

2021年08月17日 | 世相
第二次大戦は、日米は互いに敵であったが、戦後は日米安全保障条約が結ばれ、同盟国となり、日本の防衛は米国に依存するようになった。
GHQの占領政策は日本が二度と立ち上がれないようにと、憲法に戦争放棄を明記させたほか、教育界や出版物にも規制を加えた。
文化面でも、戦後米国の映画や音楽が進駐軍とともにどっと流れ込み、昭和30年代中高生だった私など大いに影響を受けたものだ。

戦後76年、人々の世代交代が進み、戦争当事者の子や孫が社会の中枢で活躍する時代になったが、未だに憲法改正が出来ず、占領軍憲法を護っている。

そのアメリカの衰退が云われるようになった。
米国内の暴動や略奪事件が頻発し、先頃の大統領選では民主党のバイデン氏が当選したが、選挙に不正があったという噂が絶えない。
国際的には、中東アフガンから米軍やドイツ軍が撤退するというニュースがあった。
空洞化したアフガンに再度タリバンが権力を奪還したという。
アンディ・チャン氏(1934ー)メルマガ通信より
AC 論説 No.850 パックスアメリカーナの終焉
http://www.mag2.com/m/0001690065.html

Pax Americanaは何時始まったのかハッキリしないが、だいたいソビエト連邦が崩壊したゴルバチョフのころだと思う。この40年ほどの間はアメリカの軍事力で世界の平和を保つことができた。80年代以前はアメリカとソビエトの覇権争いで世界は二つに割れていたが、ソビエトの崩壊でアメリカ一強となってパックスアメリカーナで世界の平和を維持するようになった。

それはアメリカの権益を守るためとも言えるが、世界はこの40年間、米軍の駐留で強国の覇権進出を防ぐこと、つまりロシアや中国の侵略行為を押さえ、中東諸国のテロを鎮めることができたのである。中東諸国の動乱を抑えると共にイラン、北朝鮮の核開発の抑止にも暫定的な成功を収めることができた。

世界の動乱の根本はロシアのバルト三国、中国の台湾と南シナ海の土地侵略である。

バイデン政権になってパックスアメリカーナが威力を失いつつある。バイデン政権が発足して半年しか経っていないのにアメリカは国内から崩壊し始め、世界各地の動乱を抑えることができなくなった。バイデンが二ヶ月前にアフガンから撤退すると宣言し、二ヶ月だけで90%の米軍が撤退した。たった二ヶ月で撤退したということは武器や補給物資を残して退却したことである。アフガンの政府軍はほとんど役に立たず、この二週間でタリバンが領土の80%を占領してしまった。アメリカは中東の平和を維持することができなくなったのである。

アフガニスタン政府がタリバン政府になると近隣諸国でも動乱が起きる。ロシヤ、中国がタリバン新政権に接近するかもしれない。パックスアメリカーナの終焉で中国がタリバン新政権に接近し、一帯一路を広げてパックスチーナの範囲を広げていくかもしれない。

アメリカが世界の平和を維持できなくなったのは国内の動乱を押さえることができなくなったからである。アメリカは内部崩壊を始めた。バイデンの無能とサヨク民主党がアメリカの崩壊の主因である。

前にも書いたが今のアメリカはバイデンのおかげで大変なことになっている。
まず違法移民問題。国境を解放したため毎月に18万人が堂々と越境してくる上に犯罪者やテロ分子、麻薬密輸も入ってくる。これこそ人道問題なのにサヨクは違法越境を人道的理由で許しているのだ。

次は国内の犯罪が大幅に増したことである。警察は犯罪を取り締まれない。地方政府は警察の経費を削減し黒人の犯した罪も警察官が悪いと断定するし司法は犯罪者を簡単に釈放する。バイデンは法律で銃の所有を禁止すると主張するが、法律で犯罪を止めることはできない。黒人の横暴と警察の無力、バイデン政権の無作為がアメリカを無法地帯にしているのだ。

その次はアメリカの時限爆弾のインフレである。バイデンのおかげでガソリンは60%の値上げ、不動産は30%、木材は2倍から4倍、食料品は10%、その他の諸物価も同じような値上げである。株市場は大幅に上がっているが株のバブルは必ず起きると言われている。

