落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

天津爆発-4

2015年08月27日 | 世相
12日の天津爆発から2週間、時間が経つにつれその実像と中共の隠蔽体質が明らかになってきている。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成27年(2015)8月28日(金曜日)通算第4637号    <前日発行>
http://melma.com/backnumber_45206/

天津大爆発の真相究明をさせない中国共産党の体質
21トンTNT火薬に相当する爆発力とはスカッドミサイル100本


 スカットミサイルに搭載できる爆薬は200キロから250キロとされる。
 天津812大爆発は一回目がTNT火薬に換算して一トン、二回目が21トンと推定された。となるとスカッドミサイルおよそ100本が一定箇所に集中して撃ち込まれたと想定していいだろう。 まるで戦争、ビルが木っ端微塵と吹き飛び、爆発現場には大穴があいた。

 もし巡航ミサイル「トマホーク」の通常装備に置き換えると3本分にあたる。
 トマホークミサイルに搭載の爆弾は通常454キロ爆弾が16個。ミサイル一本につき、およそ7・3トン。
したがって天津大爆発の規模を比較すれば、トマホーク三本分に相当することになる。

 産経新聞(8月27日)に寄稿した石平氏の論文によれば、中国国務院は天津の事故究明特別チームを送り込んだが、なんとこの現場検証責任の楊棟梁(元天津副市長)を「重大な規律違反」というイチャモンをつけて中央規律委員会が身柄を拘束し連行したという。
習近平主流派にとっては、国務院特別チームに捜査され、原因が究明されることを懼れての措置である。

 前号でも指摘したように、天津は各派閥の利権の巣窟と化けており、前書記の張高麗は江沢民に胡麻をすって政治局常務委員入りしている。張高麗はいま、シルクロード構造大プロジェクトの責任者である。
 天津を地盤とする政治家は李瑞環(元政治局常務委員)である。かれは大工出身で、庶民に人気があり、胡錦涛に近かった。かれの一族が天津利権に関与した。
  前の市長だったのは戴相龍で、かれは女婿のスキャンダルに揺れて失脚寸前、いま拘束されているとされる。
戴相龍は、しかも中国人民銀行総裁だった人である。

 爆発した倉庫は危険物取り扱い許可を得た、資本金の小さな利権集団であるが、会社情報は事故直後からネットから削除された。役員リストが消え、責任の所在が分からない。逮捕された「経営者」というのは雑魚である。
 背後にいる大物政治家らの名前は、一切でてこないため、共産党はなんとしても、原因を究明させない腹づもりなのだ。

天津事故に見た習近平体制の綻び
http://www.sankei.com/column/news/150827/clm1508270009-n1.html
産経2015.8.27 12:50更新【石平のChina Watch】

 中国発の株安が世界経済にパニックを引き起こした。中国経済の自壊が始まるなかで、私が注目したのが、今月12日に起きた天津市の大爆発事故の処理に当たっての政権側の混乱ぶりである。
 たとえば「神経ガス検出」の一件、中国中央テレビは現場に出動した北京公安消防総隊幹部の話として、「爆発が起きた付近の大気から神経ガスの成分が検出された」と伝えたのに対し、天津市環境保護局は「検出されていない」と否定した。さらに、新華社通信は専門家の話として「爆発現場では神経ガスは生成できない」と報じた。

 中央テレビの報道に対する天津市当局および新華社の否定と反論は、「不都合な情報」に対する隠蔽(いんぺい)工作の疑いもあるが、問題は「不都合な情報」であるなら、同じ政権側の中央テレビがなぜそれを出してしまったのか、である。結果的には共産党宣伝部直轄の中央テレビが伝えた重要情報を、同じ宣伝部管轄下の新華社が否定し、打ち消すという前代未聞の異常事態が起きたのである。

 政権内部の乱れが見えてきた別の出来事もある。
 爆発事故直後に、中国政府(国務院)は「事故対応チーム」を編成し、楊棟梁・国家安全生産監督管理総局長をチーム責任者として現場に派遣した。楊氏は天津市の副市長を長く務めた人物で国家の「安全生産」の総責任者だから、この人事は妥当と見るべきであろう。そして楊氏は実際、17日まで現場で事故処理の指揮をとっていた。

 ところが18日になって共産党中央規律検査委員会は突如、楊氏に対し「重大な規律違反と違法行為で調査している」と発表した。楊氏はただちに現場から連れ去られ、拘束されたという。
 規律検査委が楊氏の「違法行為」を調べているなら当然、天津事故以前から始まっているはずだ。つまり事故発生後、国務院が彼を責任者として現場に派遣したということは、規律検査委の調査が中国政府の中枢であり、楊氏所属の国務院にすら知らされていないということだ。
 そして、事故処理の最中に現場の責任者をいきなり失脚させるとは、あたかも政府が急ぐ事故処理を、党の規律検査委が横から妨害しているようにも見える。

 習近平国家主席が自ら「事故の迅速かつ円満な処理」を指示したにもかかわらず、規律検査委はなぜこのような唐突な「妨害行動」に出たのか。
 真相は不明だが、少なくとも、「国家的危機」ともいうべき天津爆発事故への処理に当たって、党の機関と政府が歩調を合わせず、むしろバラバラになって互いを邪魔し合うような状況となっているのは明らかである。

 共産党政権成立以来、何事に当たっても中央指導部の「一元的指導下」で党と政府、宣伝機関などが一枚岩となって行動することは「優良なる伝統」であった。習近平政権になって、習氏自身が指導部に対する全党幹部の「無条件従属」を求め、毛沢東並みの権限集中を図ってきたことも周知の事実である。
 しかし、今回の天津爆発事故の処理に際し、中央テレビや新華社、そして国務院と規律検査委の取った一連の行動には「一元的指導」のかけらも感じられない。むしろ、政権内部の乱れと習氏自身の統率力の欠如が露呈されているだけである。