もう一つの隠れた時限爆弾はイカサマ選挙の摘発である。メディアは報道しないがアリゾナ州の違法調査は既に民主党側の妨害を退けて再計票を済ませ、ドミニオン計票機の調査の終了した。アリゾナ州に続きペンシルバニア州、ミシガン州、ジョージア州でも再計票が行われる。イカサマ選挙の調査結果がクロと出たら民主党は全滅する。アメリカの政治がドンデン返しする大事件である。

バイデンは彼が作り出した様々な危機を処理しようとせず別の問題を提起して国民の関心を逸らそうとする。別の問題提起で新たな危機が生じる。例えば違法越境者の収容所がパンク状態になったら違法入国者を飛行機で別の州に移す。家庭訪問でコロナワクチンの注射を強要する。政府が学資ローンの滞納や家賃を滞納した人の借金を帳消しにする。国民の税金で「一部の人」の救済に使う。ばら撒き政策は勤労意欲を低下させ、政府が金をくれるから働かない人が増える。

国内問題はこれぐらいにしてパックスアメリカーナに戻ろう。

パックスアメリカーナはアメリカの覇権侵略だと批判する人も多い。しかし、アメリカは第二次大戦後から今日まで世界各地に軍隊を派遣して大国の領土侵略を防いできた。
アメリカは土地を占領したのではなく資源を略奪したのでもない代わりにロシアや中国の土地侵略と資源略奪を防いで来た。アメリカの軍事力、兵力、資金力で世界の平和を維持してきたのである。
米軍がNATOから撤退したらどうなるか、横須賀と沖縄から撤退したらどうなるか。考えてみれば事態の深刻さがわかる。

アメリカの衰退で世界の平和が失われる。中国の覇権と領土侵略が起き、各地で紛争が起きる。中国の台湾攻略、南シナ海の領土拡張、尖閣諸島の占領・・・。パックスチーナは絶対に許せない。シナの覇権侵略は台湾か南シナ海で起きる可能性がある。非常に憂慮すべき問題だ。

■山中泉著「アメリカの終わり」目次より
第2章 大統領選後のアメリカ社会の分断
(1)フロイド事件暴動の背後にあるもの
(2)BLMとは?
(3)羽州発の過激左派「アンティファ」
第4章 日本で報道されなかった大統領選とメディアの偏向報道
アメリカの報道の左傾化が著しい。

上記の本をざっと読ませてもらったが、悲しいかな日本の報道が米に倣い左傾化が進むわけだ。
2016年、トランプ対ヒラリーの大統領選では、日本のメディアの多くはヒラリーが勝つと云っていたのを思い出す。


「すすき梅雨」

2021年08月15日 | 日常・身辺
今日、終戦の日は雲が切れて青空が少しのぞいた。


気象庁の天気図を見ると、秋雨前線が日本列島上に長々と横たわっている。
「梅雨(つゆ)」という言葉は、梅の実がつく6月頃の長雨に使われるものと思っていた。
曰く「菜種梅雨(なたねづゆ)」「筍梅雨(たけのこつゆ)」。
ところが夏の終わりから秋にかけて、丁度今頃の長雨を「すすき梅雨」とも呼ぶそうだ。↓
http://weathernews.auone.jp/au/forecast/baiuword_topic.html
ちなみに、「山茶花梅雨」は11月下旬から12月上旬だそうだ。
「走り梅雨」「から梅雨」「送り梅雨」「蝦夷梅雨」「梅雨葵」などの言葉も紹介されていた。
気象庁の天気図を見ると、「すすき梅雨」はまだしばらく続きそうだ。

ベランダの鉢植え、初夏のサツキは花がつかず、葉も落ちてしまった。
近所の先輩(故人)に頂いたもので、枯れたら申し訳ないなと思っていた。
が、どういうわけか、この時期になって瑞々しい若葉が出てきた。



サツキ


クチナシ 


伸びすぎて剪ったクワクサの若葉



コロナ・家庭内感染注意

2021年08月13日 | 日常・身辺
武漢ウイルスによる感染はとどまることなく累計感染者は100万人を突破した。
第5波ピークを迎え、毎日数千人の感染者が増えている。
お盆休みが始まったが、ここは外出を控え家庭内にウイルスを持ち込まないことだろう。
天気は19日まで幸い?雨模様、大人しく家で過ごすほうがいい。
現場医師緊急リポート(上)木村百合香医師 五輪開催したのだからと帰省や旅行考える前に、家族を「家庭内感染」の犠牲にしない行動を  2021.8.12
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210812/dom2108120003-n1.html

 新型コロナウイルス感染症の第5波が列島を襲う中、お盆休みの移動自粛の声がなかなか届かない。“医療崩壊”寸前といわれる現場から、公益財団法人東京都保健医療公社荏原病院耳鼻咽喉科医長の木村百合香医師が緊急リポートを寄せた。 (取材・構成 長田昭二)

 今年のお盆休みも「コロナ禍」で迎えることになりました。多くの方が、「今年こそ」と帰省や旅行を楽しみにしていたことでしょう。本当に残念です。

 なかには「オリンピックを開催したんだから」「パラリンピックを開催するんだから」と、帰省や旅行を実行しようと考えている人もいると思います。そんな方々に、ぜひ聞いていただきたいことがあります。

 私の勤務する東京都保健医療公社荏原病院は、「新型コロナウイルス感染症重点医療機関」として、早くから感染者を受け入れてきました。そして第5波を迎えたいま、いよいよコロナ病床のパンクが、現実のものになりつつあるのです。・・・



現場医師緊急リポート(下)木村百合香医師 外出の我慢は政府のためではなく家族のため 病床も呼吸器も使えなくなる事態に 2021.8.13
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210813/dom2108130002-n1.html

 医療の最前線で懸命にコロナ治療にあたる医師は、いま何を感じ、警告するのか。昨日に続き、公益財団法人東京都保健医療公社荏原病院耳鼻咽喉科医長、木村百合香医師による緊急リポートをぜひお読みいただきたい。 (取材・構成 長田昭二)

 前回、家庭内感染で家族が亡くなったり、重症化したりした時に、ウイルスを家庭に持ち込んでしまった人が大変なショックを受ける-という話をしました。

 誰にとっても、家族はかけがえのない存在です。その大切な家族が、自分の持ち込んだウイルスによって苦しみ、命を落としていくことに、平気でいられる人はいないと思います。当事者はその後の人生を、重い十字架を背負って生きていくことになるのでしょう。

 「家庭内感染」と文字にするとそれほど深刻に感じられませんが、じつはとてつもなく悲惨な感染形態だということを知ってほしいのです。

 こうした事例は、折に触れて報道されますが、多くの人はそれを「他人事」として見ています。しかし、他人事はある日突然「自分事」になるのです。そしてその確率は、他人事と思っていた人ほど高まります。自分とは関係ないと思うからこそ無防備に出かけて感染してしまうからです。

 無防備な人がよく口にする言葉があります。
 「コロナなんて風邪みたいなもの」
 「大して重症化しないから…」

 しかし、臨床に当たる者として申し上げますが、それは認識不足です。コロナで症状が出ると、風邪どころかインフルエンザより苦しみます。特に呼吸障害と全身倦怠感のつらさは、診ていて気の毒になるほどです。・・・



加古川河口

2021年08月11日 | 日常・身辺
今年も亡父(1912ー1999)の戦友慰霊祭が高砂荒井神社で催行された。
亡父が存命の頃は盛大であったが、今はその2世・3世数名が参加している。

終了後、加古川河口の公園に立ち寄った。左岸は工業地帯だ。
広い河口は幅が800mぐらいあり、右岸は松林の公園になっている。
雲の多い天気で海水浴をする人も子供が数人だけであった。
歩道の下を見ると、大きなエイが2匹、悠々と泳いでいた。
時折、沖の方で魚が跳ねている。
釣り人に声をかけると「あれは、釣れても困るんですよ・・・」と苦笑いしていた。






上荘橋と城山




東条川が合流する付近の稲田

加古川の堤防上の車道を北に向けて帰路についた。
加古川の源流は丹波で、兵庫県でも大きな川。
堤の上の車道が何処までも続いているものと思っていたが、行き止まりになったり、下に降ろされたりで、やがて川から離れてしまった。
堤防上から広い川を眺めて走れる所は、案外少ない。