 こうした中で、政権が全力を挙げて展開してきた「上海株防衛戦」も既に敗色濃厚となっている。習氏肝いりで政権の浮揚策としていた「9月3日反日行事」も世界の主要先進国からソッポを向かれそうな状況である。
 成立から3年足らず。一時に強固な権力基盤を固めたかのように見える習近平体制は早くも綻(ほころ)びを見せて、転落への下り坂にさしかかっているようである。

【プロフィル】石平
 せき・へい 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。

鳴霞氏:「月刊中国」ジャーナリスト
天津大爆発の真相は習近平暗殺未遂事件!〈鳴霞〉
https://www.youtube.com/watch?v=uFxwvg_2P50

2015/08/23 に公開
2015年8月12日に発生した天津大爆発は、習近平国家主席暗殺に失敗した反・習近­平派が、証拠隠滅のために起こした爆破事件だったことを、「月刊中国」編集長の鳴霞氏­が、都内のセミナーで明らかにしました。
8月22日に都内で開催された、鳴霞氏の新刊『中国 驚愕の性奴隷』出版記念講演会(JAPAN+主催)において、鳴霞氏は独自の取材によ­って、今回の爆発事件の真相と、共産党内部で現在何が起きているのかを、1時間半にわ­たって講演。
そのごく一部の抜粋映像をお届けします。
(全編DVDは鳴霞公式サイトにて準備中)
※鳴霞公式サイト
http://meikaschool.sakura.ne.jp/db/



菊水山(459m)

2015年08月26日 | 散歩・山歩き
双子台風15,16は温帯低気圧になって去り、今日は爽やかな青空が広がった。
久しぶりに菊水山南側から登ってみた。(周回3時間半)
もう真夏の暑さではなく、汗が滴っても木陰に入ると風が涼しい。
頂上の気温は24度。展望は期待通りだった。


石井ダム堰堤


ダム堰堤から大阪湾を望む


菊水山から生駒山、大阪都心を望む


北側、笠形山~千ヶ峰(手前は鈴蘭台)


今日の大阪湾(クリックで拡大します)


加瀬英明氏「『戦争反対』のプラカードは中国大使館の前で掲げよ」

2015年08月26日 | 政治・外交
安保法案は参院審議中。結果如何にかかわらず60日ルールで9月14日成立となる。
厖大な歳費を使って繰り広げられる参院審議は、一体参院は何のためにあるのか、なくてもいいんじゃないかという意見も散見された。
当方は、参院はなくてもいいと思う半面、いやもっと厳しい国運にかかわるような法案が来たとき、いわばクーリングオフみたいなものがいるかも・・とも思う。

一方、国会の外では安保法制反対のデモがあった。
安保法案は、中共の軍拡を牽制する戦争抑止法案なのに、「戦争反対」「徴兵反対」「安倍政治を許さない」などとピントの外れたプラカードが多く見られた。
共産党、社民党、九条の会、SEALDs等、の団体だった。
彼等は、中共の工作員だろうか。
■「加瀬英明のコラム」メールマガジン
http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi

「戦争反対」のプラカードは中国大使館の前で掲げよ

 安保関連法案が衆議院を通過して、舞台が参議院に移った。
 7月23日の大暑の夜に、テレビのニュースに、村山富市元首相がでてきて、まわりの男女が「戦争を許さない」と書かれたプラカードを、振っていた。

 例年にない暑さで注意力が散漫になっていたために、一瞬、麻布の中国大使館の前に集まっているのかと思ったが、すぐに国会の前だと気づいた。
 私は安保法案が衆議院で審議されていたあいだ、国会の周辺を通ったが、反対グループが「日本は戦争をしないと誓った国」「戦争反対」という幟(のぼり)やプラカードを掲げていた。

 中国では習近平主席が登場してから、「5000年の偉大な中華文明の復興」を「中国(チュング)の夢(オモン)」として煽り立てるだけでなく、公的な場において「戦争の準備を進めよ」と、発言を繰り返してきた。
 中国側の発表によっても、毎年、国防支出が世界のどの国よりも大きく増している。いったい、日本と中国政府のどっちが、「戦争準備を進めよ」と揚言しているのだろうか。

 私は村山元首相や、「戦争を許さない」というプラカードを見た時に、中国大使館の前で抗議しているのかと、勘違いした。
 安保関連法案に反対する人々や、学者や、大新聞が「憲法に違反する」「戦争を招く」「徴兵制をもたらす」と騒ぎ立てているが、懐かしさがこみあげてくる。55年前の「安保ハンタイ」の昭和レトロ劇場を、再演しているのだ。
 野党が「徴兵制をもたらす」と主張しているが、軍事について何一つ勉強していない。

 今日では、ドローンをはじめとして、AI(人工知能)が戦場の主役となりつつあって、徴兵制は遠い過去のものになっている。
 アメリカは1990年のフセイン大統領のイラクに対する湾岸戦争以来、「バトルフィールド・オートメーション(戦場自動化)」を進めているが、従来の戦争の形態が一変するようになっている。
 オバマ政権がドローンをいっそう活用しているが、アメリカから安楽椅子に座って遠隔操縦するドローンが、中東のシリア、リビア、イエメンの目標を攻撃している。そのために、「エアウォア」が「チェアウォア」になったと、揶揄されている。

 野党は自衛隊が38歩兵銃を手にして、閧(とき)の声をあげて突撃する姿を、描いているにちがいない。
 それにしても、163年前にペリーが黒船を率いて江戸湾にやってきた時に、もし浦賀の海岸に「日本は戦争をしないと誓った国」という幟を立てて迎えたとしたら、日本はアメリカによってすぐさま支配されて、後にアメリカがフィリピンを奪った時のように、抵抗した数十万人か、数百万人の国民が虐殺されていたことだろう。
 120年前の日清戦争、110年前の日露戦争に当たって、「戦争をしない国」と寝言をいっていたとしたら、日本が中国のチベット、ウィグル、南モンゴルになったか、ロシアの支配を受けていたにちがいない。
 反対を叫ぶ男女は、日本の幕末からの古難の歴史を、まったく学んでいないのだ。