前代未聞・公明党ガサ入れ

2021年08月08日 | 政治・外交
「ガサ入れ」とは、暴力団事務所なみだ。
長年の胡散臭い自公連立も解消だろう、秋の総選挙前でタイミングよし。
徹底的にやってもらいたいものだ。
公明党議員事務所に前代未聞ガサ入れの裏 菅首相と山口代表が「維新政権入り」で物別れか
2021/08/08 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/politics/nikkangendai-755605.html

公明党議員事務所に前代未聞ガサ入れの裏 菅首相と山口代表が「維新政権入り」で物別れか
山口代表は菅首相の「現場とのズレ」を厳しく指摘(C)日刊ゲンダイ

 永田町がキナ臭い。秋の総選挙を控える中、公明党議員の国会事務所がガサ入れを食らった前代未聞の騒ぎに、菅官邸が一枚かんでいるとの臆測が飛び交っている。自公連立政権の誕生から22年。この8年で深まった亀裂は修復し難いレベルまできたのか。

 東京地検特捜部は4日、日本政策金融公庫からの融資を無登録で仲介したとされる事件に公明の衆院議員秘書2人が関与した疑いがあるとして、衆院第1議員会館の事務所などを貸金業法違反容疑で家宅捜索。問題の秘書は吉田宣弘衆院議員(比例九州)の政策秘書と、太田昌孝衆院議員(比例北陸信越)の元政策秘書だ。ともに、緊急事態宣言下の銀座クラブ通いで辞職した遠山清彦前衆院議員の元秘書。融資違法仲介の関係先として、遠山氏の自宅と代表を務める千代田区内のコンサルタント会社も捜索された。・・・



スケボー爺さん

2021年08月08日 | 世相
若いころ、友達に誘われアイス・スケートに行ったことがある。
手を繋がれリンクに出たが、あっというまに仰向けにひっくり返り、脳しんとう。
2,3秒頭が真っ暗になり起き上がれなかった。
以来、スケートはおろか鉄棒、跳び箱はまったくダメということが分かった。

当方より少し若いこの爺さんは、運動神経抜群、うらやましい。
73歳のスケートボーダー! ペテルブルクの街を颯爽と駆け抜ける
ビデオクラブ2021年08月07日 00:26短縮 URL
https://jp.sputniknews.com/videoclub/202108078607437/



東京五輪の新競技として採用されたことで脚光を浴びているスケートボード。競技では若い選手が多く活躍しているものの、遠く離れたロシア・サンクトペテルブルクでは、73歳の現役スケートボーダーがいるようだ。

ツイッターに投稿された動画には、街中をスケートボードに乗り颯爽と駆け抜ける年配の男性。

動画に映るのはイーゴリさんという男性で、御年73歳だそう。世間ではおじいちゃんと呼ばれる年齢だが、イーゴリさんは全くそれを感じさせない。滑り方を見ても、体幹が鍛えられていることがわかる。

イーゴリさんについてユーザーは、「凄くポジティブで、活気に満ち溢れている。末永く健康に!」「経験豊富なおじいちゃんスケートボーダーだ」「大人になったらこうならなきゃ」など感心のコメントを寄せている。

また、「プロテクターはつけてほうがいいよ」とアドバイスする声も。



立秋

2021年08月07日 | 日常・身辺

裏六甲・鈴蘭台盆地


給水塔

天気図では台風9号、10号が南海上を東進している。
そのせいか、風のある、くっきりとした青空の一日だった。



9日追記
台風9号は、9時55分 岡山県津山付近で温帯低気圧になった模様。
(気象庁発表)



朝の公園

2021年08月04日 | 日常・身辺
当地方の日の出は5:11。室温27℃。快晴。
目覚めはそれより早く、暗いうちだ。
早寝早起き、夜中に1,2度は目が覚め、すっかりオジン・パターンになってしまった。

階下の公園に一条の朝日が射すと、それを合図にいっせいに蝉の大合唱が始まる。
「ジュージュー ジャンジャン」ステレオで夕方まで続く。
慣れとはおそろしい、この賑やかさでも、じっと聴いていると睡魔が襲ってくるのだ。