 憲法学者が集団的自衛権の行使が、憲法に違反するというが、自衛隊が合憲だと認めながら、安保関連法案が違憲だと主張するのは、矛盾していると思わないのだろうか。



安倍首相・訪中見送る

2015年08月24日 | 政治・外交
南シナ海や尖閣で軍拡示威を繰り返す中共の軍事パレードに参加するか否か。
その際に意見交換をしたい気持もわかるが、軍事パレードをどんな気持で眺めるのか。
庶民には想像できないが、欧米に足並みをそろえるとのこと、無難な決定。
首相、9月初旬の訪中見送り 軍事パレードに抵抗感 欧米と歩調 産経015.8.24 05:00更新
http://www.sankei.com/politics/news/150824/plt1508240005-n1.html

 安倍晋三首相は23日、9月上旬に検討していた中国訪問を見送る意向を固めた。複数の政府関係者が明らかにした。中国政府は、9月3日の「抗日戦争勝利記念日」の行事にあわせた訪中を要請していたが、欧米諸国には、軍拡を進める中国の人民解放軍を観閲することに対する抵抗感が根強く、首相もこれに足並みをそろえることにした。

 9月上旬には、安全保障関連法案の参院審議が大詰めを迎えることが予想され、首相の訪中見送りは国会対応を優先させる意味合いもある。

 抗日戦争勝利記念日の行事をめぐっては、ロシアのプーチン大統領が出席する意向を示している。韓国の朴槿恵大統領も訪中し、3日の行事に出席すると発表しているが、天安門前での軍事パレードを観閲するかは明らかにしていない。

 安倍首相は、軍事パレードへの出席は辞退する考えを中国側に伝達し、3日の前後なら訪中する用意があることも伝えていた。しかし、「米国などと歩調を合わせるべきだ」と判断し、この時期の訪中そのものを見送ることにした。

 ただ、首相も習近平国家主席と早期に会談し、中国による東シナ海のガス田開発や尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での領海侵犯など山積する課題について意見交換したい考え。政府は、11月にフィリピンで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合や、年内開催で調整している日中韓首脳会談の際の直接会談を検討している。


西村眞悟の時事通信 平成27年8月24日(月)
http://www.n-shingo.com/

八月二十三日前後に思ったこと

(1)報道に、安倍総理が九月三日の、中共の主席、習近平が仕掛けて世界各国首脳に招待状を   送っている
対日戦勝記念軍事パレード に出席しないことを決めたとある。

この報道に接して思ったこと。
何!!  今まで欠席と決めていなかったのか!

(2)市場自壊のなかでの天津の大爆発
明瞭なのは、滅茶苦茶だということだけで、 どういう物質が大爆発を起こしたのか、死者は何人なのか、被害がどこまで及んでいるのが、 爆発原因は何か、ある政治勢力の陰謀によるのか、等々、 総て隠蔽されている。

こんな国が、世界中の国々の首脳を集めて「対日戦勝軍事パレード」をする。
エジプトのサダト大統領は、軍事パレードを観閲していて、 彼の前を行進した兵士によって射殺された。 日本が各国に造っている在外公館は、 世界各国首脳に、何となく、このサダトの例を想い出させて、 北京に行ったとしても習近平に近寄っては危険だと思わせたらよかろう。 習近平は、ひとりポツンと大軍事パレードやらを観ることになる。
之、よき標的である。之を、馬鹿を見るという。

(3)天津の爆発で想い出すもの
1. 満州某重大事件、即ち、張作霖爆殺事件(昭和三年)
これは、日本の関東軍がしたと言われてきたが、それも、彼ら(支那)の嘘だった。
犯人はコミンテルンである。
2. 天安門事件前に、黒竜江省など各地で鉄道の爆破と列車転覆が起こり、 上海郊外で高知学芸高校の修学旅行生と教員が列車衝突に巻き込まれ二十数名が死亡した。

以上、支那では、政情不安の時に「爆発」が起こり、実相が明らかにならずに隠蔽される。
そして、現在も政情不安である。

(4)朝鮮半島では、南北朝鮮がいがみ合っている。
南は、三十八度線の非武装地帯で北が仕掛けた地雷で韓国兵二人が重傷を負ったことに抗議し、 北に向かって巨大なマイクで「反北放送」を開始した。
北は、その「反北放送」を止めなっければ、戦闘状態にはいると脅迫し、実質上動員令を出した。
その上で、北と南は、二十三日の晩は寝ずに二十時間にわたって「衝突回避」の交渉を続けている。
南北の自力での交渉妥結は不可能。
北も南も皆朝鮮である。
ともに、中共及びアメリカに対して自己をアピールするのであるが、 自ら事態を解決すること、即ち、自己統治能力に欠ける。
それ故、朝鮮は、 二十世紀前半まで、千年以上にわたって支那に統治されて疲弊の極みに達し、 それから我が国が三十六年間統治して疲弊を収めて朝鮮近代化の基礎を創った。

ところが、七十年前から、 北朝鮮は、ソ連、中共とともに共産主義体制に入って昔の疲弊した半島に戻った。
南朝鮮(韓国)は、アメリカ、日本とともに歩んできて繁栄したが、 現在、「反日」を外交の武器として使って中共に接近している。

従って、支那から観れば、 南北合わせた朝鮮半島が昔ながらの属国(勢力圏)に見えてくる。
よって、現在、朝鮮半島は、大陸勢力から観れば自分の勢力圏に見えるという 昔と同じ状況が繰り返されつつある。
これ即ち、朝鮮半島は、 日清戦争前夜、日露戦争前夜の危険な状況ではないか。

そして、この状況は、九月三日の習近平の「対日勝利軍事パレード」まで確実に続く。
少々のドンパチは、大いにありうる。
その時、世界は分かる。
何が、七十年前の、反ファシズム、反軍国主義勝利のパレードか、 現在において撲滅すべきは、 パレードをしている中国共産党よ、お前自身ではないか!

北朝鮮と中共の共産党独裁体制における冷酷残虐な軍事優先主義こそ、 現在の撲滅すべき人類の惨害ではないか。
北朝鮮のぶくぶく肥った三代目の兄ちゃん、やれ、やれ、金体制崩壊まで、もっとやれ!

(5)陸上自衛隊による富士総合軍事(火力)演習(二十三日)に関して言っておく
この演習は、何のためにするのか。
国民にコンバットゲームを楽しんでもらう為か。
そうではないだろう!
我が国を取り巻く内外の厳しい情勢の中で、 自衛隊が祖国を守るために如何なる訓練を日常積み重ね、 如何なる実力を保持するに至っているのか、 納税者である国民に知ってもらい 国民に国家防衛の熱意をもってもらうためである。
そうであるならば、何故、演習場に国旗が全く無いのか!
何たる手落ちであるか!

自衛隊員は、ことに臨んでは危険を顧みず職務を遂行すると誓った者達である。
彼らは、国を守るために国旗の下で戦い職務を遂行する訓練を積んできたのではないのか。
そして、国民が観閲官とともに、その訓練の成果を観る。
これが火力演習の目的ではないのか。

故に、 自衛隊員と国民が命にかえて守るべき国家の象徴である国旗「日の丸」を演習場に掲げ、 全員が、その国旗に向かって国歌「君が代」を斉唱して、 演習を開始すべきである!

防衛大臣と幕僚、しっかりしろ!
もっと、国家と名誉を重んじろ!
日の丸の下に演習を展示しろ!
今の状態では、 お国の為に、くたくたになって日々訓練を積み重ねている 自衛隊員が、 可哀想ではないか、可哀想ではないか・・・!

お問い合わせ:西村眞悟事務所
TEL:072-277-4140 E-mail:sakaioffice@n-shingo.com
http://www.n-shingo.com/
確かになぁ、国会の議員諸氏もクールビズとやらでノーネクタイで営業する姿は緊張感がない。


西村眞悟氏「八月十五日が過ぎて・・」

2015年08月23日 | 歴史
メルマガ「西村眞悟の時事通信」より
西村眞悟の時事通信 平成27年8月22日(土)
http://www.n-shingo.com/jiji/?page=1128

八月十五日が過ぎて、あらためて平和を願え

喉元過ぎれば熱さ忘れる、と言われるが、 その「喉元」を「八月十五日」に置き換えれば、 日本の世相、つまり、マスコミとそれに乗る面々の軽佻浮薄ぶりがしみじみ分かる。
今年も八月に入れば、マスコミで連日、 「戦争の悲惨さと平和の尊さ」の証拠写真・証拠映像そして生き証人の体験談の特集番組が放映される。

広島と長崎の原爆忌の集会においては、 そこの市長が挨拶で、現在国会で継続中の安全保障に関する法案への反対意思を表明していた。
さらに、安倍総理の挨拶に対する「野次」があったようである。
では、この集会は何だ。
戦没者慰霊の集会か、 それとも反戦平和の反政府集会か。

そして、八月十五日が過ぎれば、 皆、付いていた狐が落ちたようにケロリとしている、と感じるのは小生だけだろうか。
つまり、「真の平和」を確保する為に何をすべきか!
この肝心要の決断を回避する為に、八月十五日が過ぎればケロリとしているのだ。

これでは、八月十五日までのマスコミの特集と各種行事は、 慰霊と平和を願うものではなく、 慰霊と平和を願うという口実のもとに盛り上がる「政治運動」ではないか。

一九七七年(昭和五十二年)九月、 欧州NATO諸国で、「反核運動」・「反ミサイル運動」が大勢の参加者を吸収して巻き起こった。
この時、西ドイツのシュミット首相を中心として、NATOは、 ソビエトがNATOに向けて実戦配備した中距離核弾頭ミサイルSS20に対抗して、 同じく中距離核弾頭ミサイルであるパーシング2を導入して、 ソビエトと「相互確証破壊の体制」を構築し、 ソビエトのSS20を抑止しようとしていた。

このNATOの動きに対して、巻き起こった大規模な欧州の反核・反ミサイル市民運動は、 ヒロシマ・ナガサキが体験した核の悲惨さを強調し、ヨーロッパの平和を維持する為に NATOのパーシング2配備を阻止しようとしたのである。

結局、NATOは、ソビエトのSS20に対抗してパーシング2を導入し、 その上で、ソビエトに対して、強烈な軍縮交渉を迫ったのだ。 その結果、ソビエトはSS20をヨーロッパ方面から撤去し、 ヨーロッパの核の脅威は除去された。

そこで言っておく。
ソビエト崩壊後に何が分かったのか?
それは、 あの時のパーシング2導入に反対してヨーロッパで巻き起こった反核・反ミサイル運動は、 実は、ソビエトがパーシング2導入を阻止する為に仕組んだものであった、ということだ!

同時期、我が国の原水爆禁止運動は、 ソビエトや中共の核兵器は非難せず、ただアメリカの核だけを非難していた。
そしてその当時、我が国は「スパイ天国」とソビエトのスパイから言われていたのである。
我が国も、NATO諸国に対する工作と同じ工作をソビエトから受けていないと誰が言えるのか。
ソビエトからの工作を受けた本人だけが否定するだけだろう。

そして、言う。
本年の八月十五日までのご存知のマスコミのキャンペーンも、終わってみれば、 現在参議院で審議中の安保法案に対する、 反憲法的・反平和的だという否定的な「政治的効果」を生み出しているのが明らかになっている。
それで喜ぶのは何処か!
一九七七年のヨーロッパで喜んだのはソビエトだった。
二〇一五年のアジアで喜ぶのは、中共ではないか!

さあ、八月十五日までのいつものキャンペーンも終わった。
従って、平和を確保し、これから戦争の悲惨を体験しないようにする具体的な方策を見詰めよう。
一九七七年、NATO(西ドイツのシュミット首相)は、 如何にしてソビエトの核の脅威を除去したのか。
それは、既に書いたように、ソビエトのSS20に対してパーシング2を導入し、 その上で、ソビエトに軍縮交渉を仕掛けたからだ。

その結果、ソビエトはSS20をヨーロッパから撤去した。
仮にシュミットが、反核・反ミサイル運動に参加して、ともに手をつないでデモをしておれば、 絶対に、ソビエトはSS20を撤去しなかったであろう。
反対に「我か勝てり」と喜んだはずだ。
このシュミットのパーシング2導入の決断は、古来からの鉄則の有効性を実証している。
その鉄則とは、 「平和を願うなら、戦争に備えよ」 である。

同志、諸兄姉!
平和を願うなら、戦争に備えよう!
断じて、中共を喜ばすな!
※パーシング2の「2」はローマ数字ですが、配信ソフトの都合上アラビア数字にしています。

八月十五日から始まった戦争がある

前回に続いて、八月十五日に関して書く。
我が国のマスコミの「戦争特集」という行事は、八月十五日で終わる。
そして後は忘れたようになる。
しかし、現実には、その日から、また戦争が始まっていた。
その戦争は、軍服ではなく礼服を着た戦争であった。
その主役である 昭和天皇と外務大臣重光葵に関して記しておきたい。

サイパンが陥落し本土への爆撃が予想されるようになった昭和十九年八月二十九日から 敗戦後の二十一年まで侍従長を務めた明治十三年生まれの藤田尚徳海軍大将は、 その間の陛下のお姿を次のように書いている。

「そこに発見したものは、上御一人の立場にたたされた陛下が、 戦争の終結と平和の回復のためにつくされた超人的な努力である。
国の存亡をかけた動乱の舞台に、ただお一人出通して楽屋へ下ることも許されず、 その間に陛下がひたすら念じられていたことは、勝利とか敗戦とかを越えた、 人間同志の信頼と、そこから生まれる平和の世界に、いかにしたら戻れるかという祈りである。」

「苦しみがあってもうったえるべき人のいない天皇、 グチのやり場もないのが日本の天皇の姿であった。
陛下は発言したくても、その意見を公になさることはなかったわけで、 戦争の責任についても、もちろん一言もお述べになったことはない。
ただマッカーサー元帥に対して、『一切の責任を自分で負う』と表明されただけであった。」

「昭和天皇実録」を概観すると、 藤田侍従長の言うとおり、昭和天皇の日常は超人的である
。 そのなかで、印象に残るのは、外地に展開する陸海軍の積極的作戦行動を中止させるためのご努力である。
八月十五日に、天皇は、辞表を提出した鈴木貫太郎総理に代わる首班を選ぶ作業を開始しつつ、 大元帥として、大陸命と大海令を発せられて外地に展開する陸海軍の作戦中止の命令を発し、 翌十六日には、皇族を宮中に呼び、各々、支那方面、関東軍方面および南方方面に赴いて各軍に停戦の聖旨を伝達をするように命じ、翌十七日に「陸海軍人に対する勅語」を発せられた。

また、天皇は、 外務大臣重光葵と参謀総長梅津美治郎に、 九月二日のアメリカ戦艦ミズーリ号での降伏文書調印を命ぜられるのであるが、 調印の前日に二人を呼んで、意に沿わぬ務めと思うが、国のために行ってくれと労っておられる。

外務大臣重光葵は、毎朝、教育勅語を朗読する人物であった。
昭和七年の天長節を上海で迎えた重光葵は、演壇で国歌君が代を歌っているときに爆弾を投げ込まれた。
その時重光は爆弾が投げられたのは分かっていた。
しかし、国歌斉唱中であったので動くのは不敬であると考え動かなかった。
そして、右足を付け根から吹き飛ばされて失った。
また、昭和十八年十一月、東条内閣の外務大臣であった重光は、 東京で大東亜会議を開催し「大東亜共同宣言」を発出している。
重光には、諸民族の共存共栄と人種差別撤廃を謳った「大東亜共同宣言」こそ、 白人だけの自由を謳っただけで、白人に支配されるアジア・アフリカの有色人種を顧みない「大西洋憲章」に遙かに優るものとも強烈な自負があった。
重光は、八月二十八日、伊勢に赴き、禊ぎをしてから、伊勢神宮に参拝し、一心に祈った。

「我が国を造りましたる大神に 心をこめて我は祈りぬ」

このような男である重光が、九月二日早朝に天皇から送られた義足をつけて横須賀沖に停泊するアメリカ軍艦ミズーリ号に向かったのである。
ミズーリ号は、八十九年前の嘉永六年、 ペリー艦隊の旗艦であるサスケハナが投錨していた同じ地点に投錨していた。
そして、その艦橋にはサスケハナが掲げていた同じ星条旗が掲げられていた。

午前九時半に、降伏文章調印を終えて帰路につくと、 同じ二日、連合軍総司令官マッカーサーは、日本国政府を介さずに直接次の三つの布告をしてきた。
一つ目は、連合軍総司令官の直接命令によって動くこと、
二つ目は、日本の裁判所を廃止してアメリカ軍の軍事法廷によること、
三つ目は、日本の通貨を廃止してアメリカの軍票によること。
要するに、マッカーサーは、我が国に軍政を施こうとしたのだ。

この三つの布告をみた重光葵は、午前中に、直接、横浜のニューグランドホテルに乗り込み、そこに滞在するマッカーサーに面会を求め、直談判の上、 我が国に直接軍政を敷くのは降伏文書に違反する。
我が国は、ドイツのように政府がなくなったのではない、我が国の政府は機能している、 我が国は、無条件降伏をしたのではない。
よって、三つの布告を撤廃されたし、と要求した。
九月五日、マッカーサーは、三つの布告を撤廃した。
まさに、重光葵の「礼服を着た戦闘」であった。

以上、八月十五日から始まった新たな戦いの、始まりのほんの一部を書かせていただいた。
この戦いの帰趨が、七十年たった現在のところ、「敗北」という判定をされても文句は言えない。
東京裁判史観の定着や村山富市談話などが「敗北」の証であろう。
しかし、マスコミの表層だけで判定できないのが我が日本である。
明治天皇が謳われたように、
「敷島の大和心のををしさは ことあるときそあらわれにける」
であるからだ。
しかも、「ことあるとき」は近づいている。
日本を信じよう。



処暑

2015年08月23日 | 日常・身辺
23日は二十四節気の「処暑」、この頃から暑さも後退するという。
ベランダに飛来する蝉も少なくなった。


近所の土手ではテッポウユリが満開だ。
先日、雨の合間に撮ったので雫がついている。











夕日








朝鮮半島・睨み合い

2015年08月22日 | 世相
朝鮮戦争(1950-1953)を再開する事はないと思われるが、 あの国民性、油断は出来ない。
金第1書記、前線部隊に「戦時状態」の命令 2015.08.21 Fri posted at 11:28 JST
http://www.cnn.co.jp/world/35069211.html?tag=top;topStories

(CNN) 朝鮮中央通信は21日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記が南北間の砲撃の事態を受け、前線に展開した部隊に対し「戦時状態」に入るよう命令を発したと報じた。
朝鮮半島情勢が悪化する中、韓国と北朝鮮は20日、互いに軍事境界線越しの砲撃を実施。韓国国防省当局者はCNNに対し、北朝鮮側の砲撃への対抗措置として同日、同国の攻撃開始場所に数十発の砲撃を浴びせたと述べた。

南北関係は最近、非武装地帯の韓国側で地雷が爆発し、韓国軍兵士2人が重傷を負う事件が起き、緊張が高まっている。韓国側はこの事件発生後、拡声器を使ったプロパガンダ放送を再開。北朝鮮はこれを「直接的な宣戦布告行為」と非難し、同様の拡声器放送に改めて踏み切るとともに、 拡声器の破壊を示唆する警告を発していた。

韓国大統領、軍服姿で「挑発容認しない」 北朝鮮は戦時態勢に
2015年08月21日 20:41 発信地:ソウル/韓国
http://www.afpbb.com/articles/-/3058028?ctm_campaign=topstory

【8月21日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記が朝鮮人民軍(KPA)の前線部隊に戦時態勢をとるよう命じたことを受け、韓国軍の合同参謀本部(Joint Chiefs of Staff、JCS)は21日、「無謀な行動」をしないよう朝鮮人民軍に要求した。

 韓国のテレビでは、朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領が軍服を着てソウル(Seoul)郊外で軍指揮官らに指示を与える様子が放映された。「北朝鮮によるいかなる挑発行為も容認しない」と朴大統領は語った。

 米政府は北朝鮮に、これ以上の事態の深刻化を避けるよう要求。米国防総省は同盟国である韓国の防衛に断固とした決意で臨む方針に変わりはないと強調した。(c)AFP/Park Chan-Kyong

北朝鮮、韓国に砲撃 48時間以内のスピーカー撤去を要求
2015年08月20日 21:03 発信地:ソウル/韓国
http://www.afpbb.com/articles/-/3057876

【8月20日 AFP】(一部更新、写真追加)韓国は20日、北朝鮮からロケット弾による砲撃があったとして、報復として北朝鮮側に数十発の砲弾を撃ち込んだ。韓国国防省が明らかにした。
 韓国国防省報道官によると、韓国は現地時間午後4時(日本時間同)の少し前、北朝鮮側から軍事境界線西側地域に沿って発射されたロケット弾の軌道を検知した。
 国防省は声明で「韓国軍は対応として、北朝鮮がロケット砲を発射した地点へ155ミリ弾数十発を発射した」と述べ、「軍がいつでも出動できるようにし、北朝鮮軍の動きを注意深く監視している」と述べた。
 韓国軍の報道官はAFPに「こちら(韓国)側に着弾したが、軍事目標は被弾しなかった」と述べ、負傷者や損害は出ていないとみられると付け加えた。

 ソウル(Seoul)の北約60キロに位置する漣川(Yeoncheon)郡の当局者はAFPに、軍事境界線沿いの複数の村落の住民に、避難所への避難命令が出されたと語った。
 今月上旬に韓国軍兵士2人が地雷に触れて重傷を負い韓国が北朝鮮を非難したことを受け、韓国と北朝鮮の間の緊張は高まっていた。

 また北朝鮮は米韓合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン(Ulchi Freedom Guardian)」の中止を求めていたが米韓はこれを拒否し、北朝鮮は報復攻撃すると脅していた。核武装した北朝鮮による侵略を想定した同演習は今月17日に予定通り開始された。
 北朝鮮が韓国を直接攻撃したのは、韓国の民間人2人と兵士2人が死亡した2010年11月の延坪島(Yeonpyeong-do)砲撃事件以来。北朝鮮と韓国が直接相手側の領域に砲弾を撃ち合うのは極めてまれ。その理由を専門家らは、事態が急激に破滅的な段階にまでエスカレートする恐れがあることを双方が認識しているからだと説明している。

■48時間以内のスピーカー撤去を要求
 韓国国防省によると、北朝鮮は攻撃に続き、韓国側のプロパガンダを軍事境界線を越えて北朝鮮側に大音量で流しているスピーカーを48時間以内に撤去しなければさらなる軍事的措置を取るとする朝鮮人民軍(Korean People's Army、KPA)のメッセージを軍事ホットラインを通じて韓国側に伝えた。メッセージは48時間の期限は22日午後5時(日本時間同)に到来するとしている。(c)AFP



天津爆発-3

2015年08月21日 | 世相
深刻度が増す天津爆発。
高濃度のシアン化合物や神経ガスが検出されたという。
神経ガスは製造していたのか、爆発で自然発生したのか。
住宅1万7000棟、企業170社以上に及び、約3000台の車が破壊という被害も爆撃に遭ったような凄まじさだ。
経営幹部に対する捜査も始まったようだ。
天津爆発 深刻な環境汚染 2015/08/21 15:48 大紀元
http://www.epochtimes.jp/2015/08/24392.html

 中国天津市の大規模爆発がもたらす環境汚染はたいへん深刻であることが浮き彫りになった。政府系メディアは、現場周辺から高濃度の神経ガスやシアン化ナトリウムが検出されたと報道している。また20日から、付近の河川敷で魚の死骸の大群が発見され、ネットでその現場写真が掲載された。

写真:爆発現場から5キロ離れた河川で魚大量死

 魚大量死の場所は、爆発地点から5~6キロ離れた、中国北部最大級の川「海河」への合流口である。中国メディアの取材に対し、付近の住民らは「このような事態はいままで一度もなかった」と話した。

 このことについて、天津市環境検測センターの幹部は20日の記者会見で「原因を調査中」「海河の水を常時検測している、いまは安全基準の範囲内だ」と答えた。
 当局は「汚染水は爆発現場に封じ込めている」としているが、政府系メディアは深刻な汚染が起きていると相次ぎ報道している。
 国営中央テレビ(CCTV)は19日までに、北京公安消防総隊幹部の話として、爆発現場の空気中から高濃度の神経ガスと猛毒のシアン化ナトリウムが検出されたと伝え、「倉庫に保管されていた危険な化学製品の種類と量はともに想像を超えており、全容を把握できていない。予想できない危険はまだ沢山ある」と報じた。

 中国共産党関連組織「共青団」の公式サイト「青年網」は20日、爆心地に出現した巨大な穴に溜まった液体から、安全基準の800倍のシアン化ナトリウムが検出された、と伝えた。
 爆発後にはじめて雨が降った18日、市内の路上や川には「粘性が強く、なかなか消えない」泡が大量発生した。シアン化ナトリウムが水と化学反応を起こしたとみられる。

 一方、爆発直後から、現地政府各方面からは「安全論」が出ていた。発生翌日、天津市環境保護当局は現場5カ所の観測結果として、「大気には異常なし」と発表。その後、市環境保護局の複数の幹部や副市長は続けて、土壌、水中、大気中のシアン化ナトリウムの濃度は「ほぼ正常」と宣言していた。
(翻訳編集・叶子)


基準の数百倍、天津爆発現場から有毒物質 魚の大量死で不安も 2015.08.21 Fri posted at 12:10 JST CNN
http://www.cnn.co.jp/world/35069221.html

写真:爆発現場付近の水をくみ取る作業者

(CNN) 中国の天津で起きた大規模な爆発で、当局は20日、現場から安全基準の数百倍もの有毒な化学物質が検出されたことを明らかにした。現場近くの川では死んだ魚が大量に浮いているのが見つかり、当局が爆発との関連を調べている。

環境保護当局によると、現場の水を検査した結果、高濃度のシアン化ナトリウムが8カ所で検出された。シアン化ナトリウムは致死性が高く極めて危険な化学物質。1カ所では濃度が安全基準の356倍に達していた。
汚染水があるのは爆発現場周辺の警戒区域内に限られていると当局は強調。市当局も、爆発圏外の大気や水の品質は通常の範囲内と説明している。

しかし周辺の住民は、環境や健康への長期的な影響について不安を募らせている。天津市内を流れる川で大量の死んだ魚が見つかったことも不安に追い打ちをかけた。
国営新華社通信は、死んだ魚が見つかった地点から採取した水の検査では、有害なレベルのシアン化物は検出されなかったと報道。これに先立ち天津環境監視当局は、魚の大量死にはさまざまな原因が考えられると述べ、検証を進めていることを明らかにした。

国営メディアによれば、12日に爆発を起こした倉庫には、毒性の高い化学物質700トン以上が保管されていた。この爆発では少なくとも114人が死亡し、69人が依然として行方不明になっている。
被害は住宅1万7000棟、企業170社以上に及び、約3000台の車が破壊された。自宅が損壊した数千人あまりの住民は、近くの学校や集合住宅に避難している。

共産党の機関紙、人民日報は、現場では除去作業が進んでおり、20日までにシアン化ナトリウムの約20%が除去されたと伝えた。

天津爆発 「倉庫所有会社のウラに最高指導部高官」 2015/08/21 15:17 大紀元
http://www.epochtimes.jp/2015/08/24390.html

 中国天津での大規模爆発に関して、現場の危険物倉庫を保有する企業をバックアップしているのは最高指導部高官だという情報が後を絶たない。こうした中、公安部主導の調査チームが18日に結成され、検察側も捜査に乗り出した。中国では、異例ともいえる厳重な捜査態勢である。

 発生後、中国当局は倉庫を保有する「瑞海公司」の経営陣10人を拘束した。一方、「彼らは会社登記簿上のみせかけの人物に過ぎず、本当の黒幕は最高指導部メンバーだ」との情報が、国内のインターネット上に相次いで投稿されている。

 国営新華社通信が拘束中のメンバーのうち5人を取材し、経営陣をめぐる複雑な人間関係について19日に報道した。それぞれ55%と45%の株を保有する2人は名義貸しの株主だと主張しており、実質株主と認めた別の2人は、天津港公安局元局長の息子と、一般家庭出身で会社社長という41歳の男性。近所の住民の話では、男性一族はそれほど裕福ではないという。各自の人脈を駆使して会社を設立できたと説明した同2人だが、疑惑は深まる一方だ。ネット上では「なぜ名義貸しの必要があるのか」「闇はもっと深い、最後まで追及すれば大トラにたどり着くか」とユーザーたちは納得していないようだ。

 倉庫は、国の重要工業開発区である天津市浜海新区、天津港の中心に位置する。天津市政府機関の元幹部で、中国と天津市の政治に詳しい張煒氏(英国ケンブリッジ大学経済学部の講師)は英BBCの取材で、「これほど低いクラスの幹部が、このような重要な地区に、しかも住宅地に密接する場所で危険物倉庫の経営許可を得るのは至難だ」と指摘し、最高指導部高官の黒幕説は否めないと述べた。

 香港紙「蘋果日報」が掲載した北京在住の学者・章立凡氏は「中国特有の政治的事情から、これほど危険性の高いプロジェクトに、一般人は関われるはずがない。強い政治的権力が裏で動いているのは確実だ」と記した。

 米華字ニュースサイト・博訊網は匿名情報筋の話として、同社の実質的な総責任者は張高麗副首相の親戚であると報じた。
 爆発発生後、18日までの8回の記者会見で、天津市政府は記者の質問攻めに対し、同社の実質的経営者の正体を一向に明かしていない。

 政府筋の発表では、同倉庫で猛毒のシアン化ナトリウム700トンを保管、2回目の爆発の威力はTNT火薬21トン相当、19日までの死者は114人となった。ネット上では実際の死者数は数千人に上るとする書き込みが多く見られる。

 18日、公安部主導の事故原因調査チームが結成され、中国最高人民検察院も捜査を開始すると発表した。従来の慣例では、重大事故の調査は公安部ではなく、国家安全生産監督管理総局が主導で、検察も調査結果が出てからはじめて介入する。今回の対応は、中国国内では極めて異例だ。
(翻訳編集・叶子)



白鷺ボルネオ会慰霊祭

2015年08月20日 | 日常・身辺
8月11日(火)、亡父が所属していた白鷺ボルネオ会の合同慰霊祭が高砂市荒井神社で齋行された。
かつては盛大に行われていた戦友会も、今や参加者は2,3世が30名ほどであった。
戦後七十周年が経過し、この慰霊祭も今回で一区切りされることになった。
来年以降は荒井神社様で例大祭として8月11日山の日に祭祀が行われる。





神戸新聞が取材に来ていた。
姫路の連隊から出征、戦没者慰霊祭 参列者減少で一区切り
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201508/0008295702.shtml

写真:祈りをささげた後、記念撮影に臨む参列者たち=高砂市荒井町千鳥

 太平洋戦争末期、兵庫・姫路の39連隊から東南アジアのボルネオ島に出征した元陸軍独立歩兵第367大隊の隊員や遺族でつくる「白鷺ボルネオ会」による戦没者慰霊祭が11日、高砂市の荒井神社であり、約30人が祈りをささげた。45年前に始まり、遺族らの交流の場だったが、参列者は年々減り、個別に案内を出すのは今年で最後にした。同神社は「慰霊は続けるので、足を運んでほしい」と話している。
・・・・
(井上太郎)



天津爆発-2

2015年08月18日 | 世相
天津爆発は事故ではなく、故意だという説。
習近平の腐敗撲滅に追い詰められた江沢民一派の仕業という。
天津爆発の黒幕? 習主席が江沢民を軟禁か  大紀元 2015/08/18 09:29
http://www.epochtimes.jp/2015/08/24376.html

 天津市浜海新区で起きた一連の爆発事故で、地元当局は16日、死者数112人、行方不明者は95人に上ったと発表した。事故原因は不明のままで様々な推測が広がるなか、大紀元中国語版は15日、北京指導部に近い情報筋の話として、天津の爆発が原因で、習近平・国家主席は早手回しに江沢民・元国家主席及び息子の江綿恒氏を軟禁したと報じた。

 報道によると、今回の爆発は、江沢民派が習政権との権力闘争の敗北に追われて仕出かした致命的な猛攻撃だったという。爆発の報告を受けた習主席は、二日連続で徹夜して対抗措置を講じた。その結果、一時的に江沢民と息子の身柄を押さえ、同時に、江沢民グループの中心人物、曾慶紅・元国家副主席を自宅に軟禁した。

 習主席はもともと、今年後半に経済と株式市場の問題を先に解決し、「最後のトラ」である江沢民に対して「徐々に攻めていく手法」を踏襲して措置を遅らせるつもりだった。しかし、習主席は爆発事故を機に、やむを得ず最後の切り札を出したという。

 習近平政権は発足以来、経済運営において、天津市を2015年自由貿易試験区の設立や京津冀(北京・天津・河北省)一体化プロジェクトという2大国家戦略の都市に昇格させ、経済成長に大きな期待を寄せている。今回の爆発事故による詳しい被害状況は明らかにされていないが、中国経済への深刻な影響も懸念されている。

天津の爆発、証拠隠滅のためか

 米華字ニュースサイト・博訊網は14日、匿名情報筋の話として、天津の爆発は「起爆装置を仕掛けたトラックで危険物倉庫を発火・爆発させた」と伝えた。つまり、当日の夜遅く、当直スタッフの油断に乗じ、仕掛け人らは仕掛けたトラックを倉庫の近くに停めて速やかに現場を去り、約10分後にトラックが爆発したという。

 「その狙いは証拠隠滅だ」「当初、党幹部らは北戴河会議を終えて津冀(天津・河北省)の都市間鉄道を爆破する暗殺計画を立てたが、情報漏れのため失敗に終わった。党幹部らが突然日程を変更したことで、在庫物の焼却処分を余儀なくされた」(同情報筋)

 倉庫には大量の軍民両用化学品が保管されていた。硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、シアン化ナトリウム、トルエンなどの原料および大量の完成品や半製品だ。これらの化学製品の保管期間は今年の後半までとなっていたという。

 中国共産党の元最高幹部ら「長老」や現役指導部は例年、8月上旬ごろには河北省の北戴河に集まって非公式の「北戴河会議」を開き、重要政策や人事を協議する。会議後、党幹部らは通常、北戴河に近い天津市に寄り、視察や談話の形で外部に会議の概要情報を発信していた。

 香港政論誌『動向』7月号によると、今年は、例年の北戴河会議を開く可能性は低いが、秘匿性の高いハイレベルな会合を天津市の浜海新区で開く可能性があるという。浜海新区はまさに今回の爆発の事故現場だ。

江派メンバー、張高麗副首相が関与か

 博訊網によると、爆発が起きた倉庫を有する「瑞海公司」の実質的な総責任者は中国共産党・序列7位の張高麗副首相の親戚で、中国の政界に影響力を振るうだけでなく、軍部にも密接な関係を持っているという。

 張高麗は江沢民から厚い信頼を受け、江の力強い推薦によって党中央政治局常務委員に選出され、最高指導部入りを果たした。それまでに、6年間にわたって天津市のトップを務めていた。

 中国国内のみならず世界にも衝撃を与えた天津の大規模な爆発事故は、いったいただの偶発的な事故か、それとも権力争い絡みの陰謀なのか、真相の解明には今後の動静が注目される。
(翻訳編集・王君宜)

■習近平の虎退治 ブロゴス 2014年07月30日 07:58
「習近平の虎退治」―周永康 失脚
http://blogos.com/article/91530/